中古ビルを購入して住宅用にフルリノベーション工事を行っています。リノベーション工事は8日目となりました。本日は2階のトイレと天井の解体工事状況と取り壊し費用(内装解体費用)相場について説明したいと思います。
目次
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビルを購入することを決断しました。リフォーム会社7社へコンタクトの結果(見積比較表あり)、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。三井住友信託銀行と住宅ローン契約(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。リノベーション工事が開始され、内装解体が階段室を除き終わり内装工事が開始されたところです!
1.内装解体作業(2階トイレ)
素人感覚では解体工事は一気に進みます。
前日まで何もなかった中古事務所ビルの2階には下記写真の通り、取り壊された内装品が無残にも放置されていました。
これらは事務所ビル2階にあった給湯室とトイレを解体したものです。
事務所内部に備え付けられていたトイレとシンク、壁、ドア等が、昼間に「バッキバキ」と解体されていたのでしょう^^。
日本人が海外に誇る「勿体ない」という思いがふと頭をよぎりましたが、私が(施主として)リノベーションさせているわけです、ちょっと心が痛みました。
RC造4階建ての建物なので、解体するものは簡易キッチンや手洗いシンク、トイレ、二重天井、クロスなど様々なものがあります。
こういうものは産業廃棄物になります。
当家のように都心で産業廃棄物を発生させると、産業廃棄物運搬収集業者の方の人件費も高く、輸送距離も遠いため結構な費用になると容易に想像できます。
2.躯体に手をつけなければマンションや戸建て、ビルも内装解体費用はほぼ同じ
私が行っているのは中古ビルのフルリノベーションです。
建物の築年数が15年と浅かったのでRC造(鉄筋コンクリート造)の躯体には手をつけていません。
よって厳密にいえば私が経験した建物解体はRC造事務所ビルの内装の解体工事となります。しかし内装解体と捉えれば、中古住宅も中古マンションも、構造体に手をつけなければ解体費用の相場としては内装解体として同じようなものだと思います。
3.内装解体費用の坪単価(相場)
本リノベーションの解体工事の範囲についてまとめます。
【リノベーション建物の概要】
- 構造 : RC造(鉄筋コンクリート造)
- 築年数: 15年
- 階数 : 地下1階、地上4階建て
- エレベーター: なし
- 各階面積: 各フロア35m2。延床面積52坪(170m2)
パナホームリフォームの内装解体費用見積:100万円(坪単価19,000円。平米単価5,800円/m2)
東京ガスリモデリングの内装解体費用見積:50万円弱(坪単価9,570円。平米単価2,900円/m2)
【内装取り壊し(解体)費用見積もり】
- パナフォーム: 19,000円/坪(5,800円/m2)
- 東京ガスリモデリング: 9,600円/坪 (2,900円/m2) (←採用)
物件がエレベーター無しの4階建ての建物なので、「内装解体作業」も相応にバリューがあると言えば有ります。
とはいえ、今後スケルトン状態後から行われる作業と比較すれば、材料は不要であり作業員の人件費と解体物の輸送費、産業廃棄物処理費用程度が発生するコストです。それほど作業内容にValueがあるとは思えません(業者の方、申し訳ありません)。
昔、青森県での不法投棄事件がありましたがあのようなことが起こらないよう、産業廃棄物処理費用は適切に織り込まれるべきです。
しかしいくらなんでも上述写真のような「建物の内装解体だけで100万円の見積もりは高額」と今であれば、冷静に判断で出来ます。
しかしそれも相見積もりを取ったので、正しい相場感がなくとも相対比較した結果、パナホームリフォームの提示した金額が不当に高い金額であったことに気付けたのです。やっぱり相見積って重要です。
4.内装解体坪単価の調べ方(個人が匿名で簡単に見積を取得する方法)
NTT東日本、NTT西日本、リクルート、大阪ガスの4社が出資するリフォーム会社の紹介サイト「ホームプロ」のホームページで各種リフォーム事例検索が簡単に行えます。
①リフォーム事例を選択
②詳細条件にある『キーワード』に「内装解体」と入力して検索すると約2件ではありますが内装解体を含んだリフォーム事例(施工条件、金額、口コミ)が閲覧できます(→私のブログより価値があります 笑)
私、RC4taniが自信を持っておススメ出来る内装解体を含んだリフォーム事例の探し方です。
大手上場企業が運営する「ホームプロ」は完全匿名でリフォーム会社を紹介するサービスです。リフォーム会社であれば、内装解体だけを行うことなど簡単なことですので、余力のある企業であれば「ホームプロ」へ内装解体の見積提示可能と即座に応じてくるはずです。匿名で業者探しが出来る便利なサービスですので安心して試されてみて下さい。
5.ブログ内解体工事の記事リンク
解体工事が含まれている記事のみ集めてみました。
写真をクリックすると本ブログ内記事に移動します。
6.おわりに
さて、明日は地下室の解体開始について説明させて頂きます。(続く。次の記事『(87)地下室 解体状況/リノベーション工事8日目』へ)
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます