本日は最近、話題の近居についてそのメリットをお伝えしたいと思います。
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビルを購入することを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。三井住友信託銀行と住宅ローン契約(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、解体工事が階段室を除き終わり、内装工事が開始されたところです。
1.自宅と物件と駅の位置関係
リノベーション工事が4月1日に始まりました。 今後、リノベーション工事の状況を説明させて頂く前に、(妻の)自宅と物件の位置について改めて説明させて頂きます。
私は13年9月末に転勤先だった英国より東京に戻ってきた際、近日中に家を購入する前提で妻の実家に家族5人で同居させてもらいました。
家探しの拠点となった妻の実家と本リノベーション物件と最寄り駅の位置関係を説明致します。
『妻の実家』→(徒歩100歩)→『物件』→(徒歩x分)→『最寄駅』
要は、妻の実家から最寄り駅に向かう途中に物件があるということです。しかも物件は妻の実家から僅か100歩。同居でもなく二世帯住宅でもない、今話題の『近居』ってやつです。メディアはいろんな単語を思いつくものですね(笑)。
つまりやる気があれば毎日、リノベーション工事の進捗状況を確認することが出来る物理的な距離に住んでいたということです。
2.子育て世代への近居の勧め
現在、購入した中古ビルのフルリノベーションも無事に終わり平穏な生活を送っております。何度かお伝えした通り、当家は共働きで小学生以下の子供3人を育てています。子供達はゼロ歳から保育園に通っています。
保育園は幼稚園と比較すると遅くまで預かってくれますが、それも17時や18時までです。余程の職住近接の生活をしない限りは、子供の朝の送りは良いとしても、夕方のお迎えは仕事に支障を来します。
実は当家が共働きを続けられるのも、近居ゆえ出来る技なのです。妻のご両親には心底感謝なのですが、妻のお母さんが毎日、夕刻に子供達を保育園にお迎えに行ってくれて、夕ご飯まで与えて下さいます。
通常は妻の方が私より早く家に帰るのですが、この家と妻の実家は僅か徒歩100歩(速足で徒歩1分)の距離(10軒となり)なので、妻の実家に「さっと」立ち寄って子供達を受け取ることが出来ます。
子育てをすると分かりますが、子供は複数いるとほんとに元気が良いです。おしゃべりや喧嘩ばかりしています。正直、親の私でも「うるさいな」と思うことがあるのですが、お年を召された方であれば、いくら可愛い孫とはいえ、同居となると土曜日も日曜日も心と体が休まる時間がありません。
しかし、近居であれば毎日孫の顔を見ることもできますし、気が向けば土曜日・日曜日も一緒に公園に遊びに行くこともできます。我々夫婦も上の子の学校参観がある場合等、他の子を妻の実家に預ける場合でも、信号機のない徒歩1分の距離であれば簡単にできます。
3.近居をする場合の家探し
ただ、近居先を探す場合は、当然、対象エリアが実家から徒歩圏となります。しかし、私のように都内でそこまで厳しい地理的な制約条件を課すと、そんなに都合良いエリア内でしかも良いタイミングで新築マンションが建つことはまずありません。
つまりエリア優先とした場合は、新築物件にこだわることは適切ではありません。
そういう私も新築物件に対しては未練たっぷりでしたが、思い切って物件対象を新築から中古物件に広げると、途端に既存の戸建て住宅・中古マンション全てが候補物件となることを実感しました。
ただし、初めてのマイホームを中古とすることには抵抗感が拭えないことも事実です。よって早い段階で、リフォームやリノベーションでは何が出来るのかの知識を増やしておくことが必須となってきます
本ブログは物件の出会いからリノベーション完成までを全て開示しておりますので、お時間がございましたら『(1)自己紹介/RC4tani/中古ビルを住宅へフルリノベーション』よりお読み頂ければ幸いです。
4.工事現場が気になる施主の心理と近居のメリット
さて、私の自宅(本リノベーション物件)のそばでも、最近、新築マンションが竣工しました。その新築マンションの建設工事は着工から1年半程を要しましたが、その間、マ ンションを購入したと思われる方が、工事の進捗を頻繁に見学に来られていました。高いお金を出したお家です。しかも殆どの方にとっては一軒目となる憧れの 「マイホーム」。やっぱり工事の進捗を頻繁に見たくなりますよね。
工事の進捗状況が気になるのは、新築物件に限らず、「中古ビル購入&フルリノベーション」のケースでも同じです(笑)。当方は上述の通り、妻の実家から徒歩100歩で工事中物件に立ち寄ることが出来ますので頻繁にリノベーション現場を訪問しておりました。
リノベーションは内装を全て壊してスケルトン状態にするところから始まりますが、実は壊してみないと既存建物の状態が分からないということがあるのも事実です。よって新築の場合と比較して、着工後に現場での打ち合わせをすることも結構ありました。そのような場合、近居であれば比較的簡単に対応できるというメリットもあります。
本日も最後までお付き合い、ありがとうございました。(続く。次のページへ)
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