(94)12帖寝室レイアウト/リノベーションの給排水工事

「中古ビル」を購入してリノベーションして住んでいるRC4tani(@rc4tani)です。

4月から始まったリノベーション工事は、12畳の寝室と小さな洗面所・トイレのある3階部分が行われています。本日は寝室の内側に洗面所とトイレを設置した3階の間取りについて説明したいと思います。
新規来訪者のためにリノベーションしている建物図面を再掲させて頂きます。

ふぁふぁ
購入した建物は、築15年地下室付き地上4階建てRC事務所ビルです。建坪10.5坪、延床52坪です(地下室込み)。本ブログはこの建物をリノベーションして住み始めた記録です。ビルに限らず、マンション、戸建てを中古で購入してリフォーム、リノベーションして住むことを検討されている方のために、少しでも役立てばと思い書かせて頂いております。
~これまで の あらすじ~
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビルを購入することを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。三井住友信託銀行と住宅ローン契約(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、解体工事が階段室を除き終わり、内装工事が行われています。

1.  3階/トイレの給排水

本日は3階(寝室とトイレ・洗面所)の給排水について写真中心で説明させて頂きます。手抜きをして昨日の予告写真をそのまま掲載させて頂きますと・・・。

予告写真(3階)

こちらが3階です。リノベーション工事19日目。東京ガスリモデリングの協力企業の方も、まずはトイレの確保から!っという感じです(笑)。良い仕事をするには、良い環境から。トイレの確保は重要です。

感想を述べさせて頂きますと、パイプの水が貯まる「トラップ」がありませんでしたので、工事中、臭かったです。良いお仕事をして頂きましたので余り気になりませんでした。私も時々、利用させて頂きましたし。

2.  給水時の水圧について(貯水槽は不要でした)

4階建てということで、玄人(くろうと)の方であれば、水圧は3階まで届くのかなと疑問に思われると思います。この中古ビルのリノベーションにおいては 幸いなことに、水圧が高く貯水槽は不要でした(ラッキー)。

ちなみに、水道管の口径(呼び径)は事務所仕様だったので25mmです。一般家庭は通常13mmか20mmのようです。呼び径が大きくなると、その分、水圧も高くなるようです(為念、皆さまでご確認をお願いします)。最近はタンクレストイレが主流となってきていますので、水圧はある程度、必要となります。(まぁ、もともとの事務所でも3階に水回りがありましたので、そこまで心配はしておりませんでした)。

3. 3階の間取り

3階はどんな間取りかといいますと、次のような感じです。

3階(リノベーション前)
3階(リノベーション前)
トイレ(ドア内)と簡易キッチンがありました。
3階。リノベーション前。トイレ(ドア内)と簡易キッチンがありました。天井カセットエアコンも2台設置されていますが、これは撤去して、天井高さを高くしました。
目指す姿の図面
目指す姿の図面です。「押入れ」の奥のPS(パイプスペース)の奥の窓にご注目! この窓は結局は、部屋内からは二度と利用出来ない窓となりました。

4.  間取りの解説

簡単に説明しますと、3階は将来は4LDKのうち、3つ作る子供部屋の一つと夫婦用寝室とする予定です。そのため、将来簡単に部屋を分割出来るように下地だけは今回のリノベーション工事中に天井に入れて頂くことにしています。

子供達が小さいうちは、家族5人でこの部屋で布団を敷いて寝ることを想定して、押入れを作ってもらう予定です。また、これまでは。我々夫婦が一度も使ったことがなかった「憧れ」のウォークインクローゼットも、どどーん と2畳の大きさで設置する予定です。

2階はLDKで17帖の大きさなので、3階も本当は何も取りつけなければ17帖の大きさがあります。しかし、図面の通り、トイレ0.7帖、洗面所0.7帖、押入れ1帖、ウォークインクローゼット2帖の合計4.7帖を消費したところ、居住スペースは12.2帖にまで減りました。しかし、家族5人が布団を敷いて寝るには十分過ぎるスペースが確保されました。

5.寝室フロアにトイレを設置することについて

寝室フロアにトイレを設置することにしましたが、寝室からドア1枚を隔てて直ぐトイレとなると、流石に音が気になります。東京ガスリモデリングの方と相談の結果、小さな洗面所を設置して、「寝室→洗面所→トイレ」というように、ワンクッション置くことで、トイレの存在が全く気にならない部屋となりました! 非常に良い選択をしたと思います。

小さな子供にとっても重要ですが、大人にとっても、寝ているところから、同じフロアでトイレに行けるって、本当にありがたいです。3階にトイレを設置しなかったら、夜、わざわざ3階から1階までトイレに降りていかなければならないところでした

尚、狭小トイレを設置するにあたり、非常に威力を発揮したのが、「引き戸」です。引き戸は「扉が入る袋」スぺースが必要なものの、「開き戸」と異なり、デットスペースを作りませんので、0.7帖トイレ(引き戸)、0.7帖洗面所(開き戸)というレイアウトが可能となります。洗面所も当初は「引き戸」でしたが、洗面がありますので、引き戸にすると戸が納まるスペースに歯ブラシ等が落下した場合、取れなくなることが分かりましたので、こちらは開き戸にしております。

っふぁ
3階(現在は寝室)に設置したトイレと洗面所。(1階にもトイレと洗面所があります)

尚、「引き戸」と「開き戸」については、先日、1階関連で記事を投稿させて頂きましたので『(69)引き戸と開き戸(メリット・デメリット、リフォーム施工例)』も合わせてご参照頂ければ幸いです。

 

6.住宅のレイアウト設計時の心理状態って厳しいです

上述のようなことは、間取りレイアウトの段階では、頭では理解できるものの、住宅の床面積には制限があるので、どうしても常識的な判断が出来ないことが多々あると思います。我々夫婦も一瞬、「トイレは1階だけも良いかな?」と考えましたが、流石に思い留まりました。まぁ、どう考えても、4階建ての家でトイレが1階に1つだけという配置はあり得ません!

現在、家族構成が5人で、朝、少々トイレが込みますが、1階のトイレが埋まっていると、子供達は元気に「3階」まで上っていって用を済ませています(笑)。健脚になれる家です。。

 

明日の予告写真

4階です。
4階です。

続く(次ページ『(95)その4 水平出し(4階)/リノベーション工事19日目』へ)


 ブログ全体構成
・「中古を買ってリノベーション」した体験ブログです。(1)継続しております。マイホーム探しを始められた方中心に、1日に約50名の方が(1)から(50)あたりまで一気に読んで頂いております。