カバー工法を採用して玄関ドアのリノベーションをしましたが、色を失敗しました。親子扉や断熱採光窓などは機能的には気に入っています。リノベーションした施工費用を含め、失敗した玄関ドアの色について詳細を説明します。
はじめにカバーリング工法を採用してリフォーム交換した玄関ドアの映像を参考までご覧ください。
本ブログ後半では、内側から見た玄関ドアや映像も用意していますので、合わせ見て頂ければ幸いです。
目次
1.玄関ドアのリフォーム経緯
事務所仕様の中古ビルを購入してリノベーションしました。
リノベーション前は事務所だったので、玄関ドアは上述写真のようにアルミ製でしかもガラス面積が大きく内側が丸見えのドアでした(笑)。
親子扉の子扉(向かって右側)も採光スリットというレベルではなく、枠(フレーム)以外はガラスなのでこちらも当然ながら内側丸見え。
昼間は内側が暗いので鏡面のように道路側がガラスに映り込んでいますが、夜にリノベ物件に入って電気を点けてビックリ、外から丸見えでした(前オーナー様はロールカーテンを使用されていました)。
夜間に人がいない事務所としてはこのドアでも良いのでしょうが、個人の住宅としては使用出来たものではありません。
よって我々家族が住むためには、玄関ドアは「絶対にリフォームが必要」となりました。
2.当家の玄関ドアリノベーション。色と材質とデザインを失敗
早速ですが何を失敗したか。ずばり『色と材質とデザイン』です(はぁ)。
玄関ドアは「家の顔」と言われるくらい色とデザインが一番大切なポイントなんですけど、それを失敗するって・・・(がっかり)。
人間の感覚って曖昧なようで正確でして、実際にその空間に立ってみて、周囲の壁や床の材質や色とマッチしていない等、浮いていると少しでも思うと、具体的にどうとは言えないのですが「違和感」を感じてしまうのです(これが住宅の難しいところ)。
しっかり、リクシルのショールームで品定めして選んだ玄関ドアだったんですけどね。
玄関ドアのカバー工法によるリフォームが終了した後、傷がつかないよう暫く段ボールで養生されていました。
ある日、リノベーション現場を訪問してみると、養生用段ボールが外されていました。
玄関ドアに近づいてみると・・・。そばで玄関ドアを見た私の衝撃は小さくなかったです。。
「あれ、意図したものと風合いが違う」。
何がと言われると明確に伝えられないのですが、質感と風合いに違和感を持ちました。ショールームではドア単体でしか判断しておらず、外壁とマッチするだろうと想像していたのですが、質感を正しく判断できなかったですね。これ完全に私の責任です。反省。
後日、玄関ドアを見た妻も遠慮がちにですが「なんか玄関ドア微妙だよね・・。」とのコメントあり。
やはり人間の感覚って正確です。誰しも感じることは同じ。
まあ、親子扉になっており入居時には大きく開放出来たり、断熱採光窓もついてるなど機能的には十分なので、質感以外は満足しています。
違和感があるとは言いましたが、人間というものは良いものにも悪いものにも慣れてしまうものです。
はじめは違和感のあった玄関ドアですが、入居して1ヵ月もするとすっかり慣れてしまいました。ただ、やっぱり人から「リフォーム・リノベーションで失敗した点は?」と質問されると、やはり『玄関ドア』と答えますね。
皆さまは後悔されないよう、十分な時間を掛けてご検討されて下さい。RC4tani(プロフィール)
3.玄関ドアリフォームの失敗理由
意図していなかった玄関ドアになった理由は、ひとことで言えば「玄関ドアの色・デザインについて十分な検討をしなかった」。 これに尽きます。
上の写真で、子扉側の採光窓の上部あたりの納まり方法など、プラスチックのような部材にすき間があったり、「ちょっとねー」と思うQualityなんですよね。大きさが特注の玄関ドアだからなんですかね?
さて、「家の顔」である玄関なのになぜもっと玄関ドアのデザイン検討を本気でしなかったのか?
理由は単純。お金がなかったのでリノベーション検討中から事務所ドアのまま暫く済ませようと考えていた時があり、玄関ドアのリフォームは優先順位が非常に低かったためです。
実は親子扉の玄関ドアって意外に高いんですよ。良いデザインのものを購入しようとすると50万円もするようなものもありますし、普通に30万円程度は覚悟しておいた方が良いです(メーカー価格)。
なのでドアは事務所仕様ながらついているので、それよりもお風呂やキッチンなど、現在の事務所には住宅として必ず必要なものを先に検討しようということにしていたのです。。
4.リノベーション中の資金難は正常な判断の敵
打ち合わせを重ねリフォーム・リノベーションの内容が詰まってくると、自然と玄関内側のイメージが固まってきます。そうすると、夜間に外から丸見えの玄関ドアは住宅としては変だと思い出しました。
リフォームやリノベーションに限った話でなく、新築戸建てにも当てはまりますが、仕様や間取り検討段階で「資金不足」が見えてくると、どうしてもマイホームを手に入れることが納得いくデザインを追求するよりも優先順位が高くなってきてしまうのです。
「発注前」、つまりリフォーム・リノベーション会社と打ち合わせを繰り返している段階では、自分の知らなかったメーカーやデザインをリフォーム会社の方から紹介されます。
この時点では、素敵な提案に胸がときめき、「納得いくデザインのマイホームが欲しい」というスタート時の夢がまだ継続しています。
しかし、その後、見積書が出てくると現実が見えてきます(悲しいのですが)。
この段階で資金的に苦しいと分かると「まずは費用を予算内に抑え、住宅を手に入れる」ことがデザインより優先してしまい、こだわりたい部分が「入居した後でいいか」と考えてしまうのです。
新築住宅を購入する場合は入居時にスパッと諦める方も多いと想像します。
しかし、リフォームやリノベーションで住宅購入する場合は、リフォーム・リノベーションをして住宅を作っていく作業をしているので、極端な話、少々のデザイン変更や追加工事はあとから出来ると考えてしまいがちになるのです(新築の方は、気に入らないところを入居後にリフォームしようとははじめから考えないはずです)。
リフォーム・リノベーション住宅の場合は、新築住宅をする場合よりも圧倒的に「あとで改善すればいいや」「あとでリフォームすればいいや」と思ってしまうのです(→実際、できますが、精根尽きてお金も尽きるので、実際には入居後にリフォームは暫くやる気は起きないと思います(´・ω・`) )。
5.リフォームした玄関ドア内側の状態
反省はさておき、今度は玄関ドア内側の状態を映像で紹介させて頂きます。
玄関の広さは三和土(たたき)とホール合わせて5.3帖あって、玄関で立ち話が出来るお気に入りの玄関です。これももう少し玄関ドアのデザインを考えれば良かったなと反省しています。
6.玄関ドアリフォーム工事費用
玄関ドアのリフォームをお考えの方のために、当家の玄関ドアリフォーム費用(カバー工法)の内訳について掲示しておきます(ドア本体の価格はメーカー価格での表示とさせて頂きます)。
名称 | 仕様寸法 | 数量・単位 | 金額 | ブログリンク |
---|---|---|---|---|
<玄関ドアカバー工法交換工事> | ||||
玄関ドア:リシェント:リクシル | ランマ無し/親子/500型/特寸 | 1台 | 342,000 | (128)中古ビル玄関ドア(扉)のリノベーション工事/カバー工法/リクシル リシェント |
解体・取付費 | 1式 | 105,000 |
7.おわりに
最後までお付き合いありがとうございました。
本日は「(190)玄関ドアのリフォーム、ちょっと失敗。」という話でした。
(続く。次の記事『(191)玄関リフォームのポイント6つ』へ)
お時間がございましたら玄関関連の記事も合わせて読んで頂ければ幸いです。
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