「中古ビル」を購入してリノベーションして住んで居るRC4taniです。
当家の3人の子供達は、まだまだ手が掛かる小学生低学年と保育園児です。
3人育てて最近、やっと分かったことがあります(汗)。
子供は収納する場所を与えてあげると、自分でしっかり片付けや整理整頓が出来るということです。
逆を言えば、子供が片付けることが上手でないのは、片付ける場所が決まっていないから or 片付ける場所がないから。
今まで片付けられない子供が悪いと決めつけていましたが、実はこれは親の責任ですね(汗)。
本日は年末年始にリネン庫(収納)を整理して、子供達にスペースを割り振った成果を説明したいと思います。
目次
1.子供が片付けするのは「オモチャ」だけでないと気付いた
3人子供が居てもなかなか学習できない自分です。
これまでは人並みにオモチャは片付ける場所や箱を指定していましたので、「片付けなさい」と怒れば3人の子供達は協力し合いながら片付けをしていました。
4歳児(男)が散らかしたミニカーなどは、長女(小3)はコツコツと片付けます。
年齢が近い次女(小1)は4歳児に向かって「ちゃんと片付けてよ(怒)」とプリプリしながら片付けています。
私は次女に向かって「いつもお姉ちゃんがあんたのオモチャを片付けてくれていたんだから、それくらいしなさい」とたしなめます(笑)。
さて、最近、妻が「イラっ」としているのは子供が「私のパジャマどこ?」と質問することです。
パジャマはシャツと違い綺麗にたたむ必要はないので、干されたまま(4階)かチェストの上(3階)に置いてあったりと日々置き場所が変化していることが背景にあります。
そこで、私はふと気づきました。
ひょっとして子供に「それぞれの収納スペース」を明確に指定すると、オモチャ同様に、寝間着や洋服もしっかりと片付けるのではないか?
2.リネン庫に子供用のスペースを確保したら劇的な変化あり!
当家の1階(洗面所・トイレ・洗濯機の集まる場所)にあるリネン庫は9段もある大容量のリネン庫収納ですが、大きいことに甘えて、リノベーションして引っ越してきた3年前のドタバタ状態のまま整理がされていませんでした。
そのため「大量のバスタオル(3段分)」「水着(1段分)」「使わなくなった体重計(1段分)」で合計5段も倉庫のような使い方をしていました。
今回、それらを捨てる、3階や4階に移動させるなどして5段分を確保しました。
そこに妻(2段)と子供用(3段)のスペースを確保して、寝間着とある程度の下着を保管するようにしました。
こうすることでお風呂に入る前に各人が自分の下着、寝間着をお風呂そばのリネン庫から取り出すという動線が出来ると予想しました。
結果、子供達は自分のスペースが出来たと喜んで、パジャマ、下着を自分で管理するようになりました!
なぜ今までこうしてあげなかったんだろうと反省すると共に、共働きを言い訳にせず、整理整頓好きの親にならないとダメだなと反省しました。
3.造作リネン庫収納の奥行、幅、高さ
1)リネン庫の設置場所
リネン庫収納は洗面所の角に「奥行き35cm」「幅68cm」「高さは天井まで」で設置しました。
このリネン庫の大きさ(特に奥行きと幅)は、収納容積を最大にするため、引っ越し時に洗濯機と乾燥機が設置(通過)出来る限界の大きさにすることが、東京ガスリモデリングより提案されました。
1cm単位で造作リネン庫を作れたのはフルリノベーションの最大の魅力であり、非常に気に入っています。
但しこれは少し笑い話があります。
リネン庫は奥行き35cmでしたので、極力大きくするため、洗濯機が通過する大きさ「ぎりぎり」までリネン庫を大きくしました。
計算上は洗濯機が搬入できるのですが、実際は東京ガスリモデリングの方も「ちょっと焦りました」とコメントされていた程、ギリギリでの洗濯機搬入となりました。
2)リネン庫収納の高さは「天井まで」がポイント
造作リネン庫収納の断面図です。
黒線は当初の計画。
赤線は最後に修正が入った場所です。
高さ寸法の記載はなく「建具枠上端合わせ」との記載があるように、現場で大工さんに「天井一杯一杯までリネン庫を作って下さい」という指示です。
こういうアバウトな指示書でも現場合わせで素敵なリネン庫を造作して頂けるとは嬉しい限りです。
3)扉は「プッシュキャッチ」を採用した取っ手のないシンプルなもの
比較的狭い場所にリネン庫が設置されており、通路ということもありますので体が当たって怪我しないように、扉には取っ手は付けないこととしました。
扉はマグネットでロックされるタイプで、扉を押すと「開く」「閉まる」となる機構です。いわゆるプッシュキャッチと言われている小さな部品を使うことで実現できます。
4)システム収納家具ブランド『CUUMA』
実はこの収納、100%造作ではありますが既製品を上手く活用した「既製品+α」の造作品です。
システム収納ブランドの『CUUMA』の製品を採用しています。
扉サイズや高さは大工さんがいなければ調整出来ないものなので、ここまで納まりの良いものは、しっかりしたリフォーム、リノベーション会社でないと難しいかもしれません。参考までHPのリンクを貼っておきます。
CUUMAホームページ → http://cuuma.jp/
実績紹介ページ(CUUMA内)→ http://cuuma.jp/works/works_closet/
5)リノベーションブログの『リネン庫』関連記事
当該場所(リネン庫)に関連した過去記事です。
4.終わりに
このブログのテーマは「中古購入&リノベーションで叶えるオンリーワンの個性あるマイホーム」です。本日は「(180)子供達が自分で寝間着を管理し始める工夫/大容量造作リネン庫」という内容で説明させて頂きました。
今年は整理整頓を進めて、子供達が「自分で出来る」家にしていきたいと考えています。
改めまして本年もお付き合いの程、宜しくお願いします。
2017年1月9日 RC4tani
(続く。⇒次の記事『(181)幅200cm 大きな1枚鏡のある「おしゃれ」なダブルボウル洗面化粧台の収納力!』へ)
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