中古ビルを購入後、リノベーションして住んでいるRC4taniです。
東京では事務所ビルをリノベーションした住宅に住むことになりましたが、その前はイギリスに駐在していました。5軒の家が長屋風に連なっている築100年のテラスハウスと呼ばれる形態の家に住んでいました。
改めてイギリス駐在時の写真を見直してみると、リノベーションする際に当家に取り入れたかったなと思うイギリスの文化であったり雰囲気が沢山ありました。
今回は無垢材家具のドアと床材(フローリング)の魅力について説明します。
目次
1.無垢の天然素材がふんだんにある築100年の家(イギリス)
イギリスで住んでいた家です。ダイニングからキッチンに向かって撮影した写真です。イギリス人は家の中でも靴を履いていますが、我々は日本人なので玄関ドアの内側にマットを敷いて家の中では靴を脱いでいました。
さて、イギリスで住んでいたこの家は、家主がリフォーム大好きな方で天然素材を使った「こだわりのある家」にされていました。そのためキッチンは幅を拡幅した上で石材を使った床にされていました。
当時2歳だった次女は写真の通りダイニングまでは裸足で、石板が敷かれたキッチンへ行くときは長靴に履き替えていました(笑)。
この家、築100年を超えている家なんです。床材とトイレのドアも完全に無垢(天然木)ですからね。壁はしっかりペンキが塗り直されており壁紙も綺麗に貼り直されていて、古い家なんですけど清潔感がある家でした。
2.無垢材床(フローリング)の100年後の姿
写真は住んでいた家の床板の拡大写真です。節あり、割れあり という状況で壁との境目も汚くなっていますが、家全体トータルで見ると私からみれば「おしゃれ」に見えます。
ダイニングの全体が分かる写真で雰囲気をお伝えします。
妻は引っ越した直後、やはり少し気になるのか床の板のすき間に入ったゴミを熱心に取り出したりしていましたが、次第に、なんだかこういう家も「あり」だなという思いが強くなってきました。
3.無垢材のドアの魅力
写真の撮影意図(子供の撮影)と使っている場所(リノベーションブログ)が異なりますので、子供は無視して下さい・・・(笑)。この写真の主役はあくまで無垢材のドアです。
築100年の家で使い続けられているドアです。ドアノブは最低1回取り換えられていることが分かります、なぜなら「ドアに穴が開いているから(笑)」。
借家だったということもありますが、綺麗にペンキで白に塗られた壁と、ドア周りに「廻り縁」が施されていますので、全体的にはお洒落感が漂っている古い無垢材のドアという印象があります。
改めて見直すと一階のトイレのドアも同じですね。
ネットでイギリスの無垢材ドアを輸入している会社を見つけましたので紹介致します。私は次回、家をリノベーションする場合は、徹底的に無垢材にこだわってみたいと考えています。こういうところに目を付けていらっしゃる業者様もいるって面白いものですよね。
4.無垢材建具の魅力。反り・節による陰影。
無垢材の床材って、逆光で写真撮影しても表面そのものに節や傷があったり、何よりも反りがあるので、陰影が出ていい感じになるんですよね。
イギリスの家はダイニング(子供が立っているところ)が窓のない部屋になっていたので、昼間に電気を点けないと写真のような感じになっていました。
改めてみるとこの床材がいい味出してます。
やっぱり天然素材でしか出せない風合いってあります。
特に板が反ってフローリングの板と板の間に出来るすき間こそ、無垢材の魅力ではないでしょうか。
実はドアも反りがあってしっかり閉まらなかったりしていましたが、どこまで気にするかの問題だと思います。実際、私はイギリスで住んでいたときは(借家ということもありますが)ドアの閉まり具合は気に留めていなかったです。少々の不便さも無垢建具の魅力と整理したいと思います。
日本の住宅は築100年の住宅ってなかなかお目にかかることは出来ませんが、解体する際には少なくとも板材や柱は再利用するか市場に流通させると、古材を使ったリノベーションを考えている方などに高値で売れるのではないでしょうか。
5.古い無垢材のドアがオシャレに見える理由
さて、築100年の家で、ドアノブ交換した穴がそのまま残ったドアがどうしてお洒落に見えるのかなーと気になりました。
もちろん、無垢材を使用した床材とのコーディネートだったり家全体のイメージというものも当然関係していると思います。
しかしドア単体に目を向けると、表面の装飾がポイントなんだなー と分かりました。
これが当家のようにパナソニック製の突板したぺらっとしたドアとの一番大きな違いですね。恥ずかしいですが参考まで比較写真を掲載します。
なんだか全然印象が違いますね・・・・。家全体のコンセプトって大切ですね。
ビルをリノベーションしたとはいえ、内装を天然素材にこだわってみるというのも一つの選択肢だったのかなーと、今更ながらに思ってしまいます。(当時、思いついてもお金が無くてできなかったとは思いますが・・。)
ネットで探してみると天然無垢材でも「開き戸」であれば2万円代(税抜)で購入出来るようです。リノベーションやDIYを検討されている方は、無垢材ドアを目玉の一つに加えてみられては如何でしょうか。
6.おわりに
いつも最後までお付き合いありがとうございます。
本日は『(206)無垢材建具(天然木建具)のドアって素晴らしい!』という話でした。
今後はときどき、イギリスの借家をネタにしてリノベーションブログを書いてみますのでよろしくお願いします。
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リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます