中古ビルを購入してリノベーションして住んでいるRC4taniです。
最近、新聞・報道でもリノベーション住宅が取り上げられることが非常に多くなりました。
本日は「人が目に付けていない中古物件こそリノベーションのチャンス」という話です。
私が購入した中古事務所ビルの外観映像から見て頂ければ幸いです。
目次
1.スケルトンリノベーション。見えているものは殆ど撤去可能
中古ビルの購入申し込みをした際、リノベーションという単語すら知らなかった私ですが、当時、ネットで調べると一つのキーワードが出てきました。スケルトンという単語です。
建物の骨組みや構造体という意味ですが、「マンションのスケルトン渡し」のように、「コンクリートスラブやコンクリート打ちっぱなしの状態での引き渡し」を意味する際に良く使われていました。
2.スケルトンからリビング・ダイニング・キッチンになるリノベ工事写真
上の写真の左側が私が内覧した時の中古事務所の2階です。
トイレ、シンク、簡易キッチンがありました。私は素人なので内覧時の印象は最悪でした。トイレの中に小窓があったのは良かったですが、正直、内覧で前オーナー様が使用されていた水回りを見るというのは気分の良いものではありません(笑)。 ちなみにシンクの上にあるのはPS(パイプスペースです)。
3.構造材以外は殆ど撤去可能
私が購入した中古ビルはラーメン構造(柱、梁で建物を支える)のRC造の建物でしたので、建物の内側でトイレと事務室を仕切っている壁は構造材ではありませんでした(建物の荷重を支えているわけではない)。
よって写真で見えていた2階のトイレドア、壁、ミニキッチンなどは全て撤去可能でした。
リノベーションを自分で体験して分かったことは、見えているものは意識しなくて良いということです。しかし内覧中の素人の私は壁紙を見ては「汚いなー」などと余計なことに気が回ってしまっていました。
地下室に惹かれて中古ビルを購入する決断が出来ました。
もし中古ビルに地下室が無かったら、「事務所に住むのは無理」と考えて私はこの物件に興味を示さず中古ビルを購入することはなかったと思います。
これからリノベーションでマイホームを購入しようと考えられている方は、中古物件の内覧時に正しく物件の価値を見極められるよう、時間のある時にモデルルームのあるようなリノベーション会社を4-5社程度は訪問して、リノベーションについての知識の幅を広げておかれることを強くお薦めします。 RC4tani
4.リノベーション工事が進展しキッチンの骨格が見えてきました
新築マンション購入と違ってリノベーションでの住宅購入はかなり大変です。
中古物件に対する手付金の支払い、リノベーション会社の選定、中古住宅ローンの手配など終えて、中古物件購入・リノベーション工事発注となります。
工事発注後もトラブルはあれこれとあるのですが、リノベーション工事が開始されてスケルトン状態になった建物に大工さんによる木工作業が始まる段階まで来ると楽しくなります。
何もないところに出来つつあるキッチンを見ると超感動します!
(118)大トラブル発生/キッチンカウンターの幅/東京ガスリノベーション
5.寝室・押入れ・トイレ・洗面所となる事務所3階のリノベ前写真
しつこくて申し訳ないですが、もう一回、別フロアで同じ話をさせて頂きます。
内覧時に撮影した事務所状態だった3階の写真です。
トイレのドア、ミニキッチンなど全て、完全の撤去してスケルトン状態にしてからリノベーション工事が行われていました。
中古物件の対象は、事務所だけでなく飲食店かもしれませんし倉庫かもしれません。
しかし何が構造材で何が撤去出来て出来ないのか。
それを見極めるのが重要となります。
3階/寝室(12帖)、ウォークインクローゼット(2帖)、押入れ、洗面所、トイレ
6.事務所ビルの地下室を音楽ルームへリノベーション
本日は2階、3階のリノベーション工事の写真を紹介させて頂いていますが、今度は一転して地下のお話しをさせて頂きます。
これまで何度かお話ししている通り、私が中古物件購入に踏み切った最大の理由が「地下室」の存在です。
一般家庭では費用が掛かる地下室を設けることは難しい面があります。しかし事務所ビルでは、私が購入した物件のように倉庫用途で地下室がある物件が結構あります。
地下室の最大の利点は「防音室」として使用できること。当家では地下室を音楽ルームとして使用してます。まだ子供が小さく十分利用し切れていない面がありますが、子供が中学生か高校生になれば使用頻度が高くなると期待しています。
リノベーションでは玄関から地下室までの映像を撮影しましたので映像をご覧ください(字幕があります)
【当家の地下室映像(音楽あり。ご注意下さい)】
地下室のある一戸建て/リフォームで作った音楽ルーム・トレーニングルーム
7.人が目を付けていない中古物件こそリノベーションのチャンスがある
私のマイホームは新築ではありません。
築15年を経過した中古事務所ビルを購入して住宅用にリノベーションした家ですが、大変満足しています。
半年間、誰も興味を示さなかったため、初めて興味を示したサラリーマンの私に対し、売主様が特別なご厚意により3,200万円も値引きを提示して下さいましたので購入することが出来ました。結果、事務所ビルが172m2のRC造住宅になりました。「リノベーションという住宅購入方法」について気付いて本当にラッキーだったと感じています。
マイホームを検討されている方は新築だけに拘らず、今、お住まいのエリアの中古物件をリノベーション前提で見てみてはいかがでしょうか?意外に面白い物件があることに気付かれると思います。
8.おわりに
いつも最後までお付き合い頂きありがとうございます。
本日は『(201)人が目に付けていない中古物件こそリノベーションのチャンス』というタイトルで書かせて頂きました。
- 構造材以外であれば、床、天井、壁など何でも撤去可能。時間のある時にリノベーション会社4-5社訪問して事前に知識を増やしましょう
- 人が目に付けていない物件こそリノベーションのチャンス
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます
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