リノベーション工事は75日目となりました。
本日は予告通り工事進捗に合わせた「地下室のリフォーム、リノベーション」について書かせて頂きます。
初めてのブログ来訪者の方に簡単にこれまでの経緯を説明します。
家族全員でロンドンから帰国して共働きを再開することになりました。
保育園に通う3人の子供がおり、妻の実家がある東京都心に近居することが仕事を継続するための必須条件でした。
子供3人に一部屋ずつ部屋を与えるため、エリア限定で4LDK新築マンション探しをしたのですが、金額的に購入を断念しました。
結果として偶然出会った中古ビル(4階建て)をリノベーションして住んでいます。
そのビルを購入する決断をさせてくれたのが本日説明する「地下室」でした。
都心で4LDKを探したところ新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古ビルをリノベーションして住むことを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果(見積比較表あり)、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。中古住宅ローン(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、3ヵ月目に突入しました。 ブログ概要⇒リノベーションブログのあらすじ
1. 地下室のリフォーム進捗状況
リノベーション工事は75日目を迎えました。
出張がない限り毎日帰宅途中にリノベーション現場に立ち寄って進捗確認を行っています。
しかし夜10時~12時頃に一人でビルのメインブレーカーを上げて電気を点け誰もいない建物に入るのは怖いものです(笑)。
地下室となるとなおさらでしばらく足が遠のいてしまいましたが、この日は勇気を出して進捗確認しました。
地下室の写真を撮影したのが久しぶりなので、天井と側面の壁紙が貼り終わっていました。
中古ビルを居宅(住宅)にするために手一杯だったため、地下室の使途はリノベーション後に考えると整理していました。
よって間取りそのものはリノベーション前後で変化はありませんが、リノベーションで目指している地下室の間取り図面を掲載します。
2.地下室を見て壁紙・床・天井・照明等、コーディネートの大切さを学ぶ
上の写真を見ると分かりますが、この中古ビルの地下は窓が一切ない全地下となっています(部屋の一部が地下にある地下を「半地下」といいます)。
都内や一定規模の地方中核都市(福岡、仙台、札幌等)であれば地下鉄利用等で窓のない地下で時間を過ごすことも普通にあります。ただしそれらは公共の場所であり、一定の広さがあり照明も明るくしてありますので、『地下』ということについて違和感や圧迫感を感じることはありません。
一方、当物件の地下室は建坪10.5坪(約35m2)の狭小ビルにある部屋です。
湿気・漏水対策のため二重壁構造となっていることから内側の有効面積がその分、小さくなります。
また機械室(現在は倉庫として利用)にもスペースを取られており、居室部分(有効面積)は10畳の地下室となっています。
さらに天井にはカセットエアコンがあり二重天井になっているため、床から二重天井までは2,350mmの高さしかありません。
要は、圧迫感がないとは言い切れないスペースとなっています。 分かり易く言えば、地下にあるこじんまりしたBARみたいなものです。
前置きが長くなりましたが、無窓部屋となる場合、部屋の雰囲気に与える影響はかなりのものとなります。
リノベーション工事中は、もともと事務所倉庫として使われていた際に取りつけてあった蛍光灯と東京ガスリモデリングが持ち込んだ電球を明りとして作業が行われていました。
このリノベーション工事を通じて、大きく分けて以下の3パターンでの照明状態を経験することが出来ました。
【壁紙・床・天井と照明の組み合わせ】
- リノベーション前: 白い壁紙・天井+灰色のタイルカーペット床+蛍光灯
- リノベーション中: レンガ壁紙+白い天井+灰色のタイルカーペット床+白色蛍光灯
- リノベーション後: レンガ壁紙+白い天井+茶色床+暖色系スポットライト
リノベーション前の「白色蛍光灯+白い壁紙+灰色のタイルカーペット」では、一人でいると「怖いだけの部屋」でした。
リノベーション中の壁紙が変わった状態(6月14日)では、NYかどこかのやや怪しい場所のような雰囲気があり気に入っていました。
リノベーション後は「おぉ!」という感じで、住宅には思えない雰囲気になって気に入っています。
正直な話、完成時の地下室の雰囲気は、リノベーション中時点では把握できていませんでした(笑)。
そんな私にコメントする権利はありませんが敢えて申し上げると、壁紙・床・照明の組み合わせによっては部屋の雰囲気は大きく変化しますので、これからリフォームやリノベーションを検討される方は、事前に良くシミュレーションされた方が良いかと思います。
3.地下室の照明はライティングレール(ダクトレール)を採用
地下室はリノベーション実施時には、部屋の使途を明確に定めていたわけではないので、照明は将来の融通性(Flexibility)を優先して、2階や4階同様、ダクトレールを採用しました。これであれば、白色系の照明への変更も簡単ですし、照明の位置と数も簡単に変更出来ます。良い選択をしたと考えています。
4.次回の予告
久しぶりに地下室について書いてみましたが、やはり地下というものは心躍りますね。
次回は工事進捗に合わせて6月15日の昼間に撮影した建物全体の様々な箇所の状況について書きたいと思います。
いつも最後まで読んで頂きありがとうございます。(続く。次の記事『(133)リノベーション中の不具合手直し工事/①造作対面カウンターやり直し②ライティングレール後付け工事』へ)
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます