(126)吸排気筒(パイプ)の位置と造作玄関

リノベーション工事56日目(5月26日月曜日)

しばらく振りの更新となり失礼しました。本日は1階の吸排気パイプの位置と1階玄関のリノベーションについて説明させて頂きます。本日の内容は、これぞ「中古ビルの住宅リノベーション」という感じのお話しになろうかと思います。

本日は玄関から入って右奥に設置されるウォークインクローゼット(WIC)、及び右手側の下駄箱(シューズラック)、間接照明付近となります。(写真はクリックすると大きくなります)

~これまで の あらすじ~
都心で4LDKを探したところ新築マンションは高過ぎて断念偶然みつけた地下室付4階建中古ビルをリノベーションして住むことを決断リフォーム会社7社へコンタクト結果、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。中古住宅ローン(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、1ヵ月と20日が経過したところです。 ブログ概要リノベーションブログのあらすじ

1.リノベーション前の状況とリノベーション間取り図

初来訪者の方にも分かり易いよう、リノベーション前の1階写真と東京ガスリモデリング作成の間取り図面を紹介させて頂きます。

リノベーション前の1階(その1)
リノベーション前の1階(その1)
リノベーション前の1階(その2)
リノベーション前の1階(その2)
リノベーション間取り図(1階)
リノベーション間取り図(1階)

このブログを書いている際に娘が来て上の写真(画面)を見ていたのですが、「これどこ?」と質問されました。「工事前のお家の玄関だよ」と説明しまし たところ、「全く覚えていない」という反応でした。私も写真が無ければ現在の状況からは想像出来ません(笑)。リノベーションって凄いですね。

「リノベーション」という単語も知らない時に、この中古ビルを購入して住もうと決心した自分に驚きます。それ位、地下室付きという点が気に入ったんだと思います。(このブログは(1)から継続しております。初来訪者の方はお時間がある際に(1)よりご参照頂ければ幸いです)

2.リノベーション工事の状況説明(56日目)

WIC付近の工事状況
WIC付近の工事状況(工事56日目)

上述写真の上側2枚が56日目の進捗状況です。何度かお伝えしていますが、リノベーションではドアノブからコンセントの高さや位置など、決めることが余りにも多過ぎて、打ち合わせ後半は疲れが出てきて、なぜか私は玄関の間接照明箇所については、殆ど理解出来ていませんでした。完成して初めて玄関に入って間接照明のある玄関の素晴らしさに感動しました。

よって実は工事期間中は、現場状況を見て「アルミフレームで吸排気管を避けるのだな」程度にしか考えておりませんでした。実は意図的に壁をふかして間接照明を設置するための準備も兼ねていたものだったことが分かります。

3.吸排気管の位置説明(地下)

リノベーション物件が「地下室付き」だったこと、及び、「天井カセットエアコンが各フロアに2台ずつあった」ことから、各フロアには吸排気配管が多く設置されています。

リノベーション工事では、1階の不要な天井カセットエアコンを撤去し、地下室と1階をつなぐ吸排気管(以下の写真)の位置を変更することで1階玄関の天井高さを大幅UPしています。その状況について、この機会に解説させて頂きます。

事務所のパイプスペース(地下の吸排気用)
事務所1階のパイプスペースメンテナンス用の扉と、吸排気管。

それでは、地下のリノベーション前の配管図面を掲載します。
先に簡単に解説しますと、地下には「物置部屋」の他に、非常用排水ポンプがある「機械室」と、階段下の「倉庫(ごみ置き)」があります。

これらも含め“吸気”する配管が二重天井上を張り巡らされており、これが図面左下に私が「1階のPS(パイプスペース)へ繋がっている」と追記した場所より1階へ繋がっています。

リノベーション前の地下1階の配管図面
リノベーション前の地下1階の配管図面

4.吸排気管の位置を変更し玄関高さを高くした(1階)

吸排気管の説明(1階)
吸排気管の説明図面(1階)  (図面A とします)

さて次に1階の空調図面です。
まず、1階は水回りなのでエアコンは不要となります。2台の天井カセットエアコンを撤去することで、特に玄関に近い側のエアコンとそれに繋がる配管が不要となり、「玄関ホール」の天井高さUPが可能となりました。
結果的に玄関の天井高さは235cmが253cmへとプラス18cmの大幅改善となりましたので、玄関の開放感づくりに貢献を果たしています。

玄関ホールの中心部は天井高さUPとなりますが、上図(図面A)の左下箇所では、これまで二重天井があったので、良い位置を通過していた配管が邪魔になりますので、極力、壁側を通るように配管の位置を変更しました(朱文字で新設管路と撤去した管路を「x」で記載しました)。

必要な吸排気管を残しつつ、天井高さを上げられるところを上げたのが、以下の玄関完成写真となります(再掲示)。
この玄関は、正直なところ「施主の思い」というよりは、東京ガスリモデリングの2名の男女ペア担当者の「良い玄関を作ろう」という思いと最後のゴールまで見据えた設計や工夫の努力の結果だと思っております。
素晴らしいリフォーム、リノベーションに大変感謝しております。

広い玄関 アール框 
リノベーション後の玄関。

週1~2回ペースでの更新を予定しております。丁寧なブログ発信を心掛けますので、引き続きご訪問して頂ければ幸いです。(続く。次のページ『(127)造作ダブルボール洗面所/リノベーション工事』へ)

玄関の周回コース
「玄関の周回コース」を用意しました。 ここは(126)です(^^)/
スマホでは画像を指で左右にスワイプすると便利です(^^)/

 

ブログ管理人プロフィール

リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます

中古ビルをリノベーション
こんにちは、RC4taniです。 福岡県出身。 都内在住サラリーマンです(40代)。夫婦+子供3人。 100m2超の新築マンションは高過ぎて購入を断念。視野を広げ狭小中古事務所ビルを購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して東京・山手線内側に170m2の戸建てマイホームを手に入れました。

 

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