中古ビルを買ってリノベーションして住んでいるRC4taniです。
本日はスケルトン状態から始まった水回りのリノベーション工事状況と費用について説明します。
- 中古事務所ビルを住宅用にリノベーション工事をすすめている写真。主にトイレ、お風呂まわり。一部キッチンの写真あり。
- スケルトン状態に給排水管を敷いている具体的な写真と説明
- 水回り工事費用、給排水管費用(単価)
目次
都心で4LDKを探したところ新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古ビルをリノベーションして住むことを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果(見積比較表あり)、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。三井住友信託銀行と中古住宅ローン(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、1ヵ月と20日が経過したところです。 ブログ概要⇒リノベーションブログのあらすじ
1.スケルトンからの水回りリノベーション工事の概況(TOTOサザナ1620)
5月2日(金)。ゴールデンウィーク真っ最中の金曜日、私は普通に勤務日でした。そのため、いつも通り会社の帰り道、最寄り駅から当時住んでいた妻の実家への帰宅途中、リノベーション工事を行っている中古ビルに向かいしました(夜22時頃です)。
自分が購入した中古ビルの玄関を開けて電気のブレーカーを上げると、まず目に飛び込んできたのは1階の奥にあるお風呂(TOTOサザナ1620サイズ)が出来る場所です。分かり辛いのでリノベーション前の写真を掲載します。
1階事務所だった場所にタイルカーペットが敷いてある場所を、水回り(お風呂、洗面所、トイレ)にリノベーションするために、床のタイルカーペットを剥いで、壁紙も剥がし二重天井を壊してスケルトン状態にしてしまうのです。
生まれて初めてRC躯体の上に貼られていたタイルカーペットや壁紙が剥がされた状態(いわゆるスケルトン状態)を生で見ました。黒く汚れていたタイルカーペットや、やや低い二重天井がない状態を見ると「汚れていない綺麗なコンクリートスラブ」と「思った以上に高い天井」であることに驚きました。なんだ綺麗じゃん! これがスケルトンリノベーションなのか! と感動しました。中古物件を売却される方は、多くの方が内装をそのままで売却されますが、売主がスケルトン状態まで戻して売却すると、高値で中古物件を売却出来るのでは?と、買主のくせに売主の立場で物事を考えてしまいました。
2.リノベーション前後の間取り図(水回りがある一階)
上の図面が、リノベーション前後の簡易間取りと施工図面です。
BEFOREの図面の通り、実際の建物はひし形です(笑)。必ずしも直角だけの建物構造でなくて良いのが、現場打ちコンクリートで作られたRC造建物の特徴です。実はこれが素人には悩ましいところなのですが・・。
ひし形の建物なので、間取りを考えてもらうとお風呂の上側に無駄に「PS(パイプスペース)」が出来てしまいます。これはどうしようもありませんでした・・・。
3.スケルトン状態からのリノベーションの説明
前回の説明は4月19日時点『(92)給排水(お風呂TOTOサザナ、トイレ、洗面所)のリノベーション/工事19日目』との違いは、洗面所箇所の壁用、ならびに、右奥の洗濯機置き場(お風呂場の入口)箇所に床や壁を作るための細い柱が設置されたことです。
窓もないタイルカーペットだけだった1階ですが、この段階になると、水回りを配置したあとの空間的な広さが素人の自分にも把握できるようになりました。
といいながらも、まだこの時点では確信とまではなっておらず、もう少し工事が進んだ段階で、「右奥の洗濯機前の脱衣所箇所も含め、十分な脱衣所スペースを確保できたかな」という不安感がMaxになる事件が発生するのです・・・・。(これは後日説明します)
4.スケルトン状態からの水回り工事写真(トイレ箇所)
夜間に作業場の照明のみで撮影しており、ややピントが甘い点はご容赦下さい。
手前からリネン庫周辺→トイレ→ウォークインシューズクローゼット(左奥)となります。右側に私の黒い鞄があるところが玄関となります。
私にとっては初のマイホーム。発注したものの、スタート時点が中古事務所ビルだったこともあり、トイレや玄関など空間の感覚がつかめず毎日が楽しみな一方、不安も相当ありました。
そのためこうして頻繁に訪問しては写真を撮って、妻と共有していました。
(今にして思えば、この頃の写真が沢山あるのでブログを書きやすいということがあります 笑)
上の写真は、トイレの給排水管の箇所です。太いパイプ(左)はトイレの排水用です。右側のやや細い塩ビ管はトイレ内の手洗いの排水用配管です。トイレの幅は1,100mmを確保していますので、子供と一緒に入っても十分な広さと考えています。
水色のゴムホースは給水管です。
今となっては、次回リノベーションでもすることがない限り見ることが出来ない姿です。
天井は完全にスケルトンになっています。壁の下側はクロスが貼られたままとなっていなすが、ここはパイプスペースになったり、壁の奥になるのでリノベーション会社がクロスを剥がすのを省略しています(笑)。
白い壁と天井間の黄色い箇所は、発泡式のウレタン断熱材(高級品です)が塗装されている箇所です。発泡式のウレタン断熱材はグラスウールの断熱材より高価であり、剥がすともったいないので吹き付けしたままとすることにしました。
天井付近の黄色箇所は天井カセットエアコンを撤去したことによって、もともとあった二重天井と天井の間の場所が出てきたものです。スケルトンリノベーションをすると、躯体が見ることが出来て良い経験になります。
ちなみにこの建物(RC造中古事務所ビル)はリノベーション時はまだ築15年でした。RC造のビルの寿命が60年を超えることを考えると、まだまだ若くて綺麗なビルだと思います。
さて、少しだけ見えている黄色いホースは、TOTO製浴槽「サザナ」の洗濯用残り湯お湯取りシステム「のこりーゆECO」のホースです。私が考える本リノベーションのコストパフォーマンス堂々第一位の商品です。詳しくは『(73)TOTOサザナ 洗濯用お湯取りシステム/ノコリーユECO(残り湯エコ)』で説明していますので、読んで頂ければ幸いです。
5.水回りリノベーションの費用。排水配管工事費用(単価)
折角なのでスケルトン状態にしたところから、水回りのリノベーション工事を行った場合の、工事費用を給排水配管工事単価を中心に開示しておきます。
この1階のお風呂、トイレ、洗面台を含めた当家のリノベーション全体の見積書は『(152)当家のリノベーション費用・見積書』に全金額を掲載しておりますので、是非、参考にされてください。
給水配管 13A取り出し (屋内ポリブデン管) |
10箇所x12,500円/箇所 |
給水配管 保温付き13A (屋内ポリブデン管) |
13mx2,500円/m |
排水配管(屋内塩ビ) 50A | 11mx4,500円/m |
(152)当家のリノベーション見積書 1,760万円内訳をまるっと公開!
6.TOTOサザナのブログ記事一覧
このリノベーションブログ内のTOTOサザナの記事です。
写真とテキストリンクの両方共にクリック出来ます^^
- ワイド浴槽(224)TOTOサザナのワイド浴槽が気持ちいい!
- 1616と1620の違い(223)浴槽サイズ。1616と1620の洗い場の広さの違い
- 窓の有無(194)窓のない「お風呂」のメリット・デメリット。浴室窓なしでもOK!
- 1620の広さ(187)お風呂のサイズ1616と1620の違い。やっぱり1620が良い!
- パネル色(108)サザナ/ワイド浴槽とパネル色セイランにして良かった!
- 引戸(107)サザナ2枚引き戸(スッキリドア)にして良かった!
- 洗濯用自動お湯取りシステム(73)TOTOサザナ 洗濯用お湯取りシステム/ノコリーユECO(残り湯エコ)
- リフォーム事例 TOTOサザナお風呂への快適リフォーム事例 5選!
7.おわりに
スケルトンからのリノベーション工事はやっと一か月を経過しました。
工事は始まりましたが、中古事務所ビルを購入して本当に良かったのかと不安に思いつつも、少しずつ姿を見せ始めた水回りエリアに、少しだけ感動し始めていた頃です。
繰り返し申し上げておりますが、沢山写真を撮っておいて良かったと思います。コンクリートの箱の中にお風呂、洗面所、トイレが設定されていく姿は、二度と見ることが出来ませんので。将来、子供達にも、もう少し大きくなった時点で、写真を見せてあげたいと考えています(このブログを発見してくれると嬉しいですね)。
明日は姿を現しはじめたキッチンカウンターについて、詳しくご説明させて頂く予定です。明日もお付き合い、宜しくお願いします。
(続く。次のページ『(103)キッチン 木工工事(2階)/リノベーション工事32日目』へ)