狭小事務所ビルを中古で購入してフルリノベーションしているRC4taniです。
先日説明した1階に続き本日は2階LDKのコンセントの成功・失敗について説明します。
目次
都心で4LDKを探したところ新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古ビルをリノベーションして住むことを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果(見積評価表)、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。中古住宅ローン(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、4ヵ月目に突入しました。
0.2階LDK(17帖)の照明計画
まずは東京ガスリモデリングより提案があった初期の照明計画図面を掲載します。
この図面内の個別部分を個別に説明します。朱文字は私が初期図面に追加・訂正を依頼した箇所です。
1.TVそばのコンセント(成功&失敗)
東京ガスリモデリングから当初提案があったのは「コンセント3個口+TVアンテナ+TEL」をTV設置予定場所の壁面に設置するというもの。
一方、私は3個口では少ないと思い6個口へと変更を依頼しました。
(成功)コンセントは既に4口を使用しています。使途はTV、HDD、ブルーレイ、電話親機の4つ。少なくとも3口では足りませんでした。
(失敗)最近のTVは当然のようにネット対応なのでLANケーブルがあればTVにネットを導入することが出来ます。当家は6年前に購入したプラズマTVでしたのでLANは不要でした。今度、TVを購入する際は間違いなくLAN端子がTV裏にあった方が良いだろうなと今、ちょっと後悔しています。
2.壁掛けTVを想定した将来の予備コンセント(角の柱の両サイド)
図面上、ダイニングテーブルはキッチンカウンターのそばに配置してあり、TVはキッチンから遠い位置となっています。しかしダイニングテーブルそばには比較的大きな壁面が確保できますので、この壁にTVを取り付けるとサマになるという思いもありました(実際には図面通りの位置にTVを設置しています)。
要はTVの位置候補が2つありましたので、TVが2つ目の候補場所に設置されることになっても対応できるよう、部屋の別の角(隅)にもTVアンテナ端子でTVコンセント6口を設置しました。
あと妻の実家がガスストーブを愛用していましたので、妻から「絶対にガス栓」が欲しいと言われガス栓を1つ付けました。
(成功)将来的にTVが2つの候補のどちらに設置されても対応可能と言う点は安心材料です。
(失敗)ガス栓は1度も使っていません。今後も使わないでしょう(涙)。正直、お金の無駄だったように思います(使わない理由:RC造の建物で今年1月にはインプラスを内窓サッシとして導入しましたので、エアコンの暖房だけで十分です)。
3.部屋の中心位置にあるコンセント
上述図面及び完成時写真の通り、部屋の中心の場所はコンセントを使うことがあるだろうと考え2口コンセントを設置しました。評価は失敗とまでは言いませんが無くても良かったです。
リノベーションを考えていた時は、基本的に安全サイドといいますか、後で後悔しなくて良いように「コンセント」は付けられるだけつけておく方針でしたので、つけたことは後悔していません。このコンセントがあるために部屋の見た目が大きく変わるということもありませんので。
しかし想定外だったのはライフスタイルというか、家電製品の進歩を読み切れませんでした。
というのも、私の目論見ではこの位置は部屋の中心なので掃除機(ダイソンの初期型の大きなもの)用としてはベストなポジションと思った次第です。
しかし当家ではこの家に入居後にコードレス(充電式)のダイソン掃除機を2台購入しました(1台はハンディーなDCBC(ベイビー&チャイルド)、もう一台は部屋掃除も出来るDC62(現V7))。
最近のDysonは充電式なので掃除機は利用するときにはコンセントは不要であり、利用していない時に部屋の片隅で充電用として必要となっています。なんだか「なぞなぞ」が出来そうです(利用するときにはいらなくて、利用しない時には必要なものってなーんだ? 答え:コンセント)。昔と利用の仕方が真逆になっています。先ほどのLAN端子ではありませんが、生活スタイルの変化って怖いですね。
4.カウンターキッチン廻りのコンセント
カウンターキッチンの壁側に、なにやらコンセントマークが沢山あります。
右側の施工図の赤枠内にあるコンセント種類は次の通りです。
1)床面から250mm位置の2口コンセント
2)床面から1,000mm位置からの2口コンセント
3)キッチン側のカウンター上にある床面からH950mm位置の2口コンセント
では早速写真で説明させて頂きます。
まずはじめに1)250mmのコンセントは常用ではありませんが、この位置にあってもおかしくないよねという程度のもの。使っていません。
2)1,000mm高さ。こちらは大ヒット、大成功です。携帯電話の充電を想定してカウンターの直ぐ下にコンセントを設置。ケーブルがカウンターの側面に出てこなくて良いようにカウンターに穴を開けて頂きました(写真では分かりませんが、未利用時は塞ぐことが出来ます)。現在は狙い通り、ここで妻と共に携帯電話の充電を行っています。固定電話の子機もここに置いています。大正解。
3)キッチン側に取り付けた2口コンセント。「ここにつけなきゃどこに付けるの?」とすら思うほど、こちらは簡単に思いつきました。狙い通り、魔法瓶併用電気ポットがこのコンセントを常時使用しています。昔は電気ポットは常時お湯を保温していたものですが、魔法瓶と一体型の電気ポットは、お湯を沸かすと温度維持が簡単なので電力消費量が少なく省エネです(私は魔法瓶電気ポット2.2L 蒸気レス とく子さんの2.2リットルタイプを使っています。蒸気レスなので天井を沸騰時の蒸気で傷めることもなく安心して使えています)
終わりに
スイッチ・コンセントの1階(玄関、洗面所、トイレ、クローゼット編)もありますので、こちらも参考にして頂ければ幸いです。
(151)スイッチ、コンセント、照明配線、電気配線の成功例・失敗例(玄関、水回り編)
いつも最後までご一読ありがとうございました。(続く。次の記事『(159)照明計画/LEDダウンライトとLEDスポットライトのみの2階LDK』へ)
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リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます