地下室付き中古事務所ビルを購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいるRC4taniです。
リノベーション完了直後の7月に住みはじめて、すぐに思いっきりやっちゃいました、地下室の結露。
自分が地下室の結露の仕組み・原因について予備知識が皆無だったことが問題でした。
はじめは焦りましたが現在では快適に地下室ライフをエンジョイ出来ています。本日は『地下室のある家』に住んでいる私が、地下室の結露の原因と、除湿機を使った結露防止対策について説明します。
目次
~これまで の あらすじ~
都心で4LDKを探したところ新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古ビルをリノベーションして住むことを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果(見積評価表)、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。中古住宅ローン(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、3ヵ月目が終わろうとしています。
1.地下室(住宅)で結露発生。湿度93%
中古ビル地下室の住宅へのリノベーション終了直後に、湿度計を購入したので喜んでビルのリノベーション現場に向かいました。
季節は7月です。
リノベーションが終わったものの、地下室は独特のカビ臭い匂いがありましたので換気のために地下室天井の換気扇を入居後、初めてONにしました。
その後、2階から4階までのリノベーション状況をチェックした後、地下室に降りていきました。
気分よく地下室の床と壁の間をつなっぐ巾木(はばき)をチェックしていたとき、突然靴下が濡れました。あれっ? 何?何?何?、えっ、水?
地下室の床を改めて良くみたところ、床に大粒の水滴があるではないですか!
2.地下室の結露原因。換気扇で外気を地下室に取り入れた事
床一面がここまで水滴で覆われるとビックリしますよ(笑)この時、ちょっとしたパニックになりました。これが噂の地下室の結露かと。
地下室付きのビルを購入してっしまった自分を思いっきり責めたのを良く覚えています。とてもこんな家には住めないと深く反省しながら、今後、この地下室をどうやって利用するのだろうと絶望的な気持ちになりました。
皆さん、原因はお分かりでしょうか?
結露が発生した直接的な原因は夏に換気扇を回して暖かい湿った外気を地下室に直接取り入れたことです。
夏に外気を直接地下室に取り入れると地下室中に結露が出来る理論は、中学生や高校生の理科の話となります。皆さんも聞き覚えのある飽和水蒸気量、これがキーワードでした。
空気は温度が高い程、空気中に多くの水分を保有することが出来ます。つまり、夏の気温30度越えの空気は大量の水分を抱えています。
一方、当家の地下室は完全に地下に埋まっており(全地下といいます)、夏場も22℃程度までしか室温が上昇しません。つまり夏の外気温(30℃以上)と比べると「ヒンヤリ」感じる程、涼しい状態となっています。
そこに突然、私が換気扇を回して、大量の湿気を持った外気を取り込んだため、夏の温かい空気が冷たい床や壁に触れた瞬間に急に冷えてしまいました。
湿気を大量に含んだ温かい夏の空気が、突然、冷えた地下室に入ると、空気温度が下がり飽和水蒸気量が下がります。
つまり空気が保有できる水蒸気量が減って、保有しきれなくなった水蒸気が水滴となってしまうのです(涙)。これが結露が発生するメカニズムです。この時の地下室の湿度は93%でした。
3.地下室の湿気対策と結露対策3つ
では、現在はどうしているか?と言いますと、快適に地下室を楽しんでおります(住み始めて2020年で5年となります)。地下室の結露の原因が分かったので、湿気対策と結露させない方法を完全にマスターしたからです。
1)地下室の湿気対策と結露対策① 換気扇は使用しない
上述の通り、夏場に換気扇を利用したら一発で地下室の床と壁、全てが結露しました。これまで前オーナーがどのような状況で地下室にあるこの換気扇を利用していたのか逆に興味があります(笑)。
二度と結露は発生させたくないので、当家では季節に関係なく換気扇を使用するのをスパっとやめました。二度と地下室にある換気扇を使うことはないでしょう。
2)地下室の湿気対策と結露対策② 除湿機は必須
地下室は、何もしないと自然に湿度が60%台や70%台になってきます。
私は結露が怖いので、地下室を利用していない時は除湿機を入れっぱなしにしています。夏は約2日間、除湿機を動かし続けると水タンク(約3リットル)が一杯になります。冬は約3-4日で水タンクが一杯になります。
折角なので愛用している東芝のコンプレッサー式除湿器 RAD-R63を紹介したいのですが廃版となっています。ただ除湿機は最近の一番人気はアイリスオーヤマですね。無駄な機能を減らして圧倒的に安くて高性能です。
3)地下室の湿気対策と結露対策③ 換気はエアコンを利用する
換気したい場合は、エアコンを入れるようにしています。エアコンの風は除湿されているため、地下室内の湿度は下がれど上がることはありません。
冬場の地下室の温度は、昼・夜同じで最低でも15度(3月頃)、最高で20度(12月頃)であり、地下室の方が外気温より暖かいので、地下室内部の結露の心配はありません。尚、冬場に結露が発生したことはありません。
4.おわりに
地下室の結露については、現在は上述の通り知識がつきましたので全く発生していません。これからも発生することはないと思います。
現在の地下室付きの住宅に住み始めて5年が経過しました。
お伝えした通り、現在では、湿気や結露とは無縁となり、地下室をホームジムにして家トレを楽しんでいます。
地下室のホームジムにご興味がある方は、私が書いているホームジムブログを読んで頂ければ、ホームジム制作に必要な費用や広さなどを理解して頂けるはずです。ダンスにも使える大型鏡もDIYで設置していますので、地下室を体操やダンス教室にしたい方も是非、読んで頂ければ幸いです。
地下室にあるホームジムのブログ ⇒ 『アイロテックのホームジムで家トレ!』
いつも最後までご一読ありがとうございました。(続く。次の記事『(148)ワイヤレス ドアホン・インターホン(パナソニック)の子機の性能が凄い』へ)
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リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます