「中古事務所ビル」を購入しリノベーション後に住んでいるRC4taniです。
本日はドライエリアのない地下室について説明したいと思います。
~これまで の あらすじ~
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビルに興味を持ち始めたところです。
1.ドライエリアのない地下室は遮音性が高い
『(13)地震に強いと言われる地下室のある家(中古ビル)の購入を本気で考えはじめる』で述べた地下室の安全性のほかにも、『遮音性が高い』という点も地下室について興味があるポイントです。大学生時代、怪我をして動けなかった時に少しだけアコースティックギターに挑戦したことがあります。コードを弾くレベルでしたが、それでも少しずつ曲になり始めると面白いものです。しかし、夜も練習したいと思っても、木造の家が建ち並ぶ住宅地では流石に夜間にギターを弾くことはできませんでした(上手だったらまだしも、下手でしたから)。
「もし地下室があれば、あれが出来る、これが出来る」という思いがモクモクと湧き上がってきました。
「ドライエリアのない地下室のある家」、うーん、いい響きですね。女性には分からない男のロマンだと思います。当家にも時々、妻のママ友やその子供たちの来訪がありますが、皆さん、玄関入って上りの階段の横にり下りの階段があることに驚かれます。地下室はドライエリアのない全地下のため少し遊び心のあるレンガ模様の壁紙にしました。非日常空間になっています。 保育園児が家の中で縄跳びをしたり、ホッピングや竹馬で遊んでいます(笑) RC4tani
2.ドライエリアのない地下室の湿気について
捉え方次第ではありますが、地下室は前向きな要素が多い一方で、その逆のデメリットも当然あります。地下室の施工を売りにしている工務店や設計会社のどのホームページでも必ず触れられていますが、地下という特性上、湿気と付き合う必要は必ずあるようです。この頃に「ドライエリア」という単語も初めて知りました。
ドライエリアとは上述の様に外堀りを掘ることで、採光や通風を改善するものです。調べた後、近隣の住宅の駐車場を見ると、グレーチング(金網)で蓋のされたドライエリアを有する家が結構あることに気づきました(驚き)。
地価の高い都心部の戸建ての家では、土地面積に限りがあり、また容積率の制限も厳しい場合に広い居住スペース確保するためのウルトラC技として地下室があるのでしょう。
尚、将来私がリノベーションして住むことになった本中古物件にはドライエリアはなく地下室全てが完全に地下に埋まっています。所謂(いわゆる)『全地下』と言われる地下室でした。
そのため当然ですが窓がなく、地下室内の換気は換気扇に頼るほかありません。つまりドライエリアがない地下室は湿気対策が特に注意が必要となります。(続く。次ページ『(15)~不動産屋からの電話!~』へ)
(174)「地下室のある家」のメリット・デメリット、事前準備と住んでみてはじめて分かったこと
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます