狭小事務所ビルを中古で購入しフルリノベーションして住んでいるRC4taniです。
先日説明した2階LDKのコンセントに続き、LEDダウンライトとLEDスポットライトだけで構成された2階LDKの照明計画について説明します。
目次
都心で4LDKを探したところ新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古ビルをリノベーションして住むことを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果(見積評価表)、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。中古住宅ローン(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、4ヵ月目に突入しました。
1.2階LDK(17帖)の照明計画
先日、2階LDKコンセントの説明時に掲載しました初期の照明計画図面を再掲します。
朱文字は私が初期図面に追加・訂正を依頼した箇所です。
2.LDKは全てダウンライトの照明を希望
何度かお伝えしましたが本物件に出会う前は英国に住んでいました。英国では日本のようなシーリングライトは殆ど使われておらず、ダウンライトやシャンデリアの方がポピュラーでした。英国ではダウンライトの価格が日本と比較にならない位、安かったです(まぁ、LEDでないということもありますが兎に角、良く切れました)。
日本に帰国して3年が経過して記憶があやふやなので確認のため、今、英国の不動産屋のネットで適当に1物件を選んで部屋の写真を見てみましたがやっぱりダウンライトでした。
英国不動産屋での部屋探しの方法は過去記事がありますので次の投稿を参照頂ければ幸いです。
さて脱線しましたが英国での生活の影響を受け、リノベーションした家ではダウンライトを希望しました。照明計画で「◎(二重丸)」はダウンライトを意味しています。
3.照明計画を考える前にまずはショールーム訪問がお薦め
家作りをされる方はどなたでも同じだと思いますが、ダウンライトへの憧れってあると思います。しかしこれまで住んでいた家ではシーリングライトであったり丸い輪の蛍光灯照明を利用されていることが殆どだと思います。
使い慣れたシーリングライトであれば明るさの把握は簡単ですが、ダウンライトは難しいですね。普段、日本人は使っていませんから。当家のライトは全てオーデリックという照明メーカーのダウンライトを利用しています。東京都杉並区(京王井の頭線高井戸駅)に本社・東京ショールームがありますので、家作りに取り組まれている方は是非、足を運ばれることをお薦めします。ショールームでは今では殆どの照明はLEDになっていることも理解出来ますし、後付けでも簡単に設置できるダクトレール(ライティングレール)の照明等も多くディスプレイあってリノベーションのイメージが膨らみます。展示場なので天井が高くて家の取り付けた際のイメージが難しい点はありますが、部屋サイズの展示場所もあり工夫されています(こちらも過去の関連記事を投稿しておりますので以下リンクより参照頂ければ幸いです)。
4.当家のダウンライト照明計画
結論としては黄色◎(二重丸)が設置したダウンライトで合計12箇所となりました。私の好みは明るい部屋なのですが、映画を見る場合は少し暗くも出来るよう、リビング・ダイニング側の真ん中に別スイッチで小さめのダウンライト2灯を取り付けてあります(これ込みで12箇所です)。
スイッチと紐つくダウンライトの割り当ても検討が必要なポイントです。余りに細かく刻み過ぎると面倒ですし、かといってLDK全体が一つのスイッチだけで全点灯というのも困ります。夜間は小さな照明だけは点けて置きたいというご家庭もあろうかと思いますので。上述図面が参考になれば幸いです。
5.LEDスポットライト(ダクトレール)
LEDダウンライトだけでは、もし明るさが足りなかった場合、どうしようもなくなりますので、念のために梁に沿わせた形でダクトレール(ライティングレール)もリノベーション工事中に急遽、取り付けて頂くことにしました。ダクトレールの利点は、いつでも照明を増設・取り外し出来る点です。
引っ越しして住んだ後に「少し暗いな」と感じたらライトだけ買い足せば良いのですから気が楽です。実際、子供がダイニングテーブルで勉強するようになって暗かったので、2個LEDスポットライトを増設しました。
シーリングライトソケットを使って、簡単にダクトレール(ライティングレール)風のスポットライト照明を取り付けることが出来る製品です
6.ダクトレールをリノベーション工事途中で長さ延長
当初はダイニング場所の明かり調整を考えていたのですが、リノベーション工事の途中で「ちょっと待てよ。ダクトレールを長くしておけば、ソファ側の明るさも調整可能になるな」と気付き2mのダクトレールから4mのダクトレールへと長さを変更して頂きました。
実は東京ガスリモデリングでは既に2mのダクトレールを購入していたのですが、2m製品は比較的暗くて天井部に目がいかない地下室に2mx2セットという形で配置転換して、明るいLDKには継ぎ目が目立たないよう4m製品を導入することが出来ました。
勿論、はじめから完璧な照明計画を立てて照度の感覚と知識をしっかり持っていればこんな拡張性を意識したリノベーションをしなくて良いのですが、どうしても「決めきれない」部分って出てきますので、当家としてはこの方法で良かったと感じています。
7.終わりに
次回は3階や4階、階段の照明・コンセントについて説明したいと思います。
先に説明したスイッチ・コンセントの1階(玄関、洗面所、トイレ、クローゼット編)や施工中ブログもこちらも参考にして頂ければ幸いです。
いつも最後までご一読ありがとうございました。(続く。次の記事『(160)失敗したコンセント1箇所がある3階寝室・WIC・洗面所の照明計画』へ)
【シーリングライト式ダクトレール(レビューが参考になります)】
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます