1.マンションモデルルーム2件目/新築願望継続
さらに翌週末に、2件目の新築マンションのモデルルーム見学を行いました。
1件目の反省から今度は妻の実家から近い、財閥系の不動産会社が販売を開始したばかりの13~14階建てのマンションです。
基礎工事が開始されたばかりで入居は1年半も先です。しかし今度は現在の住まい(妻の実家)から徒歩5分なので俄然やる気が違います。自分で気持ちの入りようが全く違うことに気づきました。
2.4LDKに対するこだわり
意気揚々、モデルルーム(MR)を訪問し間取りを教えて貰って初めて気づきました。1件目の物件にはあった4LDKが間取り図にありません。
子供3人に一部屋ずつ与えるためにはLDKの他に夫婦の寝室を含め4部屋必要です。 その旨、伝えると営業マンは笑顔で言いました。
「郊外では4LDKの需要は多いですが、地価の高い都心ではまずそのような大型のファミリー層の需要がありません」
がーん(*_*)
確かに地価がとんでもなく高い東京の都心で4LDKの新築マンションを購入したら億ションとなるのは確実です。
4LDKの間取りに対する潜在的な需要はあっても、実際に都心で4LDKを購入出来る資金力のあるファミリー層などそうそういないと思います。言われてみれば私もそうだなと納得しました、私も買えません。。。
しかし折角モデルルームまで来てすぐに帰ってはもったいないので、素人ゆえ、資金面は無視して、自由な発想で「二戸を1つに出来ますか?」と質問してみました(金ねーだろと怒られそうですが・・)。
(営業マン)
まだ建設が先の上層階であれば出来ますよ。うちは各フロア4部屋ですが、35m2の1LDK×2戸と70m2の2LDK×3戸ですから、35m2と70m2の部屋を足せばお望みの100m2の4LDKが作れます。
内側は連結できますが入口ドアだけは2つとなる点はご了承下さい。
なんて話の分かる営業マンでしょう! こちらは4LDKの間取りが出来ると分かって大興奮です。営業マンから見れば仮に話が実現すれば2戸同時に成約となります!?
3.初めての支払い総額シミュレーション
早速、住宅ローンの支払い総額をシミュレーションして頂きました。金額は総額で1億円突破です。しかし営業マンは親からの融資があるとでも勘違いしたのか、元気に「自己資金額を教えて下さい」と話しを続けてきます(恥ずかしい~)。
会話しながら営業マンが提示した住宅ローンの毎月の支払額は、駐車場代や修繕積立金といった月々の支払いを考慮すると、物件価格だけの支払い額よりも2割ほど多くなります。
よって絶対に買えない金額なのですが、営業マンは『35年ローンを組めば大丈夫です』 と更に元気良く勧めてきます。
営業マンが提示した試算表では、金利も支払い総額を減らすために固定金利でなくリスクが大きい変動金利が採用されています(この頃は金利は固定・変動の選択については、一切アイデアがありませんでした(笑))。
この3ヵ月後に中古物件購入&リノベーションのために30年の住宅ローンを組みました。変動金利0.705%。住宅ローンを組んで3年が経過した2017年12月時点でも金利は相変わらず0.705%です。自分で言うのもなんですが結構なリスクを背負っているとは思います。2022年時点で8年が経過しましたが変動金利は契約時のまま0.705%で推移してきました。返済した元本は3,000万円(繰り上げ返済500万円を含む)。残価は7,000万円を切りました。
2022年9月 RC4tani
4.素人は直ぐにモデルルームで熱くなる
営業マンが元気に勧めてきます。こちらも素人ゆえ「払えないこともない」と熱くなって考えはじめます。「頭金は通常、幾らくらい必要でしょうか?」と思わず聞いてしまいました。
(営業マン)
幾らでも結構です。昔は金利が高かったので20%とお伝えしていましたが、今は超低金利ですのでそこまで必要はありません。手付としてまずは10万円では如何でしょうか?(←殺し文句です)
しかしこのタイミングで、前のめりの私を見て妻が冷静に「無理、無理」を連呼。結局、子供も疲れたようなのでその場は子供がぐずったことを理由に「また来ます」と伝えて帰りました。
5.素人は自宅で一旦冷静になった方が良い
自宅に帰ってモデルルームで頂いたローンのシミュレーションを改めて見てみます。
管理費や修繕積立金は親切なことに計算に織り込まれていましたが、駐車場代は含まれていませんでした。。
このころ、私は 物件購入当初は修繕積立金は安いのですが、5年目や10年目以降、値上がりすることなど知りませんでした。
(今思えば、ここでマンションを契約していたら上乗せされる駐車場代金と増加を続ける修繕積立金支払いで、今頃 大変なことになっていたと思います。
2022年9月 追記)
結局、この物件は予算面で諦めて正解となるのですが、翌週になってもこの2つ目の新築マンションの事が頭から離れませんでした(素人って怖いですね)。
次は、いよいよ中古ビルとの運命の出会いについて説明します。(次ページ『(5) 中古物件(中古住宅)購入の第一歩。突然の中古物件との出会い』に続く)
お待たせしました。次はいよいよ運命の中古物件との出会いです!