中古ビルを購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいるRC4taniです。
最近、在宅しているにもかかわらず、ドアホンの音が聞こえず宅急便を受け取れなかったことが多くなりました。
本日はインターホン(ドアホン)を増設した私の経験を説明します。悩むポイントは皆さん、ほぼ一緒なので丁寧に説明していきたいと思います。
- 新しくドアホンを購入したいが、配線工事をしたくない⇒配線工事一切不要のワイヤレス玄関子機が販売されています、解決可能。(⇒本記事内項目6.『【ワイヤレス玄関子機】インターホン後付け(ドアホン)配線工事不要』へ)
- 玄関外の様子をモニターしたい⇒テレビモニター付きのほとんどの機種に「モニター機能」があります、解決可能。
- 二世帯住宅を建てるがインターホンは親機2台必要なのか?⇒親機は1台でOKです(⇒本記事内項目8.『ドアホン親機2台。ドアホン・インターホンを世帯別に鳴り分け出来る商品(パナソニック)』へ)
- 洗濯物を干している時に宅急便の人が来たことに気付かなかった⇒ワイヤレス子機かワイヤレス親機の購入でベランダでも来客が分かります、解決可能
- 寝室や子供部屋にいてもドアホンの音を聞きたい⇒家中の部屋にワイヤレス子機を置くことで解決可能
- 介護をしています、どの部屋にいても要介護者からの呼び出しを受けるようにしたい⇒ワイヤレス子機があります、解決可能
- 3階建ての家を建てる予定だが、インターホンの無線距離は大丈夫なのだろうか?⇒RC造4階建ての私の家でも全く問題なくワイヤレス子機が使えています、心配ありません
結論としては、パナソニックのインターホン(親機と玄関子機のみ)を購入して、順次、必要に応じて無線式(ワイヤレス)の子機を増設(追加購入)することをお薦めします。
なお、最近、画期的なワイヤレス式玄関子機が販売開始されましたので、こちらを使用すれば配線工事一切不要でドアホンを新設できます(→ 【ワイヤレス玄関子機】インターホン後付け(ドアホン)配線工事不要!へ移動。本ページ内記事)
また、人との会話は想定していないという方は、インターホンの購入は不要です。今は、ワイヤレスチャイムが販売されていますので、まずは『7.ワイヤレスチャイムが便利』(本ページ内リンク)をお読みください。
目次
- 玄関ドアホン(インターホン)はパナソニックが絶対おすすめ!
- ドアホン親機と無線インターホン子機管の通信距離は100m。DECTが凄い
- インターホン(ドアホン)子機の増設・2台目増設はワイヤレスが簡単!
- ドアホン・インターホン子機の追加増設は配線不要
- ドアホン・インターホン子機増設はテレビモニター映像付き
- 【ワイヤレス玄関子機】ドアホン・インターホン後付け配線工事不要
- ワイヤレスチャイムが便利
- ドアホン・インターホンの玄関子機を2台に増設出来る商品
- ドアホン親機2台。ドアホン・インターホンを世帯別に鳴り分け出来る商品(パナソニック)
- ドアホン(インターホン)親機2台。完全独立二世帯の場合
- ドアホン(インターホン)を取り付けてくれる工事会社の探し方(施工事例)
- おわりに
~これまで の あらすじ~
都心で4LDKを探したところ新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古ビルをリノベーションして住むことを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果(見積評価表)、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。中古住宅ローン(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、3ヵ月目が終わろうとしています。
1.玄関ドアホン(インターホン)はパナソニックが絶対おすすめ!
当家は地下1階から地上4階建ての延床面積52坪(約170m2)のRC造中古ビルを購入して東京ガスリモデリングに住宅用にフルリノベーションしています。私の悩みは、インターホンの上下階の取り回しでした。
先日、Amazonの時間指定配達で在宅だったにも関わらずドアホンが聞こえず不在票を入れられました(’涙)。
どの部屋でもインターホンの音を確実に聞きたいというニーズって強いですね。都心に多い3階建てに住む方の悩みだと思います。
また土地が広い地方都市で部屋数が「4」や「5」もある家だと奥まった場所にある寝室でも来客の呼び鈴を確実にキャッチしたいと思われている方も多いと思います。
あとは、既存の家に後付けで配線工事無しでドアホンを取り付けたいという要望もありますね。この悩みは全てパナソニックのインターホンが解決してくれますので、これから最新のパナソニックのインターホンについて当家の購入した製品も含め説明します。
(→ 【ワイヤレス玄関子機】インターホン後付け(ドアホン)配線工事不要!へ移動。本ページ内記事)
2.最新のドアホン親機と無線インターホン子機間の通信距離は100m。DECTが凄い
リフォーム会社に教えて頂いたのですが、最新のインターホンの無線(ワイヤレス)能力は凄いですよ!
これはDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)という世界で広く普及している無線通信方式(1.9GHz)が採用されており遠方まで電波が届くためです(Wifiは少し離れると不安定になりますがコードレス電話機の通話品質が安定しているのもこのためです)。
しかし説明書には「間に障害物がない場合は100m以内でドアホン親機とドアホン子機を使用してください」と記載があります。
「間に障害物がない場合には」と条件がありますが、体育館に住むような人はおらず(笑)、壁や柱もある住宅に住むので“障害物のない場合”という条件説明は不親切です。
じゃあ、実際の無線通信距離は何mなの??
結論は鉄筋コンクリート造ビルの2階にドアホン親機、3階と4階にドアホンワイヤレス子機を置いても全く問題なく通話利用できています(当家で実証済)。
私が購入したパナソニックのインターホンは「VL-SWD700KL(生産終了)」です(後継機種→VL-SWH705KL。2018年8月確認済)。
玄関子機(お客さんが鳴らすもの)と親機(通常リビング等に設置)とワイヤレスモニター子機が1台セットになっています。
3.インターホン(ドアホン)子機の増設・2台目増設はワイヤレスが簡単!
少しだけ最新のインターホンについて説明します。
実は現在でもインターホンの主流は、玄関子機(来客者が押す呼び鈴)と親機(当家は2階のLDKに設置)は有線でつなぎます。
一方、親機と各部屋に設置する増設用室内モニター子機は完全にワイヤレス接続になっています。
親機とワイヤレス子機の設定は簡単で、親機(通常はリビングに設置)から子機へのワイヤレス接続設定はすぐ出来ます。
素晴らしいのは、子機は最大6台まで増設可能で子機単体も販売されていることです(いつでも1台単位で増設可能という意味です)
増設用子機(約24,000円)→増設用ワイヤレスモニター子機 VL-WD616(Amazon)
ワイヤレス接続子機は24,000円で購入できますので、上述のセット品(子機が1台のみついている)を購入しておき、子機を追加したくなったら必要に応じ2台目・3台目の子機を増設することをおススメします。
4.ドアホン・インターホン子機の追加増設は配線工事不要
上が当家でのインターホン(ドアホン)の配置図です。
1階玄関に玄関子機、2階リビングに親機、3階と4階にドアホン子機をそれぞれ設置しました。
カメラ玄関子機と親機(2階)はケーブル接続、親機と室内モニター子機はワイヤレスでつながっています。
ワイヤレス子機(室内モニター子機)の増設(1台目、2台目以降も同じ)の際には配線工事は一切不要です。子機にもテレビモニター画面(2.7型)が着いている点もGoodです。
5.ドアホン・インターホン増設子機はテレビモニター映像付き
また、最新のインターホンがあれば、今では部屋間の通話が簡単に出来ます(但し映像は映らない)。
当家では、特に4階と2階リビング間でインターホン(ドアホン)を使った通話をしています。わざわざ階段の上り下りをしなくて良いので重宝しています。
→増設用ワイヤレスモニター子機VL-WD616(楽天)
6.【ワイヤレス玄関子機】ドアホン・インターホン後付け配線工事不要
ところで最近、もっと凄い商品が販売されました。
玄関子機とドアホン親機がワイヤレスでつながるという商品です。
つまり『ドアホン用の既存配線がない家でも、配線工事を一切しないで、テレビモニター付きドアホンが導入可能になった』ということです。
こちら、私がドアホンを購入したパナソニックに続きアイホン(会社名)からも同じ機能の製品が販売されています。
パナソニック、アイホン共に、ワイヤレス機能は上で説明したDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)を採用していますのでカタログ上の通信距離は100mとなります。まぁ、普通の家では問題ないでしょう。
配線工事不要のドアホンなので、リフォームのついでにドアホンを新しくするときにも無駄な工事費は発生しません。
特に地方では玄関アプローチが長い家って多いと思いますので、配線工事が不要なワイヤレス玄関子機ってたすかりますね(^^)/。
1)パナソニックの配線工事一切不要のワイヤレスドアホン
本製品(パナソニックの場合)は購入して玄関に玄関子機をネジで取り付けるだけで使用開始となります。絵で示すと次の通りとなります。
親機は持ち運び可能なので配線工事が一切不要の画期的な商品です。
但し、注意点が2つあります。
1つ目は、親機が持ち運びになっているためワイヤレス子機が販売されていません(2020年5月時点 再確認済)。
2つ目は、玄関子機は増設できません。
1LDKか2LDK程度の住宅で、とにかく配線工事を一切せずテレビインターホンを新設したいという方におススメな商品です。
2)アイホンの配線工事一切不要のドアホン
パナソニック同様、アイホンからも同様の製品が販売されましたので紹介しておきますね。⇒アイホン WL-11 [ワイヤレステレビドアホンセット])
【両親が住む実家に付けてあげたい玄関モニター】
最近、高齢者を狙った詐欺事件のニュースを良く目にします。
実は、ドアホンは『玄関モニター』になるのをご存知ですか?
ドアホンが鳴った時は自動で画像が出てきますが、実はこの製品では「モニター」ボタンを押すと外のようすが映し出されます。
もちろん、室内の音は相手には聞こえません!
さらに嬉しいことに、玄関子機に映し出される映像の大きさを変更できます。
ちょっと不安に感じた場合などは、相手に気づかれることなく玄関先を監視することができますので安心です(アイホンWL-11)。
→パナソニックの製品も殆どの機種でモニター機能が使えますのでご安心下さい。
7.ワイヤレスチャイムが便利
ワイヤレスチャイム
インターホンについては、ちょっと一息(笑)
ワイヤレスインターホンについて、熱く語りましたが、実は「いや俺は会話は不要。とにかく、呼んでいるのが分ればいいよ」という方は、お安くワイヤレスチャイムとする選択肢もあります。ご参考まで。
8.ドアホン・インターホンの玄関子機を2台に増設出来る商品
さて、インターホンの話の続きです。
私、色々とインターホンについて調べてみましたところ、インターホンの玄関子機を2台に増設したいという需要があることが分かりました。
実はパナソニックでは既に一部の機種で対応されています。品番と増設可能台数を表にまとめておきます。(2018年8月時点)
カメラ玄関子機が増設できる機種 | 増設可能台数 | 接続可能台数 |
VL-SWD701KL/SVD701KL | 2台 | 付属と合わせて合計3台まで |
VL-701KS/SVD701KS | ||
VL-SWD501KL/SVD501KL | 1台 | 付属と合わせて合計2台まで |
VL-SWD501KS/SVD501KS |
9.ドアホン親機2台。ドアホン・インターホンを世帯別に鳴り分け出来る商品(パナソニック)
このブログで良くある質問として「ドアホン親機2台」というものがあります。
そのような質問をされる方のほとんどは2世帯住宅を建てようとお考えの方で、インターホンを2セット購入する必要なのか?と悩まれている方です。
この場合、実は親機(通常はLDKに設置)を2台購入する必要はなく、玄関子機を2つ設置できる機種を購入して「鳴り分け機能」を使うとやりたいことを解決できます。上の通り図にまとめてみました。
私がパナソニックって凄いと思ったのが、このような需要に応えるため、玄関子機を2台に増設することが出来る機種があることです。もちろん、ワイヤレス子機(増設モニター)も増設可能です。
この製品の良いところは、機能設定の「鳴り分け」で玄関子機から呼び出される子機や親機を、「鳴る」または「鳴らない」に設定できるので、世帯別に鳴り分けすることが可能な点です。(*2世帯同時の通話・着信はできません。)
2世帯住宅で使用する場合は、上の項目7.で紹介した次の製品を購入すると、「ドアホン親機2台」を購入することなく、「ドアホン親機1台+玄関子機2台+ワイヤレス子機複数台」でやりたいことのほとんどに対応できるはずです。
10.ドアホン(インターホン)親機2台。完全独立二世帯の場合
前項目8.では「親機1台」で「鳴り分け機能」を利用して親機1台で対応する仕組みがあることを説明しました。
しかし絵のように完全独立二世帯住宅で使用したいというニーズに応えるための製品が発売されています。モニター親機の他に「増設モニター」を設置できたり、ワイヤレスカメラやセンサーを付けて、家の外の様子も、家の中の様子も徹底的にモニターできます。⇒VL-SWH705KS
ドアホンの「他世帯転送」On機能が便利
玄関子機からの呼び出しを自世帯から他世帯へ自動転送する機能があります。
私が想定する使い方としては、日中は留守にしている「子世帯」が外出する際に自動転送をOnにしておくと、昼間に宅急便が来たときに「子世帯で鳴ったドアホン」が「親世帯」へ自動転送されるというもの。
不在時に親世帯が宅急便を受け取ってくれると便利ですね!
11.ドアホン(インターホン)を取り付けてくれる工事会社の探し方(施工事例)3つ!
さて、圧倒的に機能が向上したインターホンを早速、購入したいと思っても、完全ワイヤレスの製品以外は少しばかり配線工事が必要なケースもあると思います。
私も同じですがDIYや住設設備の取り付けは苦手という方のために、ドアホンの取り付け工事の問題解決の方法を3つ整理しておきます。
1)取り付け工事費込みのドアホン・インターホンを購入する
一番簡単なのはドアホン、インターホンを工事費用込みで提示している楽天やアマゾンで購入することです。但し、既存の配線が玄関から部屋まであることを前提とされていて、「ドアホンの新設お断り」という商品がありますので注意が必要です。
2)インターホン・ドアホンの取り付け工事を請け負ってくれる会社にお願いする
最近、流行っている「困りごと対応の会社」に相談するというのが2つ目の手です。私の妻が先日、9,000円でお風呂掃除をお願いしましたが、引き戸サッシまで全て外して掃除して頂いて大変満足しています。最初は高いなと私は思っていましたが、リノベーションして住んでから5年経過していましたので、鏡についていた水垢もすっきり落ちましたので5年毎に頼んでもいいかなと思っています。
脱線しましたが(笑)、お家の困りごと対応の会社にインターホンの取り付けを依頼するというのが2つ目の手です。ただし、戸建て専門となっております。
3)リフォーム会社にお願いする
特に戸建ての家で、玄関や門から家までが結構な距離があるというケースもあり、住設工事の範疇を超えてしまうケースもあると思います。
そのような場合は、ちょっとだけ本格的になりますがリフォーム会社に頼むという手があります。
悪徳業者に騙されたくないという方は、NTT東日本・西日本・リクルート・大阪ガスが出資しているリフォーム紹介会社であれば、安心・確実・簡単にネットで取り付け工事会社を紹介して貰えます。DIYが苦手な人や女性には助かりますね。
A)インターホンの導入事例(その1)
滋賀県栗東市の戸建て住宅のインターホン取付工事例。施主の希望は「自分でインターホンを購入後取付したが、画面エラーが出て漏電が心配になりチェックをお願いしたい」というもの。この気持ち、私も良く分かります。漏電して火事になったら大変ですからね。施工時間は1日、費用は1万円です。施工会社は株式会社匠工房です。
B)インターホンの導入事例(その2)
東京都世田谷区の戸建住宅でのインターホン交換事例。施主の希望は「受話式インターホンが古くなったので、モニター式インターホンに交換して欲しい」というもの。築年数がたった家で歳をとられた方は来訪者の方の顔が見えるようになると押し売り被害にも会いにくくなりますから助かりますね。工期は1日、費用は3万円。施工は株式会社サンズです。
NTT東日本、NTT西日本、リクルート、大阪ガスの4社が出資するリフォーム会社の紹介サイト「ホームプロ」のホームページでドアホン(インターホン)の施工事例検索が簡単に行えます。
①リフォーム事例を選択
②詳細条件にある『キーワード』に「ドアホン」と入力するとドアホンのリフォーム事例(施工条件、金額、口コミ)が閲覧できます(→私のブログより価値があります 笑)。
“金額3万円の工事が検索結果”が出てきます、つまり少額対応可能のリフォーム会社があるということです。
私、RC4taniが自信を持っておススメ出来るドアホン(インターホン)のリフォーム事例の探し方です。是非、お試しください。
ドアホンの取付工事のみ1万円~ドアホン代金込み3万円など、低額の取付工事事例と業者名が簡単に見つかります!
「⇒ホームプロ」公式ホームページ
12.おわりに
皆さんのご参考になれば幸いです。いつも最後までご一読ありがとうございました。(続く。次のページ『(149)巾木(はばき)とは。エコカラット、玄関、トイレ、リビングとの組み合わせ。色、幅、材質の選定は難しいです。』へ)
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます