中古ビルをフルリノベーションして都心に住んでいるRC4taniです。事務所ビルの内装を完全にスケルトン状態にした上で住宅(居宅)に用途変更しました。
本日は3階の寝室に隣接するトイレを造作する際に、その手前に設置した小さな洗面所(造作)のある間取りついてのお話です。
造作洗面台を作ることになった経緯、費用、サイズ、デザインを説明します。
この小さな洗面所、リクシルのインテリアモザイク『ムージャン』を採用しており、幅狭ながらも、かわいく まとまっていると思います。
娘たちも好んで使ってくれています!
リノベーションのアイデア出しは当方が妻より頑張ったと自負していますが、この3階の洗面所だけは妻がラフなデザインを書いたところから始まりました。
目次
都心で4LDKを探したところ新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古ビルをリノベーションして住むことを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果(見積評価表)、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。中古住宅ローン(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、3ヵ月目が終わろうとしています。
1.2つ目のトイレを3階に設置
本日は3階トイレの話をさせて頂きます。当家は地下1階から地上4階建ての延床面積52坪(約170m2)の中古ビルを東京ガスリモデリングにフルリノベーションして頂いた物件です。
]リノベーション後の各階の構成(間取り)は次の通りとなっております。3階、4階は将来、2つに分割する予定ですが、まだ子供が小さいこともあり、「リノベーション直後の間取り」のままで、2LDK+地下室となっています。
地下1階から地上4階までの5層構造となっています。家族構成が子供3人を含む5人家族なので、流石にトイレ1つでは不便です。リノベーションなので任意で好きな階にトイレを設置できるので、妻と話し合いした結果、1階と3階にトイレ・洗面所を設置する間取りにしました。
2.2つ目の造作洗面台を3階に設置
リノベーション前の3階は事務所となっていましたが、スケルトン状態にして17帖のスペースに寝室12帖、ウォークインクローゼット(WIC)2帖、押入1帖に加え、トイレと造作洗面所をねじ込むべくレイアウトを考えた次第です。
3.2つ目の洗面所の位置づけ
上で述べました通り17帖というスペースの中に当家としては“サブ”として設置する洗面所です。よって見栄など必要はなく、とにかく大きさは極力小さくということになりました。
住宅を建てた方はお分かりだと思いますが、住宅は様々な場所にお金が掛かってきます。当家もご多分に漏れず2つ目の洗面所のデザインを検討する頃は予算と積算金額の差に悩まされていました。よってはじめは、私は3階のサブ洗面所は1階のように造作洗面所ではなく、パナソニックやTOTOの既製の洗面所で良いだろうと考えていました。
4.サイズ制限とデザインと予算。そして小さな造作洗面所へ
ところが、東京ガスリモデリング担当者より次の3点指摘がありました。
【東京ガスリモデリングからの指摘事項】
- 間口750mmの既製品洗面台は入らない (´・ω・`)
- デザイン的には、造作洗面所の方が個性が出て良い
- 造作洗面所となっても、小さな洗面所は金額的に高いものではない
1の『間口750㎜は狭く既製品の洗面台が入らない』という点は仕方ありません。
リノベーションでの住宅作りなので、居室や押し入れを小さくすれば、洗面所スペースを広く確保することも可能ですが、極力避けたいところです。
2の『デザイン的にも造作洗面の方が個性が出て良い』という指摘はその通りです。しかし素人としては金銭面がやはり気になります。どうしても造作洗面所は金額が高くなると考えてしまうものです。
しかし東京ガスリモデリングの説明では、小さな造作洗面所であれば、木工工事をしている大工さんに頼めば簡単に作れてしまうとのこと。
また金額的にも洗面器や水栓はそれ程高額ではなく、洗面所そのものが小さければユニット式の既製品とほぼ同等の金額で造作洗面所が出来るため造作とさせて欲しいと説明がありました。ちなみに、上述TOTO既製品は定価は35万円です。50%引きで購入しても17万円はします。
洗面所を造作しても金額的に高くならないであればそれに越したことはありません。結果として、次の写真の造作洗面所が出来ました。
【SMTS-630/MUS-3】リフォーム向けタイル スマートモザイクシート [… |
5.造作洗面台デザインと利用部材
妻がデザインした通り、丸い楕円の鏡、洗面器の下には籠を置くことが出来るシンプルな棚を作って頂きました。
洗面所は、内寸で幅760mm、奥行1,200mm。奥行1,200mmのところには洗面所に出入りするドアが設置されますので、洗面所の奥行きは550mmとなっています。
部材 | メーカー | 型式 | 備考 |
---|---|---|---|
白いタイル (50mm角) |
リクシル | インテリアモザイクニュアンス IM-50P1 /NY1H |
|
壁面タイル | リクシル | インテリアモザイクムージャン IM-20P1/MUS7 |
丸みを帯びた形状とレトロなカラーでノスタルジックな空間となります。 |
洗面器 | サンワカンパニ | ハトリア社(イタリア)スクエア HTR0002 |
容量7.9リットル |
水栓 | サンワカンパニー | ベガ混合水栓 TA01039 |
|
ガラスシェルフ | (不明) | (不明) |
6.洗面台・洗面所リフォーム事例の価格帯
さて本日はモザイクタイルを貼った小さな造作洗面台についてお伝えしました。
女性が3人(妻・娘2人)がいるからというわけではありませんが、実際に住んでみて寝室そばに小さな洗面台とトイレを作って良かったと毎日幸せを感じています。
当家はリノベーションの一部として洗面台を造作しましたが、気になる一般的な洗面台・洗面所リフォームのお値段はというと、全国対応可能なNTTグループ系のリフォーム会社ホームプロが調べたところ中心価格帯は20~30万円、目安価格帯は10~40万円となっています。
この会社のホームページはリフォーム事例と価格や統計的な情報が多く掲載されていて具体的なイメージを持つことが出来るので、洗面台・洗面所リフォームをすべきか悩んでいる方はぜひ参考にされてみて下さい。結構、おすすめですよ。
7.終わりに
3面鏡のような機能性のある付属品は一切ありませんが、コンパクトでお洒落な造作洗面所が出来て満足してます。
3階の造作洗面所は、はじめから既製品しか念頭になかったので今回のリノベーションは非常に勉強になりました。提案頂いた東京ガスリモデリングのご担当者に感謝しております。
尚、お風呂がある1階はメインの洗面所は、朝のラッシュ時に混雑することが予想出来たので、幅200cmのダブルボウル洗面所としました。関連記事を紹介させて頂きます。
リフォーム、リノベーションを検討中の方がこのぺージに辿りついて少しでも参考になったと思って頂ければ幸いです。いつも最後までご一読ありがとうございました。(続く。次の記事『(151)スイッチ、コンセント、照明配線の成功例・失敗例(1階編)』へ)
スマホでは画像を指で左右にスワイプすると便利です(^^)/
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リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます