中古ビルをリノベーションして住んだ体験を書いているRC4taniです、こんにちは。
さて、住宅やビルのリノベーションを行う場合、私のような素人は市場価格知識や相場観がないため、リノベーション会社から提示される見積金額に関して、どうしても疑心暗鬼となってしまいます。これからお話しする話は、リノベーション会社7社から見積もりを取得した私自身の経験に基づきお伝えすることです。
お風呂リフォーム(浴室リフォーム)から戸建てリフォーム、マンションリノベーションまで、全てに利用できるポイント3点だけをお伝えします。皆さまがのリノベーションの見積もり入手実務の一助になれば幸いです。本日も最後までお付き合いお願いします。
目次
~これまで の あらすじ~
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビルの購入を決心しました。不動産価格以外に発生するリフォーム・リンベーション費用を見極めるために見積依頼を準備しているところです。
1.リノベーション。物件の現地調査・実踏が「はじめの一歩」
不動産会社から紹介されたリノベーション会社は全く機能しませんでしたが、2点、重要なことを学べました。
【私がリノベーション体験から学んだポイント】
- <ポイント1>リノベーション会社の設計担当者に現地調査を行ってもらうことがはじめの一歩
- <ポイント2>現地調査時には、竣工図書や間取り図面を持参すること
1)リノベーション会社の設計担当者に現地調査を行ってもらうことが「はじめの一歩」
1点目は、何はともあれリノベーション会社の設計担当者に『物件の現地調査を行って頂くことが第一歩であり必須』ということです。
不動産の買い手(=自分)ですら物件の状況を理解していませんので、リノベーション会社であれば尚更です。
リノベーション会社の設計担当者が、物件を現地調査(実踏)して現状を正確に理解しなければ、リノベーション会社として良い提案をできません。
現地調査無しでは(基本的には)素人の発注者の想像や無知に起因する誤った情報を元に設計作業が進んでしまいます。
これは後日、大きな誤解や後戻り作業を強いてしまう原因となります。
2)リノベーションの現地調査時には、竣工図書や間取り図面を持参すること
リノベーション会社の紹介に関しては、全く役に立たなかった不動産会社ですが、B主任も立ち会ってくれた際、竣工図面図書* を持参して下さいました。
おかげで建物の各階の階高(床から天井までの高さ)や各フロアの寸法を私も直ぐに理解することが出来ました。
つまりリノベーション相見積取得時の重要なポイント2点目は、リノベーション会社の物件調査(実踏)の際には『物件の竣工図書や図面を持参すること』です。この経験はこれから述べるリノベーション会社との対応において非常に役立つこととなりました。
2.リノベーションの相見積もり依頼は必ず複数社に行うこと
【私がリノベーション体験から学んだポイント】
- <ポイント3>見積依頼は必ず複数社に行うこと(相見積もり)。複数社に行うことで、早期に自分の物件のリノベーション費用の相場が把握できる上、相対比較することが出来る。
リノベーション相見積取得時の重要なポイント3つ目は「見積依頼は必ず複数社に行うこと」です。
私は仕事柄、相見積の重要性を理解しております。
そのため、リノベーション会社の選定においても『競争環境』を構築することをはじめから考えていました。
しかし、仕事とは異なる分野ですから、どのような企業がリノベーションを行ってくれるか、皆目見当もつきません。
ネットで「リノベーション会社 ランキング」のようなキーワードを入力しては、この業界で活躍されている企業名を徐々に理解しました。
結論を先に述べますと、最終的にリノベーション会社7社にコンタクトして5社より提案・見積書を頂きました。
しかし私もはじめから7社にもコンタクトすることは考えていませんでした。
知見のない業界ゆえ、仕事では軽くこなせる引き合い作業もストレスを感じてしまい、途中、3社程度で十分かなと考えてしまいました。
しかし、リノベーション会社2社、3社とコンタクトすることで、以下のことについて気が付きました。
【複数社より相見積を取得して分かったこと】
- 会社毎に得意分野と不得意の分野があること
- 有名な会社でも担当者次第では、レベル的に疑問を感じる対応をされてしまうこと
- 直ぐにでも仕事が欲しい会社と、お腹一杯の会社があること
リフォームやリノベーションする物件が既に自分で保有している物件であれば、時間を十分掛けて学んでいくことも可能です。極端な話、1年や2年掛けて複数社にコンタクトするのも良いでしょう。
しかし「中古物件の購入」から「リフォーム・リノベーション」の手配までをする場合は、主に不動産屋との対応において、時間の制約を課せられることが往々にして出てきます。
時間との闘いとなる場合において、1社目が上述の1.で述べた「不得意な会社の場合」であったり、2.で述べた会社は有名ながら良い担当者と巡り会えなかった場合等で、時間を浪費するリスクがあります。
実際、私の場合でははじめにコンタクトした1社、2社では満足出来るような話にならない気配を感じました(詳細は後日、説明します)。
明日はいよいよ1社目にコンタクトしたリフォーム会社について記載する予定です。(続く。次ページ『(24)リフォーム、リノベーションの相見積もり依頼1社目(野村不動産リフォーム)』へ)