中古事務所ビルを購入してリノベーションして住んでいるRC4taniです。
このリノベーションブログのテーマはこれまでも今後も「中古を買ってリノベーション」のままなのですが、どうしても取り上げたいテーマが出てきました。
それは民泊です。
子育てに追われる当家において民泊なんて関係ないと考えていましたが、子供が中学生になるまでは「使用頻度の低い4階」や「地下室」を、毎日ではないものの週末だけでも、民泊用に貸し出し出来るのでは?と思い始めました。
リノベーションによる住宅購入を実現した私は、新しいチャレンジとしてリノベーションブログを始めてみて実行中ですが、次のチャレンジとしてリノベーションで得た知識を使って、『民泊で稼ぐ』、『民泊で住宅ローンの返済を加速する』ことに挑戦したいと考えはじめています。
また、民泊は子供の外国語教育という点においても良い効果があると思いますし、老後の生きがい作り、副収入作りという点でも取り組む意義は大きいと考えています。
目次
1.自宅周辺にAirbnb(エアビーアンドビー)を使用した民泊客急増中!
最近、当家のそばでも土曜日の朝になるとヨーロッパから到着した外国人がウロウロしています。探しているのは民泊先。私が把握している限りだけで、近所の花屋の上のアパートの一室と、印刷会社に隣接した建物の奥に民泊があります。
先日は民泊大家との待ち合わせが17時というフランス人2人組が大きなスーツケースを持って当家の前で困って座り込んでいました。私から声掛けして当家の玄関で6時間ほど預かってあげました(笑)。
迷っている外国人の方は、住所が掲載された携帯画面を私に見せてくれるのですが、ほぼ例外なく「Airbnb(エアビーアンドビー)」を使用しています。そのため私も、今話題の民泊に興味を持ち始めた次第です。 Airbnbサイト→https://www.airbnb.jp/
2.自宅周辺の民泊案件
昨日、生まれて初めてAirbnb(エアビーアンドビー)を覗いてみました。
うぉ、みんなこうやって金儲けしてるんだー と驚きました、マジで。
チェックインが17時という不親切な民泊オーナーに代わってスーツケースを2つ預かったのはボランティアなので良いですが、それでもその裏で民泊オーナーが所有しているアパートの一室を貸出して月に数万円から10万円を超える金額を稼いでいることが理解出来てビックリしました。
試しに当該建物(当家の近所)で7月に2名が5泊した場合の料金を検索したところ、民泊オーナーには4万円弱の収入が発生することが分かりました。
初めてAirbnbの画面をみましたが、部屋のクリーニング代金やAirbnbの利用料は宿泊料金とは別項目で掲載されており、明朗会計で非常に親切なシステムですね。
以下からは私が考える「リノベーションを活用した民泊ビジネスの収益性の話」、「住宅購入を助ける民泊収入とリノベーションのこと」、「私自身が今後取り組んでいきたい民泊ビジネス」など、思いついたことを書いてみます。
3.民泊を意識した住宅購入
私の予想では、新築、中古の区別なくマイホーム取得時の間取り設計において今後増えてくると思われるのが民泊対応の設計だと予想しています。
1)子供が小さい時は、子供部屋は民泊用に貸し出しする(4-5年間)
子供3人の子育てを通じて実感していることの一つに、子供が小さい時(中学生になる頃まで)は、子供部屋は不要だというものがあります。
子供部屋が必要になるまでの間は、週末や夏休みシーズンだけでもAirbnbを通じて民泊として空き部屋を貸し出し出来るようにする工夫をしてみたいと考えています。
そのためには、部屋にベット(1段 or 2段)、インターネット設備、時計、ドライヤーが必要です(できれば小さなシャワールームも)。
ベットや布団などの初期投資が必要になりますが、子供が将来大きくなった時に使えるものも多いと思います。つまり、民泊客からの収益で将来の子供部屋の設備を整備しながら、住宅ローンの返済も手伝ってもらおうという算段です。
住宅ローンの返済額は月7万円~15万円くらいだと思いますが、民泊収入が月間4-5万円入ってくれば家計としては大助かりです。
2)子供が巣立った家では、空き部屋を積極的に民泊に貸し出しする
子供が巣立った後の老後の蓄え作りとして、これまた空いた子供部屋を民泊に貸し出しすることもやってみたいと思います。
アパート経営と違って、子供達が帰省してくる時は部屋を貸出さなければ良いだけなので臨機応変に空き部屋を収益化出来ると思います。
3)民泊とアパート経営の違い
アパートは基本的には一旦貸出すると借家人がずーと利用することになります。一方、民泊はあくまで自分が貸出したい日だけを貸せば良いのです。これは大きなメリットです。
民泊を前提とした貸出専用の物件として事業として取り組まない限り、部屋の維持管理は自分で出来ます。勿論、民泊が軌道に乗って部屋の清掃をクリーニング業者に任せて自分は楽をすることが出来ますが、あくまでちょっとしたお小遣い稼ぎ、ローン返済の足しにというスタンスで取り組める点もアパート経営とは比較にならない気軽さが民泊の魅力ですね。
4.リノベーションと民泊は相性が良い
Airbnbをあれこれみて研究を始めてみましたが、とにかく奇麗な部屋が多いです。
また、「レビュー」というものが非常に重要なことも分かってきました。
Airbnbは民泊のQuality維持のために、利用者がレビューを投稿出来るようになっています。自分が利用する立場になって考えればすぐにわかりますが、★4つ以上の好評価の民泊に泊まりたいと思うのが普通ですね。
そこで重要になってくるのが「差別化」です。
駅から近いロケーションの物件は別ですが、海外の外国人が写真とレビューからだけで判断して民泊先を選びます。
はじめに好評価を取れなければその後の民泊運営は難しくなるでしょう。
良いスタートを切るためには、内装や外観には相応にお金を使って、リフォームやリノベーションして、★5つが貰える民泊にすると、その後の運営は安泰だと思います。
この時に役立つのが「リノベーション」です。
既存の間取りで民泊として利用出来れば良いのですが、外国人に受け入れ安い民泊にするためには、時には間取りを変更したりする必要もあろうかと思います。
空き家に限定せず、軌道に乗れば、空き倉庫やガレージを使用した「インダストリアルな民泊」などを手掛けてみるのも面白いかなと考えています。
以下では、私が考える中古物件のリノベーションを活用した民泊案を出してみます。
5.徒歩圏内に銭湯がある民泊
部屋にシャワールームを設置するのはちょっと・・・、自宅のお風呂を外国人に使わせるのもちょっとという方にお薦めなのが、銭湯の利用を売りにした民泊です。
銭湯は外国人が憧れる日本の文化です。
実は当家まさにこのケースに該当します。歩いて10分の徒歩圏内に銭湯があります。過去に1度だけ私も家のそばの銭湯を使ったことがありますが、小奇麗にしてあり「外国人にお薦め出来る」とその時に思ったほどです。
銭湯と言いましたが、実は「スーパー銭湯」でもOKだと考えています。
お年寄りばかりの銭湯と違って、若者や幼児・子供がサウナとお風呂を楽しんでいる「スーパー銭湯」は外国人からすると「素晴らしい日本の文化」に見えることは間違いありません。
スーパー銭湯は飲食コーナーも充実しています。
民泊に宿泊する外国人の多くが夜ごはんをレストランで食べたいと考えている人は稀(まれ)だと思います。スーパー銭湯で食事する日本人と一緒に食べる夜ごはんは、素晴らしい体験となり「レビュー」で好評価が期待されると思います。
6.外国語に興味がある中学生・高校生のいる家で民泊
当家では子供3人(小学生以下)に英会話を習わせています。語学は習うよりも慣れろなので、子供達が中学生になった頃には、今以上に実践の場を与えてあげたいと考えています。
実は外国人の利用が期待できる民泊は絶好の英会話の実践場所になると考えています。
冒頭で大きなスーツケースを持ったフランス人の話をしましたが、私が英語で外国人と会話しているのを見ていた子供達が「お父さん、英語使えるって凄いね!」と感心してくれました(エッヘン)。
民泊をすれば全く同じシチューションが子供達に発生します。
英会話に通わせるためにわざわざお金を支払うのではなく、民泊でお金を稼ぎながら英会話の実践の場を子供に提供する、これって新しいライフスタイルだと思います。
7.駅から遠くてもOK。ライダー向けの民泊
地方在住の方だったり、駅から徒歩40分という地域の方で、民泊なんてできないと思われている方って多いと思います。
しかし世の中には様々な需要があるものなのです。
年中というのは無理かもしれませんが、週末や夏休みシーズンに限定すると、バイクで日本を旅している外国人や日本人って多いんですよ。
そのような方が探しているのがガレージ付きの宿なんです。
雨よけがあるガレージハウスの民泊として登録して、一度でもバイク乗りから好評価が取れればあとは安泰です。
バイク利用者というのは非常に強い絆で結ばれており、クローズな世界ながらしっかり情報共有されています。
バイク利用者向けの民泊というコンセプトの場合、宿泊客は日本人が多くなると思いますが、「田舎だから」と諦めるのではなく、自宅の納屋や、使わなくなっている1階の商店部分をガレージとした民泊登録をすると大きなチャンスになると思います。
8.民泊を意識したリノベーションの検討
現時点で空き部屋があるという方は、何はともあれAirbnbでご自宅そばの物件情報を探した上で、近隣にも民泊に取り組まれている方がいらっしゃるのであれば、リフォームかリノベーションを検討されてみる価値はあろうかと思います。民泊収入で月10万円!となるといいですね。
1)ホームプロ
8年連続リフォームサイト 利用者ランキングNo.1なのがホームプロです。私も実家のお風呂で利用しましたが、完全匿名のままリフォーム会社を比較検討し続けることが出来ます。ご自宅に空き部屋があれば、具体的に部屋のサイズなどを書いて「民泊対応したい」と明確に自由文欄に記載すれば、リフォーム会社から具体的なコメントが貰えます。
2)リノべる。
「リノベる。」のショールームを訪問しました。超オシャレで興奮しました。以下が私の訪問体験記です(笑)
3)ひかリノベ
「ひかリノベ」は中古マンションのリノベーションサービスです。住まいさがし、特にリノベーションって、やることが多くて大変ですよね。そこでひかリノベは、そのすべてをコーディネートすることで、シンプルにご提供。面倒ごとはひかリノベにまかせて、お客様は「どんな風に暮らしたいか考えること」に力を注いでください。ひかリノベが特に特徴的なのは【リノベ向け中古マンションの紹介+定額制デザインフルリノベーション(工事)+リノベ住宅専用ローン+最新のイメージソリューション】を組み合わせたワンストップサービスである、という点です。
9.おわりに
いつも最後までお付き合い頂きありがとうございます。
本日は『(200)リノベーションと民泊による副収入で幸せになる』というテーマで書かせて頂きました。 (続く。次の記事『(201)人が目に付けていない中古物件こそリノベーションのチャンス』へ)
- 今後の住宅購入は「民泊」対応も視野に入れて対応したい
- Airbnb(エアービーアンドビー)を使った民泊では、1年、2年限定の空き部屋も月5万円程度の収益源とすることが可能
- 物件のニーズは様々。駅から遠いと民泊を諦める必要はない。
- 民泊利用者の「レビュー」評価は大切。そのためにはリフォーム、リノベーションして満足度の高い部屋にしよう。
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます