中古事務所ビルを購入後、住宅にリノベーションして初マイホームとして都心に住んでいるRC4tani(@rc4tani)です。
LDKの家具配置は将来変更する可能性があるため、ダウンライトだけではLDKの照明位置を決めきれないという問題が発生しました。最終的に、ダウンライトに加えて、梁に沿ったダクトレール(ライティングレール)にLEDスポットライト照明を取り付けることで、将来の照度・照明位置の融通性を確保するアイデアにたどり着きました。
「折角のリノベーション。LDKに野暮ったいシーリングライトは嫌、オシャレにダウンライトを採用したい」と意気込んではみたものの、家具の配置は将来変更なる可能性があるのに、ダウンライトだけでは照明位置を決めきれないというジレンマに陥ってしまいました。
最終的には、当家では東京ガスリモデリング(工事会社)と相談した結果「照明の設置位置や照度の融通性を高くしておけば良い」という結論にたどり着き、梁に沿う形でライティングダクトレールを設置し、LEDスポットライトを取り付けることで、将来の照度・照明位置の融通性を確保するアイデアで問題解決しました!
目次
都心で4LDKを探したところ新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古ビルをリノベーションして住むことを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。中古住宅ローン(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、1ヵ月と20日が経過したところです。 ブログ概要⇒リノベーションブログのあらすじ
1.リノベ工事中にLDKの梁に照明を取り付けているのを発見!
リノベーション工事は54日目に突入。気分よく現場に来てみますと、「えぇっ!」と思う場所を見つけてしまいました。
リノベーション工事は3Dパースで照明位置を確認の上、着工していますが、工事54日目に私が現場で感じたことは梁からペンダントライトを下げると、ダイニング側⇔リビング間の空間的な広がりが阻害されるというものでした。それが上の写真です。
LDKの梁から「ぴよーん」と垂れているの照明用の電線なのですが、「えっ、ここに照明つけるの?」というのが私の素直な感想でした。
最終的には、当該場所は下の写真の通り、梁に照明を付けることを回避できました。
2.リノベーション工事の現場でのタイムリーな進捗確認は重要です
以前、『(118)大トラブル発生/キッチンカウンターの幅/東京ガスリモデリング』でお伝えしたキッチンカウンターの件でも同じですが、現場で実物を見て初めて分かることは多いですね。高頻度の現地確認のおかげで、今回で2度目の将来の大トラブル回避です!(工事中に気付いて良かったという意味です)
住宅工事は、新築、リフォーム、リノベーションに係らず、「施主が頻繁に現地確認を行うことが非常の重要」ということを、当方の経験則でしかありませんが共有させて頂きます。では、どのような経緯を辿ったか詳しく説明します。
3.リノベーション会社からのLDK照明位置の事前確認・提案内容
LDKのリノベーションをするにあたり、実は東京ガスリモデリング担当者から3Dパースが提示されて、ダイニングテーブルの上にペンダントライト照明が取り付けられる説明を受けておりました。
東京ガスリモデリングでは、施主(当方)が保有しているソファーとダイニングテーブルのサイズを織り込んだ3Dパースを作成し、LDKの照明位置の施工前確認作業を行って下さいました。3Dパースにはしっかりと「ダイニング」と「キッチン」の間にある梁も落ち込まれています。
ダイニングテーブルの位置も考えられており、その真上にペンダントライト照明があります!!!
私は素人なので立派なパースを見て「ふわー」と感心だけして「違和感なし」と東京ガスリモデリング(リノベーション会社)へ伝えてしまっていました。
4.LDKの照明位置を決めきれないなら「ダクトレール+スポットライト」がおススメ
結論としては、ダイニングテーブルを縦に置くか横に置くかをリノベ工事54日目では決めきれませんでしたので、将来的に家具の配置を変えたいと思った際に照明が制約条件とならないようにしようと考えました。
そこで、梁に沿う形でライティングダクトレールを設置して、LEDスポットライトを取り付けるという、融通性(Flexibility)を優先したアイデアに落ち着きました。
これは結果的には大正解でした。
テーブルは結果的にはパースとは違い、90度向きを変えて置くことになりました。また、引っ越し当初は3個しかスポットライトを取り付けていませんでしたが、子供が小学生になってダイニングテーブルで勉強するようになりましたので、ダイニングテーブル傍にLEDスポットライトを増設してテーブルの上を明るくすることが出来て大変満足しています。採用しているLEDスポットライトはAmazonで購入出来ます⇒オーデリックLEDスポットライ電球色 。
種別 | メーカー | 品番 | 金額 |
---|---|---|---|
LEDスポットライト (電球色) |
オーデリック | OS256412 | 約6,000円 (Amazonで約50%Off) |
ライティングレール (ダクトレール) |
オーデリック | LD0212(オフホワイト2m) LD0214(オフホワイト4m) |
約3,300円 (Amazonで約30%Off) |
(159)照明計画/LEDダウンライトとLEDスポットライトのみの2階LDK
5.リノベーション。「建物構造」「照明」の知見はあった方が良い!
リノベーションをご担当された東京ガスリモデリング担当者2名とは密にコンタクトしていましたが、それでも特に施主(当方)の「建物構造」と「照明」に対する知見と認識不足が原因で、私がやりたかったことをしっかりと意思表示出来ていませんでした。
A)建物構造に対する意識レベルの低さ
リノベーションでは、2階にLDKを作ることを決めました。
東京ガスリモデリング担当者はプロなので、現地調査と建物の竣工図面から、既存建物にはリビング・ダイニングとキッチンの間に「梁」があることを認識されていました。
一方、私はリノベーションの素人なので天井に対する意識は非常に低く、私のLDKの認識は施工前の事務所仕様のフラットな二重天井のイメージでした。東京ガスリモデリング担当者より確かに1度、居室の中に梁が出てくること、及びこれが照明計画に影響を与えることを指摘されていましたが、言われていることをしっかりと認識出来ていませんでした。
B)照明に対する意識不足
賃貸マンションや貸家に長く住んでいると、照明は殆どのケースでシーリングライトが採用されており、照明について主体的な検討をすることはありません。
しかしリノベーションを行う場合は、非常に自由度の高い設計・選択をすることが出来ますので、施主に十分な照明知識があることが望ましいと言えます。
またリフォームでなくリノベーションの場合は、天井高さを変更したり、これまで暗かった場所を居室として利用したりするなどの変更を行うので、既存建物の現地調査時点で、具体的な完成イメージを持つことは困難です。
私も、結果、照明についてリノベーション会社任せになってしまった点が多々ありました。
6.【お知らせ】今後、ブログの更新頻度を落とします
ふと思いたち開始したブログ執筆ですが、執筆を始めると思いのほか面白く、4か月間も続けることが出来ました。しかしながら、仕事もある中、特に平日は毎日1ブログでは一定の文量と(自分なりの)クオリティーを保つのが難しいと強く感じております。
その為、今後はブログ更新頻度を「不定期」とさせて頂きます。いつも更新時間の00時02分以降に集中して30アクセス程度ありますので、その方々のためにも事前にお伝えさせて頂きます。
今後は、不定期となりますが、引き続き訪問して頂ければ幸いでございます。(続く。次のページ『(125)リノベーション工事/1階木工事(トイレ、クローゼット)』へ)
当ブログ内のダクトレール関連記事もリノベーションの参考にして頂ければ幸いです。
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