フルリノベーション工事は27日目となりました。本日は斜線規制が適用されている最上階の壁の有効活用として、斜線規制壁に3枚引き戸のクローゼットを造作する話です。クローゼット造作のリノベーション施工状況、費用、施工図面を説明します。(→私のプロフィール)
まずはじめに完成した斜線規制壁に造作した3枚引き戸のクローゼット映像をご欄下さい。
(雑感)本日は142名の新規来訪者がいらっしゃっています(23時時点)、ありがとうございます。いつも通り、新規来訪者のためにリノベーションしている建物図面を再掲させて頂きます。本ブログは過去より継続しているブログなので、新規来訪者の方には、直近ではリノベーション工事が始まった『(82)』からお読み頂ければ、内容を御理解され易いと思います。(いつも同じ書き出しですいません。m(__)m) (2017年1月時点では1日500名の来訪者の方がいらっしゃいます)
目次
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビルを購入することを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。C信託銀行と住宅ローン契約(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、解体工事が階段室を除き終わり、内装工事が開始されたところです。
1.道路斜線規制のある4階の壁のリノベーション
4月27日(日)。リノベーション工事が始まって27日目となります。本日は徹底して造作クローゼットについて書かせて頂きます。
さて、リノベーション後の間取りは「2LDK+納戸」となります。しかし3人の子供のために、将来4階は二部屋に分割する予定です。3人目には3階を分割して子供部屋を作って合計3部屋の子供部屋を作り、最終的に「4LDK+納戸(地下室)」という間取りの家になる予定です。
4階の現状は子供の遊び部屋と洗濯物干場となっています。
実はこの物件、事務所ビルだったのでベランダがありません(初カミングアウト!)。更に共働きなので洗濯物は原則、夜に4階に干して除湿器をOnにして乾燥させています。RC造物件のためか密閉性が良いのでしょうか、朝には洗濯物はしっかり乾いています)。
2.斜線規制壁へのクローゼット造作
分かり易いように今更ながらですが4階の図面を掲載します。
このクローゼットは完全に造作クローゼットとなります。
冒頭で述べた通り、将来、4階(10帖)は二部屋に分割します。天井下地で分かる通り、部屋割りは図面の上側と下側です。
よって普通に考えればクローゼットは2か所必要です。しかしクローゼットは一つしか出来ませんでした。
3.クローゼットが片側1つしか出来ない理由
写真中心で紹介させて頂きます。
上の写真が斜線規制箇所を有効活用すべくクローゼットを造作しているところです。
それでは改めて3枚連動引き戸の映像を紹介させて頂きます。
4.斜線規制箇所へのクローゼット造作時の制限
お伝えしたいのは、クローゼットそのものはどこにでも造作出来ますが、壁が斜めになっている箇所を有効活用しようと思って造る場合は制限が出てきますということです。
何の制限かというと『クローゼットに取り付けるハンガー用の棒(バー)は、肩幅分の半分、一般的には30cm程、壁から離す必要がある』ということです。
そうしないと、洋服を強制的に斜めに吊るしてクローゼットに収納することになります。写真で説明すると、次の通りとなります(23:46。間に合わないー)。
ブログのランキング上位者は、皆さん、綺麗な写真を使って読んでいても気分の良いブログなので、当方もそのようなページを目標にしています。
本日は、今、撮影したばかりの写真を多用して申し訳ございません。ただ、斜線規制箇所のクローゼットを作る場合の、制限についてはご理解して頂けたかと思います。
5.斜線規制箇所への造作クローゼット施工図面
3枚引き戸のクローゼットの施工図を掲載致します。
クローゼットの横幅は約4mあります。そのためハンガーパイプは途中で垂直方向にもパイプを通すことで強度を保っています。
下り天井の傾きを考慮し、スーツの肩幅分だけ確保した場所をクローゼットの扉位置としています。
6.幅3mのクローゼット造作費用
この幅3mのクローゼット造作費用概算金額は次の通りです。
木製建具調整費 | 12,000円 |
木製建具取付下地組 (周辺ボード張りを含む) |
8,500円 |
クローゼット3枚引き戸(1セット) (メーカー希望価格) | 210,000 |
♪その他のリノベーション費用は 当家のリノベーション見積書を参照下さい♪
Closet記事 (140)斜線規制壁への造作クローゼット他/フルリノベーション
クローゼット記事一気読み クローゼット記事(Closet, WIC, WISC)
7.収納リフォーム事例の価格帯
さて今回は4階に造作設置した大型クローゼットについてお伝えしました。
子供3人がいる家庭に限った話ではありませんが、実際に住んでみて、大型収納が多い家にして本当に良かったと実感しています。
当家はリノベーションの一部としてクローゼットを造作しましたが、気になる一般的な収納リフォームのお値段はというと、全国対応可能なNTTグループ系のリフォーム会社ホームプロが調べたところ中心価格帯は30~40万円、目安価格帯は10~50万円となっています。
この会社のホームページはリフォーム事例と価格や統計的な情報が多く掲載されていて具体的なイメージを持つことが出来るので、収納リフォームをすべきか悩んでいる方はぜひ参考にされてみて下さい。結構、おすすめですよ。
8.明日の予告写真
続く。(次ページ『(101)事務所階段の住宅リノベーション工事/リノベーション工事27日目』へ)
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リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます