中古ビルを購入後、リノベーションして住んでいるRC4taniです。
本日もイギリスネタです(笑)。
イギリスに住んでいた時のお庭の写真を見るたびに、東京ではガーデニングが出来ないなーと残念な気持ちになります。
リノベーションに目をつけて都心にマイホームを手に入れたことについては達成感がありますが、やっぱりお庭も欲しいなーとは思い続けています。
イギリスの家の庭は日本ではあまり見られない造りでしたので、私なりの理解で紹介させて頂きます。題して「やったこともない素人が語る、お庭のイギリス風リノベーション」です。
目次
1.リノベーションで実現したい『キッチンから続いたお庭』
前回披露しておりますが、イギリスで住んでいた家は築100年のテラスハウス(長屋)をリノベーションした中古物件でした。お庭は両サイドに花壇があり、キッチンの床石がそのままガーデンに続いていました。今思っても本当にオシャレなイギリスのお庭でした。
写真で見て頂くと分かりますが、まず大きさの違う平石をモザイク状に並べてあります。
うーん、素晴らしい。これだけでこの家のオーナーはセンスが良い人だと分かりますね(実際、何でも自分でDIYリフォームされる方でした)。
前回のブログで掲載したお庭側からキッチンを眺めた写真を改めて掲載します。
2.イギリス風のお庭(様々な草木を植える演出)
私の住んでいたイギリスの家は、テラスハウスと呼ばれる5軒長屋でしたので、両隣が隣接しています(私の家はちょうど真ん中でした)。隣地との境は、木製の塀で目隠しされていますが、上部の格子柄(欄間とはいいませんが)のデザインが素敵です。大人であればこの格子状になった場所からお隣さんを覗くことが出来て会話を交わすのにちょうど良い高さにしてありました。
さて、塀の手前は細い丸太を横にして縦に二本積んで仕切りとして草木が植えてあります。ぱっと見ただけで5種類の草木が植えてあります。私の写真では分かり辛いかもしれませんが、この草木の選び方のセンスが素晴らしいです。
3.イギリスのお庭は土が良いので面白いほど植物が育つ
子供がどーんと映っていますが私がお伝えしたいのは芝生と背景のライト(照明)です(笑)。
イギリスは本当に気候と土が良いところでした。
芝生は日本ではマット芝(野芝)を地面に貼りつけて養生しますが、イギリスでは種から芝生を育てます。私もホームセンターで芝(洋芝)の種を買ってきて、芝が薄い場所にパラパラと撒いただけで、1ヵ月後には素晴らしい状態の芝になった程です。洋芝の特徴ですが、日本では横に芝が伸びていきますが、イギリスでは稲のように真上に芝が伸びます。芝を刈ることで枝分かれして、横に展開していきます。
地面が芝でフカフカしていますと、天気の良い日のお菓子タイムは、「お庭で食べようかな」と自然となるものです。ちょっとしたものでも、自然の中で食べると、おいしさが増すので不思議なものです。
あと写真の左上の方にライトがあります。これは夜、庭木をライトアップするものでした。残念ながらライトアップされた写真はありませんが、夜の庭は素晴らしく綺麗で、恐らく両隣の住民も「綺麗だな」と思ってみていたはずです。
4.イギリスのお庭。平石の質感が素晴らしい
石の質感をお伝えしたくてUpの写真を掲載します。モザイク状に敷かれた石ですが、全て天然石です。下世話な話ですが、日本でこれだけのことをすると結構なお金が掛かると思います。
イギリスではホームセンター(当家のそばはHome Baseというホームセンターでした)でこのような石が大量に置いてありました。
お庭のリノベーションをする際、思い切って天然の石材を「どーん」と敷くとカッコいいものになるんだという好例だと思います。
折角なので上段(キッチンから続く平石)と下段(芝生)の境目の納まりが分かる写真も掲載しておきます。
5.イギリスのお庭。小さな花壇
この写真で説明したいのは、小屋と小屋へのアプローチの石、それと右側の花壇です。
まずお庭の奥にはちょっとした小屋を建てて、芝刈り機や剪定ハサミなどが保管されていました。小屋への入口のアプローチも大きな平石で素敵でした。
花壇ですが、オランダに出張した際に1ユーロ(130円程度)で10個もチューリップの球根が購入出来たので、それをそのまま花壇に植えたら、簡単に全て芽が出てきてすべてのチューリップが咲きました!
日本ではチューリップを植えたことがなかったので良い経験でした。
なお、子供達は何をしているかというと、二人でチューリップの歌(咲いたー、咲いたー、チューリップの花が~)を熱唱しているところです。
6.花柄ワンピースはイギリスの文化
イギリスでは女の子は殆どがワンピースを着ていました。
アニメキャラ柄もなくはないですが、日本と比較すると写真のような花柄模様の比率は圧倒的に多かったですね。
花を鉢植えして育てていたら、子供のワンピースと同じような色合いになっていたので、思わず撮影したものが上の写真です。ほんと、イギリスは花の国でした。
7.イギリスのお庭。冬には雪も降ります
年に数回ですけどイギリスでは雪も降りました。朝起きたら一面雪化粧でしたので驚きました。
子供達はカッパを着て、元気にキッチンから飛び出して雪遊びです。
8.イギリスのお庭でバーベキュー
リノベーションで手に入れた都心での生活は快適です。
しかしイギリスでの生活と比較すると自然が足りなさ過ぎますね。
海外と比較してもしょうがないのは理解していますが、いつもお庭で食事をしていた頃は、精神的な豊かさというものが明らかに今よりありました。
大きなお庭を構えることが出来る立地(地方?)にお住まいの方は、最近はやってきているオープンタイプのリビング(すぐに庭に出られる)へのリノベーションに挑戦されては如何でしょうか? きっと素晴らしい生活を送ることが出来ると思います。
一生に一度きりの人生です。リノベーションで工夫して、満足感の高いお家に住みたいですね。本日は『(208)お庭をイギリス風にリノベーション!』というお話しでした。
(207)キッチンに住む
(206)無垢材建具(天然木建具)のドア・フローリングって素晴らしい!
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます