(44)リノベーション相見積もり提案受領/3社目スタイル工房からも予算を大幅に超える見積書を受領・・。

中古事務所ビルを2割も値引きして購入後、住宅にリノベーションして住んでいるRC4taniです。
中古物件を2割値引きした体験と、その後リノベーションを成功させるために、見積もりをリノベーション会社7社に依頼して、最終的に5社から間取り提案と見積もりを受領し、素人がビルから住宅へのコンバージョン(リノベーション)を成功させた体験をブログで書いています。

事務所ビルを住宅にコンバージョン(玄関)
事務所ビルを住宅にコンバージョン(玄関)

~これまで の あらすじ~
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビル(延べ床面積約170m2)の購入を決断。(今、 振り返っても普通ではない判断です)。売主から頂いたローン締結までの猶予期間は10月末から12月までの6週間。自らリノベーション会社7社にコンタクトし て、行動開始から約2週間弱の成果として5社よりリノベーション提案を受けられることになりました。3社目のスタイル工房から見積と提案内容を受領するところで す

1.スタイル工房からリノベーションの間取り提案と見積もりを受領しました

11月30日(土)午後一番で「パナソニックリフォーム」からの見積書とリノベーションの間取り提案を受けた我々夫婦は、そのまま次の見積書と間取り提案を受けるべく「スタイル工房」へ直行しました。リノベーション提案作成のための現地調査ではなく、今度は「間取り提案」「見積書」を受け取るダブルヘッダーです。ワクワクします。

いつも通り、リノベーション会社7社にコンタクトした時系列進捗管理表に、緑色で今回の話の箇所を記しを付けます。

リノベーション相見積 進捗管理表 11月30日(土)時点
No 会社名 担当者 RC4taniからの
初回アプローチ
同返信
(From
リノベーション会社)
現地調査 要望確認日 要望確認日第二回 提案・見積提出日
1 野村不動産パートナーズ 一級建築士 10月26日(土)Web 10月27日(日) 11月1日(金) 10月28日(月) 11月19日(火)20時
2 パナソニックリフォーム 営業+社外設計事務所 10月28日(月)Web 10月31日(木) 11月7日(木) 11月9日(土) 11月17日(日) 11月30日(土)13時
3 東京ガスリモデリング 二級建築士男女ペア 10月28日(月)Web 10月29日(火) 11月7日(木) 11月8日(金) 11月26日(火) 12月1日(日)10時予定
4 三井不動産リフォーム 10月28日(月)Web
東急ホームズ 二級建築士 11月10日(日)Web 11月11日(月) 11月12日(火) 11月20日(水) 12月1日(日)16時予定
スタイル工房 一級宇建築士 11月10日(日)Web 11月11日(月) 11月12日(火) 11月16日(土) 11月30日(土)16時
大和ハウスリフォーム 11月11日(月)TEL

「パナソニックリフォーム」の見積書の提示を受けた我々夫婦は、提案された内容も記憶に新しいまま、次の「スタイル工房」で、過去に1度お会いした1級建築士の方からリノベーションのデザイン提案と見積もりを早速提示されました。

スタイル工房が提示したリノベーションプランの業務範囲(スコープ)は、地下室から事務所ビル4階まで合計5フロアのリノベーションの他に、主に駐車場として使用する外構工事、および中古事務所ビル4階から屋上(陸屋根)へ続く階段!の新設が織り込まれています。

2.屋上へ続く屋外階段のリノベーション提案

中古事務所ビルの2階は17帖のLDKになりました!
事務所を住宅にコンバージョン

実は私が目をつけたこの狭小中古事務所物件は屋上があるものの、屋上への出方は写真の通り階段ではなく4階の階段踊り場より垂直梯子で屋上に出ていく構造となっています。

本物件は事務所仕様のビルなのでベランダがありません。別の言い方をすれば「掃き出し窓」が一つもない構造となっているのです。

4階の階段踊り場より屋上へ続く梯子(笑)
4階の階段踊り場より屋上へ続く梯子(笑)

よって、私からリノベーション会社へは、要望として布団を屋上(陸屋根)に干せるようにするため、4階の階段踊り場の上部を大きく開口して螺旋階段を新設することをリノベーション提案の条件にしていました。

結局、この要望に対しては、リノベーション会社5社はスタイル工房も含めて全5社から屋上に2m四方の穴をあけるのは構造的に難しいと言われました。しかしこのスタイル工房だけは、無理と伝えてきた上で、4階の窓から隣地斜線規制で出来た斜め屋根の上に外階段を増設して屋上へ続くという「画期的」なアイデアを提示して頂けました。

これらの提案内容はA3サイズの水彩画で表してあり、素人でもリノベーション全体がイメージし易く非常に魅力的でした。同社のHPを拝見していても、個性的で魅力的なリフォーム・リノベーション実例が多く掲示されており、パナソニックリフォーム以上の「提案力」に感心しました。「スタイル工房」は非常にとんがった良い会社だと感じました。

3.スタイル工房が提示したリノベーション見積もり価格は予算を一切無視した強気価格。値引きを依頼することも思いつかず・・・。

しかし、一つだけ重要な問題がありました。それは見積もり金額です。

我々がスタイル工房へ伝えていた予算よりなんと60%!も高い金額を見積書が提示されました(例:仮に予算を1,000万円と伝えた場合、1,600万円の提案が出てくるということです)。

これはあくまで私が得た印象ですが、スタイル工房の方針として「独創的で魅力的な提案をしっかりする」ことが第一のようです。リノベーション提案を高く評価し提示された金額をそのまま支払える人が同社の主流顧客層の会社なのかな?との印象を持ちました。

【スタイル工房から提示された見積もり金額について】
スタイル工房の方の名誉のために申しますと、リノベーション知識が十分についた現時点で振り返れば、約170m2の延べ床面積をリノベーションする場合、スタイル工房が提示した金額は、リノベーションの平米単価としては、11万円/m2であり妥当な金額レベルだったと感じています。by ブログ著者RC4tani

スタイル工房の提案は非常に面白いのですが、現実的な話をすると当家にはリノベーションに使える予算金額が厳然と存在しており「予算とのかい離が余りにも大きかった」というのは如何ともしがたい事実でした。

当家都合のリノベーション予算と見積もり金額のかい離は、スタイル工房そのものの評価とは全く別物なのですが、当時はもう少し会話をした上で値引きを依頼するという発想もなく、兎に角、「数百万円も予算オーバーした」という事実を突きつけられて思考停止となってしまいました。

4.おわりに

中古事務所ビルを住宅にコンバージョン(リノベーション)キッチン編
中古事務所ビルを住宅にコンバージョン(リノベーション)キッチン編

妻と一緒にスタイル工房の一級建築士の方に丁寧にお礼を述べ、「明日(12月1日)の残る二社からの提案を踏まえた上で、本日のご提案内容について回答させて頂きます」とお伝えして、「スタイル工房」を後にしました。(続く。次ページ『(45)東京ガスリモデリングからの見積提案(4社目)に対し高く評価する』へ)

ブログ管理人プロフィール

リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます

中古ビルをリノベーション
こんにちは、RC4taniです。 福岡県出身。 都内在住サラリーマンです(40代)。夫婦+子供3人。 100m2超の新築マンションは高過ぎて購入を断念。視野を広げ狭小中古事務所ビルを購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して東京・山手線内側に170m2の戸建てマイホームを手に入れました。