中古ビルを購入してリノベーションして住んでいるRC4taniです。
各階の使い方は下表のとおりです(各階クリックでリノベーション前後写真ページに移動します。)
4階 | 子供部屋(12帖) |
3階 | 寝室(12帖)、トイレ・洗面所 |
2階 | LDK(17帖) |
1階 | 玄関、トイレ・洗面所・風呂 |
地下室 | 音楽・トレーニングルーム |
本日は将来、子供が大きくなって個室を欲しがった場合に備えて、検討したこと、事前に準備したこと(間仕切り用の下地等)について、間取り図を交え説明致します。
目次
1.子供3人を育てながら家について思うこと
誰でも子育てははじめてのこと。将来に対する期待や不安は子供自身についてもありますし、家のこともはじめてのことが多々あります。
私はこのリノベーション住宅を初のマイホームとして手に入れる以前に、1LDKに家族4人で4年程度、住んでいたことがあります(その後、仕事の都合で英国に住んでいた間に3人目が生まれた後、帰国しました)。
当時は子供が小さく(2-3歳)4人家族であれば1LDKでも十分な広さでした。
しかし家は大きくなりませんが、子供は大きくなります(笑)。
マイホーム購入は特に東京では頭が痛い問題です。
郊外で広い土地に新築の家を自由に建てられる方は、白紙に図面を書くようなものですから、『間取り』の候補は幾つでも考えられるので、大変ですが楽しい作業だと思います。
一方、当家は都心に狭小ビル(建坪35m2)を購入してリノベーションしましたので、郊外の新築戸建てと比較すると間取りの制約がありました。
お金もなかったことから、各階の空間を仕切りは極力行わない方針としました。
1階は水回りを設けるため間仕切りしましたが、2階は間仕切り無しのLDK、4階も間仕切り無しの子供部屋、3階だけは収納がないと不便なのでクローゼットを造作しています。
住んでみての感想。
当家は5層構造ということもありますが、子供達(一番上が小学校低学年)は基本的には親のそばを離れません。
つまり、いつもLDKに家族5人が集合している状態です。
このことから子供が小さいうちは普段使わない場所をわざわざ「将来のために」という理由で部屋を2分割しなくて良かったと感じています。
今は、出来る限り永い間「広い寝室」と「広い子供部屋」のままの家にしていた方が、のびのびと過ごせていいなーと考えています。
2.子供部屋を2つに間仕切りするための工夫
とはいえ、上の子が中学校に入る頃には個室が欲しいと言い出すと思います。
そのような事態を見越して4階の12帖の子供部屋は一応、2分割できるよう少しだけ工夫をしています。
1)間仕切り壁用に天井下地を予め施工しておく
細かな方法は未検討なのですが、上述4階の12帖を2部屋に間仕切る計画としています。
妻は「ベットや机で緩やかに部屋を仕切るのも一つの方法」と常々コメントしていますが、私個人としては音漏れしない程度に壁を作ってあげたいと考えています。
将来、壁を立てるリフォームをする場合、二重天井内に事前に分厚い下地を入れておくと施工費がグンと安くなります。
フルリノベーションしている際に天井裏に下地材を入れる程度は非常に簡単なことですので、東京ガスリモデリングより提案頂き、上述図面の部屋中央(斜線箇所)に将来の壁造作用として下地を予め入れて頂きました。
(104)ダクトレール照明を取り付けました!仕組みと埋め込み工事費用と単価
2)エアコン取付場所も2箇所にしておく
また建物4階は最上階ということで夏場はかなり暑くなるのでエアコンの設置は必須です。
建物がRC造なので壁に穴を開けるのは少し大変です。
また当該部屋が4階ということでエアコンの設置施工は戸建て住宅と比較すると非常に大掛かりな工事となります(室外機は屋上に設置します)。
そこでエアコン取付可能位置は2箇所としてリノベーションを行っています。
入居当初(現在もですが)はエアコンは1つのみ設置ですが、将来、部屋を2つに分割した際に2つ目のエアコンを簡単に壁に取り付けらえるよう、電源コンセントや屋上に置くことになる室外機をつなぐ配管をリノベーション時に施工してもらっています。
3)照明配置に柔軟性を持たせる
子供部屋を2つに分割できるように考えていますが、机やベットをどのように配置するかまではとても決めきれません。
子供の部屋の中の机等の配置は、子供に自分で考える機会を与えたいと思います。
そうすることで子供も自分で物事を考えて行動できるようになると思います。
そのため、机がどの場所に来ても対応できるよう、照明も融通性を持たせています。
具体的にはダクトレール(ライティングレール)を採用し、将来、照明の増減を自由にできるようにしました。
先日、子供部屋の照明計画について投稿していますので、詳しくはこちらをご参照下さい。
(161)リノベーションの照明計画・電気配線(4階、階段室、地下室)
4)クローゼットは均等に設置出来ず・・。
ここまでは順調でしたが、収納についてはひょっとすると将来、不公平感が出てしまう可能性があります。
実は4階は斜線規制があり、北側と南側の壁は一部、斜め壁となっています。
北側は斜線規制は部屋の高さの半分程度までなので造作でクローゼットを作ることが出来ました。
一方、南側は斜線規制線が床の直ぐそばまであるため、クローゼットを作ることが出来ませんでした(詳しくは関連する2投稿を参照下さい)
将来、既製品のクローゼットを購入するなどして対応することになるかもしれません。
3.終わりに
はじめての家が「中古&リノベーション」でしたので、将来リフォームすることに対する抵抗はありませんが、出来れば無駄なお金は使いたくないと考えています。
本日の話が、皆さんのリフォーム・リノベーションのお役に立てれば幸いです。
次回は「寝室(12帖)」を寝室と子供部屋に分割する計画を説明したいと思います。
いつも最後までご一読頂きありがとうございます。(続く。次の記事『(165)寝室を間仕切り、子供部屋を増設するための事前対応』へ)
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スマホでは画像を指で左右にスワイプすると便利です(^^)/
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