6月19日 リノベーション工事(80日目)
さてリノベーション工事は80日目に突入しました。地上4階建てビルの住宅リノベーションなので時間を要する工事となっています。7月12日の工事終了予定日まで1ヵ月を切っています。工事現場では引き続き木工事や内装の仕上げが階毎に行われていますので、適宜、説明させて頂きます。
初めての方へ:本ブログは(1)より継続しており、中古ビルとの出会いやリフォーム会社7社への相見積の話など『ブログ著者からのご挨拶/中古ビルのリノベーションブログ(地下室付きRC造4階建て)』よりお読み頂ければよりお楽しみ頂けると思います。
目次
都心で4LDKを探したところ新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古ビルをリノベーションして住むことを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果(見積比較表あり)、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。中古住宅ローン(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、3ヵ月目に突入しました。 ブログ概要⇒リノベーションブログのあらすじ
1. 造作押入れ工事の進捗状況
間取り図
3階は寝室(12帖)、トイレ、ウォークインクローゼット、押入れという間取りになります。本日一つ目のトピックスとしては押し入れを取り上げさせて頂きます。まずは3階の間取り図面を改めて共有させて頂きます。
事務所を住宅にするわけですが、リノベーションなので居室スペースと収納スペースの比率は自分で好きなように決めることが醍醐味の一つとなります。しかし「収納って大切だよ」と言われながらも、居室スペースを広くしてしまいがちなのが人情ってものではないでしょうか。
私の場合は、この3階に関しては収納力優先での間取りとしています。間取り図面を参照して頂けば分かりますが、ウォークインクローゼットに2帖のスペースを確保した上で、更に押入れを1帖ほど確保することにしました。
現在、家族5人が3階で寝ているわけですが、ベット5つなどは非現実的で、低いベット1つと、布団を4組敷き詰めて家族5人が寝ています。この布団の収納先が「造作押入れ」となります。結果としては大正解。布団がある限り押入れがないと困ります。当たり前といえば当たり前ですが。意図した場所に意図したものが設置できる、これがリノベーションの魅力だと思います。
押入れの引き戸
では早速、工事80日目の押入れ状況写真です。
押入れそのものは大工さんが造作されています。洋間なので扉は襖(ふすま)ではなく、パナソニック製の引き戸(ソフトクローズ機能付き)です。
住み始めて「便利だな」と感心したのがソフトクローズ機能です。子供が扉を強く閉めても直前で扉が閉まるスピードが遅くなり、音もなく扉が閉まります。一度、この機能に慣れると「ソフトクローズ機能」のない「引き戸」は使えなくなります。建具の進歩って地味ですが凄いですよね。
2.押入れ造作内部
柱がある押入れ
図面を見て頂けば分かりますが、押入れはラーメン構造(柱が建物の構造材)の核となる四隅の柱の位置に設置します。そのため向かって右側の一部には梁が貼り出していますが気にしません(笑)。逆に「リノベーション故、臨機応変に対応して頂けた」と感謝しております。
押入れ収納棚
押入れ上部には東京ガスリモデリングが収納用の棚を取り付けて下さいました。お蔭さまで天井高さ一杯まで季節外の布団や衣類を収納出来ています。
押入れの中にトイレ配管!
上述記事内の写真下部に説明しておりますが、押入れの隣にはトイレがあります。初めからの設計なのかミスなのかは分かりませんが、トイレ内の配管が一部押入れスペースを通過するため、目隠しされています(笑)。
東京ガスリモデリングのご担当者には大変お世話になりましたので、この程度のことは気になりません。3階は小さなトイレですので仕方ないと整理しています。
3.壁紙貼りつけ作業(3階)
この日、気付いたことがもう一つあります。壁紙貼りつけが順調に進んでいることです。3階のトイレ横の壁は一部終了していない箇所がありました。壁紙がある・なしでは全く印象が異なります。
4.収納を多く確保した感想
収納に関しての結論は、十分なスペースを確保して良かったと、ごく当たり前のことですが感じています。それも広さのある中古物件を購入したからこそ、思い切って収納へ面積を割くことが出来た結果です。
以前、妻の友人が当家に遊びに来た際に「家の中に家具類が少ない」のに驚いたとのことでした。ウォークインクローゼット、クローゼットをはじめとして、作りつけの収納を十分確保したことがそのような評価を頂いた理由だと思います。
→リノベーションでつくる ヴィンテージスタイルの家 (私のカントリー別冊 Come Home!HOUSING) (👈なか見!検索で、無料で17ページ分を閲覧できます)
5.収納リフォーム事例の価格帯
さて本日は造作押し入れについてお伝えしました。
子供3人がいる家庭に限った話ではありませんが、実際に住んでみて、お布団を収納できる押し入れを作って本当に良かったと実感しています。
当家はリノベーションの一部として押し入れを造作しましたが、気になる一般的な収納リフォームのお値段はというと、全国対応可能なNTTグループ系のリフォーム会社ホームプロが調べたところ中心価格帯は30~40万円、目安価格帯は10~50万円となっています。
この会社のホームページはリフォーム事例と価格や統計的な情報が多く掲載されていて具体的なイメージを持つことが出来るので、収納リフォームをすべきか悩んでいる方はぜひ参考にされてみて下さい。結構、おすすめですよ。
6.次回の予告
次回はこの頃に準備を始めた「建物の用途変更」について説明したいと考えております。(続く。次ページへ)