4階建ての中古ビルを購入してリノベーションして住んでいます。
本日は、イギリスで生活していた時、広いキッチンの家で過ごしましたので、キッチンスペースは広い方が良いと思うに至り、17帖LDKの中に5帖のキッチンを確保したという話です。
1.英国生活では「キッチン」の中にソファーがありました。
私はこの中古ビルを購入する前はロンドンの5軒長屋に住んでいました(テラスハウスと言います)。
おしゃれな大家さんで家にもこだわりがあり、キッチンの床が石畳という変な家でした。
さて、そのキッチン、間取りは上の通りで、日本人の感覚ではありえない程の大きなキッチンスペースだった上、天窓が4個もついていて家の中で一番日当たりの良い場所でした。
大屋さんがキッチンにソファを置いていたのを真似して、我々家族も「キッチン」の中にソファを置いた生活をしておりました。
2.妻の希望は「キッチンの中に椅子を置く」
まぁ、イギリスと日本(しかも都心)では住宅事情は異なりますので、楽しかったイギリスの住宅環境を日本にそのまま持ってこようとしても無理です。
私の実力では17帖のLDKを持つことで精一杯(笑)。
とは言っても妻も私もキッチンに椅子は欲しいよねという点で意見は一致しています。
3.当家の5帖キッチン図面
とんでもなく広かったイギリスの家とは異なり、いきなり日本的な図面になります(うーん、このギャップが大きい)。
システムキッチンは、キッチンに椅子を置ける通路幅という以外は、洗面所や玄関のような拘りはなく、ごくごく無難にパナソニックのリビングステーションSのL字型キッチンを採用しています。
こだわったのは、通路幅を115cmとしたこと。
普通、洗面所で人が後ろを通過する場所の通路幅は90cm程度と言われていますので、25cmもゆったりしています。
結果、出来たキッチンがこれ(↓)。
フロアの形状の問題もありますが、17帖のLDKで5帖をキッチンスペースとして使用してしまいました。。
キッチンもL字型にしていますので、スペースの広いこと。
薬やお菓子だけでなく、鉛筆削りやビデオカメラまでキッチンに置いちゃってます(笑)。
4.小さな子供は親のそばにいたい
子供の習性として「いつも親のそばにいたい」というのがあるようです。
ロンドン生活では妻が「ソファがあるキッチン」で食事を作ってソファでくつろぎますので、子供の遊び場も自然とリビングではなくキッチンになっていました。
現在の東京の家のキッチンではキッチンで遊ぶということはできませんが、幅がそこそこあるので、妻がこの椅子に座って本を読みながら料理を作ったりお菓子を食べていると、子供がキッチンの中に入ってあれこれと妻に話かけています。
5.キッチン中心の家を作ると面白いかも
キッチンにソファ。
やっぱり意味が理解できないと思いますので、イギリスのキッチンの写真を見つけましたので掲載します。
イギリスは雨の日が多くて薄暗いせいか多くの家庭にサンルームや天窓があります。当家の場合はキッチンに巨大な天窓2つ、小さな天窓2つという状況でした。
上の写真の場所はキッチンですが、環境的には1番良い部屋だったので、赤ちゃんのベットもキッチン内に設置されていました。。
当家のリノベーションは都心ということで難しいのですが、将来、郊外の土地の広い場所に住む機会があれば、キッチンが中心の家を建ててみたいと思います。
本日は「ソファがあるキッチン」という話でした。(続く。次の記事『(173)リノベーションに1番必要なのは「中古物件を購入する勇気。」』へ)
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます