突然、不動産オーナー側が不動産の値引き(値下げ)に応じる可能性が出てきました。不動産購入ではスピードが命です。物件を探している他者が明日にでも具体的な買値をオーナーへ提示する可能性があります。急いで物件の魅力を整理し、先に進むか(交渉するか)、ここで諦めるかの判断に迫られました。
~これまで の あらすじ~
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビルに興味を持ち始めたところです。
1.不動産購入時は対応すべきことが沢山
さぁ、いきなり20%(数千万円)の値引きが実現出来る可能性が出てきました。可能性が出てくると、逆に「本当に話を進めて良いのだろうか」?何が魅力的なんだろう? と不安に感じます。何が魅力的なのか自分の中で整理をしました。
2.中古ビルが魅力的なポイント整理
- 妻の実家から徒歩100歩(1分強)
- 建坪は10.5坪(34.5m2)ながら、5層構造(4階建+地下)なので延べ床面積が170m2強と広い
- 駅から徒歩9分
- RC構造(地震に強い)
- 築15年(RCの耐用年数を考慮すると、30年は住める可能性が高い)
- 間口が約9mと広いので、接道に対して並行に駐車可能
- 角地
- 前面道路は公道幅6.2m
3.対象物件の評価が高まる
私もこの頃になると次第にこの物件の特性が見えてきました。住宅街のような場所にある事務所なので、大通りにも面しておらず、駅から徒歩9分では事務所としては不人気です(しかも値引き前の価格は高い)。しかし一般の住宅としては、果たしてこんな良い条件の建物などないのでは? と思えるようになってきました。
急いでネットで中古ビルを探してみますが、売りに出ているビルは築30年や40年のようなビルばかりです。築15年のこじんまりしたビルなど一つもありません。「これは面白い」。そう感じました。 そうと決まれば、何はともあれ資金的に購入出来るのかを改めて確認してみようと考えました。 (続く。次ページ『(18)不動産購入のためのキャッシュフロー計算を開始』へ)
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます