~これまで の あらすじ~
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビルに興味を持ち始めたところです。
1.不動産会社の常套手段
1階に戻ってきて不動産会社のお兄さん伝えました。
「今日はありがとうございました。一旦、家に戻ってから妻と相談して検討します」。
ごく普通の社会人的なお断りのコメントです。しかし、不動産会社のお兄さんは言います。
「うちの会社はすぐそこなんです。事務所でこの物件の概要を改めて説明させて頂きたいと思います。」
お兄さんの言葉を普通に理解すれば、「あっ、近くなのね」 ということなのでしょう。僅か30分でしたが、地下から4階まで足が疲れるほど中を見せて頂きました。私にも感謝の気持ちがあったのでしょう、「普通に理解」してしまい快諾しました(これがなければ、この後のお話しはなかったでしょう。ある意味、今では感謝しております)。
2.車に乗って事務所へ
お兄さんが運転する結構上品なセダンに妻と共に乗り込み、車は走り出しました。車中で「どうでしたか」と尋ねられて、「いやー、事務所だとは思いませんでしたよ(本当はまず第一に高くて買えない)」等、無難な会話を続けます。しかし、車は延々と走り続けます。タクシーであれば軽く3,000円は超えたでしょう。
3.まだ到着しません!
20分経過時点で流石にこちらもイラっとして、「まだですか」と尋ねました。「もう少しです」 と予想通りの返事がありました。結局、物件を出て30分も離れた場所まで来てしまいました。「車で30分」を「すぐそこ」と言い切ったこの若者の感性に完敗です。しかし、こうなったらさっさと話を聞いて帰るしかありません。
4.不動産会社に到着
車が不動産会社に到着しました。3-4階建ての立派な建物です。事前に電話が入っているのでしょう、事務所の中から素早く若いお兄さんが飛び出してきました。建物の中に入ると従業員全員から「いらっしゃいませー」と声が掛かります。 非常に礼儀正しい会社のようです、悪い気はしません。2件見学した新築マンションの営業マンとは違う感じです、敢えて言えば「体育会」の匂いがしました。 (次は、出来る営業マンの 課長登場です。次ページ『(12)不動産会社 (続編)』へ)
♪不動産会社と交渉開始は いよいよ次の話から始まります♪
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます