地下室付きの中古ビルを住宅にリノベーションして住んでいるRC4taniです。
本日は「ベランダの無い家」の間取りと洗濯物事情について。
除湿乾燥機があれば「ベランダ無しでも3人の子供の大量の洗濯物があっても十分生活可能」という結論なのですが、除湿乾燥機のメリット、デメリット、乾燥方式の違い、および、除湿乾燥機以外の乾燥方法についても説明します。
目次
1.ベランダの無い戸建て!
当家は事務所仕様のビルだったのでベランダがありません。別の言い方をすると、掃き出し窓がありません。
文字で書いても分かりにくいので外観映像を用意しました(^^)/
さらっと「ベランダがない」とお伝えしましたが、今住んで居る中古ビルに出会って「購入&リノベーション」を考えた際の当家の子供は保育園児3人。
毎日、大量の洗濯物が発生します。当時は妻の実家に居候させて頂いていましたが、洗濯物は2階と3階のベランダを利用して干していました。
私自身、ベランダのない家には住んだことがなく、屋内で洗濯物は十分乾くのだろうか、乾燥が十分でなく匂いが気になるのではないだろうか、という不安がありました。
ベランダ無し戸建てに住んではや2年。
結論としては、ベランダはなくても全く困りませんし、洗濯物の匂いで困ったこともありません。
2.ベランダ無しとなる物件
地方や土地の広い場所で戸建て物件が当たり前というエリアにお住まいの方は、「ベランダのない家ってどういうことよ」と理解できないかと思います。
私の住む東京・都心では次のような物件がベランダ無し物件となります。
【ベランダ無し物件】
- 超高層マンションの上階住戸
- 外観重視のデザイナーズマンション
- 周囲に住宅やマンションが近接する戸建て・マンション
- 事務所 (→当家はこれ)
理由はどうであれこれだけベランダ無し物件があるということは、それでも生活出来るということです。
3.除湿乾燥機による洗濯物乾燥
当家では洗濯物の乾燥の主力は除湿乾燥機(除湿器)となっています。
1) 乾燥時間
除湿乾燥機(除湿器)を利用すれば夜21時に洗濯物を干すと朝には除湿乾燥機は止まっています(つまり乾燥終了ということ)。
当家の乾燥条件は、4階12帖の部屋、RC造でアルミサッシ窓が採用されています。
よって気密性は木造住宅と比較して高いです。
2) 湿度管理
除湿器を使用して乾燥させますので、湿度には気を配っています。
私の経験から室内湿度が60~70%で除湿器を使って洗濯物の乾燥を始めると、朝には湿度が20%程度下がっています。
よって部屋にはデジタル湿度計を常時設置しています。
3) 除湿乾燥機のメリット、デメリット
除湿乾燥機の最大のメリットは、一度に大量の洗濯物を干せること、また洗濯物が熱で縮むことがないことです。
除湿乾燥機のデメリットは、相応にコンプレッサーの音がすることです(コンプレッサー方式の場合。詳細後述)。
空き部屋か脱衣所等、人が居ない場所での利用が基本です。
ワンルームに住んでいる独身の方が、夜、寝ている部屋で利用していることはなく、皆さん、外出中に乾燥させているはずです。それくらい、音がします。
当家は現在、4階の子供部屋をほぼ使っていませんのでここに干しています。
4.除湿乾燥機の種類(コンプレッサー方式とデシカント方式)
私が使用している除湿乾燥機は「東芝 コンプレッサー式除湿乾燥機 RAD-R63(W)」。
3年前(2013年)に購入しましたが今は既に廃番となっています。
また東芝は現在、デシカント式の1機種のみで、除湿乾燥機であれば最大手はコロナ社となり約20種類の機種が販売されています
ここで除湿乾燥機は二種類の種類があることを説明しておきます。
1)コンプレッサー方式の除湿乾燥機
除湿方法は、空気を冷やして水分を取り除く方式。
コンプレッサーを使って冷媒(フロンガス)を循環させて空気を冷やして湿気を水滴にして空気から水分を回収します。エアコンの除湿と同じ原理です
【コンプレッサー方式のメリット】
・高温(25度以上)での除湿力が大きく梅雨~夏場向き
・除湿量が多くパワフルに乾燥可能
・消費電力が小さい(デシカント方式の半分位)
・室温上昇が少ない(1~2℃程度)
【コンプレッサー方式のデメリット】
・振動音が大きい(コンプレッサーがあるため)
・本体サイズが大きく思い
(使用している感想)
当家が使用しているのはこのコンプレッサー方式。電気代が後述するデシカント方式の約半分という点が気に入っています。
ただデメリットに記載した通り振動音があります。
当家では寝室(3階)と、除湿乾燥機の利用場所(4階)は階が別になっていますので就寝中でも音は気になりません。
しかしマンションやアパートでコンプレッサー方式の除湿乾燥機を利用すると、夜間は音が気になる方も多いと思います。
CD-P6317(W)
2)デシカント(ゼオライト)方式の除湿器
ゼオライト(乾燥剤)で水分を取り除く方式。
ゼオライトに水分を吸着させ、ゼオライトをヒーターで暖め湿気を含んだ空気を熱交換器内を通し冷やして水滴にすることで空気から湿気を回収します。
【デシカント方式のメリット】
・低温時での除湿力が大きく冬場も得意
・コンプレッサーが無く軽量コンパクトで静か。
【デシカント方式のデメリット】
・ヒーターがあり消費電力が大きい
・発熱量が多く部屋の温度が上がる(室温上昇は3~8度)
(感想)私は利用したことがありません。しかしコンプレッサー方式でも1-2度程度は室温が上昇しますので、室温上昇が3~8度と大きい点と電気代が掛かる点は住まいの事情を考慮した上で十分認識しておく必要があります。
5.ガス衣類乾燥機(乾太くん)
除湿乾燥機を利用している時間がないときは、ガス衣類乾燥機「乾太くん」を利用しています。電気式と比較して圧倒的な乾燥力が魅力的な乾太くん(かんたくん)の記事はこちらにございます。
→ガス衣類乾燥機「乾太くん」
6.浴室乾燥機
ガス式の浴室乾燥機(TOTOサザナのオプション)を当家も備えておりますが、1回程度しか利用したことがありません。
理由は家族の行動パターンに合わないため。
共働きの当家では、洗濯物を取り込み(たたみ)と干す作業は同時に一回で済ませています。
お風呂の浴室乾燥機を利用する場合は、洗濯物を取り込み(たたみ)と干す作業が別々に行う必要がありますので精神的な負担となり、利用しておりません(つまりお風呂に入る際に、乾いた洗濯物を取り込む作業が必要となる)。
7.終わりに
このブログのテーマは「中古購入&リノベーションで叶えるオンリーワンの個性あるマイホーム」です。
本日は「ベランダの無い家の洗濯事情、除湿乾燥機のメリット、デメリット」 について説明させて頂きました。(続く。次の記事『(176)事務所玄関ドアの住宅用リノベーションとタイル割り付け』へ)
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