中古事務所ビルを2割引きで購入して、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいるRC4taniです。
このリノベーションブログは、2年にわたり時系列で書いておりますが、本日は初めて訪問された方のために中古ビルとの出会いや2割値引きして中古住宅(物件)を購入した経緯などをぎゅっと詰めたブログ概要と言える短縮版記事を書いてみます。
目次
1.中古物件との運命の出会い
懐かしいチラシです。
現在、私が住んでいる自宅が中古事務所ビルとして売りに出されていた時のものです。
販売金額が大台に乗っていますが(それもかなり超えている)、売主様のご厚意で数千万円値引いて購入出来ましたので、買値は現在、都心に75~80m2の新築マンションを購入出来る方であれば、十分、購入できる金額レベルでした。
では早速、物件との出会いをお伝えします。
ロンドンから帰国して2週間後の雨降りの朝、最寄り駅に向かう通勤途中でこの物件の目の前を通りました。
窓に「For Sale」と書かれたポスターが貼られていましたので、電話番号をメモして妻に不動産屋にTELするようお願いしながら会社に向かったのが全ての始まりでした。
もちろん、この時はこのチラシの存在は知りませんでしたので、この物件が、1億円超の売値であること、事務所であること、地下室があること、などは想像できませんでした(笑)。
2.売値1億円超の中古住宅(物件)を2割値引きして購入出来た理由
結果的にこの築15年の中古事務所ビルを購入出来たわけですが、私は普通のサラリーマンなので1億円を超える物件など購入出来るわけがありません。
内覧後に不動産屋を通じて、断られる覚悟で私が支払えると思う金額(都内で75m2の新築マンションが購入出来る程度の金額)を伝えたところ、売主様が「近所に住んでいる方に買って頂けて、永く使用して貰えたら嬉しいことです」と言われて、私が購入出来る金額で売却して頂くことになりました。
(売主様(前オーナー様)、本当に今でも毎日感謝しております)
3.リノベーションすることになる中古事務所ビルの内覧
妻が電話でアポを取得した際、物件内装は「事務所仕様であること」「売値は1億円を超えていること」を聴取していましたので、夫婦で「家じゃないし、そもそも高くて買えないね。内覧したらすぐにお断りしよう」と話しながら、週末の土曜日に妻と二人でビルの内覧をしました。
事務所に入ってみると、上りの階段の横に下りの階段があって驚いたことを覚えています。この物件、4階建ての建物と思いきや実は地下にも部屋がある5層構造の建物だったのです。
(6)中古物件(建物)は地下室付き狭小事務所ビルでした。。
4.リノベーション物件概要
改めの物件概要です。
都内の住宅事情では、マンションは70-80m2程度、戸建て住宅でも階段室込みで100m2未満の狭小間取りが多いというのに、この建物の延床面積は170m2もあることが分かりました。
各階にある階段室(7m2)を無視して、部屋の部分だけ足し算すると135m2程度のマンションに相当する広さとなることが分かりました。
東京での初のマイホームは75~80m2くらいのマンションに住みたいなと考えていた私としては、予想外の広さでした。
更に、立地は南西の角地で建ぺい率80%、容積率300%の整形地。
戸建てとしては申し分ない条件な上、最寄り駅からは10分未満という点も、資産性という意味から信じられない好条件です(事務所としては駅から遠いという判断になりますが)。
更に妻の実家から徒歩100歩という近居が実現する距離という点も理想的でした。
5.最終的に中古物件を購入してリノベーションして住宅として住んでいます。
売主様には手付金を200万円お支払いして、住宅ローンを組むまでの猶予期間として6週間を頂けました。
実はこの当時ではまだ「リノベーション」という単語すら知らなかったのですが、不思議なことに「お風呂すらない事務所でも人は住める」と勝手に思い込んで、無我夢中で銀行5行とリフォーム会社7社にコンタクトした結果、現在は無事に住宅として住んでおります(事務所から居宅へ用途変更しました)。
さらりと書きましたが、6週間で中古住宅ローンとリノベーション金額の目途を立てるのは本当に大変でした。今、振り返っても当時の自分はよく頑張ったなと感心します。
しかし、あの頑張りがあったからこそ、こうして呑気にリノベーションブログを書くことが出来ます(笑)。
6.リノベーションを経験した自分だから言えること
リノベーションという単語すら知らなかった自分が、都心に170m2もの床面積がある戸建てマイホームが持てたのは、本物件に出会った2013年にリノベーションして住むということがメジャーな住宅購入の選択肢になりつつあった時代の後押しがあったと感じています。
少し前までは、新築戸建てや新築マンションを購入出来るだけの財力があり(少々)狭くても満足できるのであれば新築こそ「理想のマイホーム」と信じていました。
しかし、一旦、中古物件の内装を新築と同等にリノベーションすることを経験した今となっては、高額な新築プレミアムを支払ってまで新築マンション・新築戸建てに住むのはナンセンスと考えています。
リーズナブルな価格で、満足度の高い個性ある住宅を手に入れるなら、中古を買ってリノベーションでしょと強く感じています。
7.中古を買ってリノベーションしよう!
日本人の中古住宅に対する考えは非常に後ろ向きです。
ましてや、所有している住宅をリフォームするのではなく、価値がない(と思われている)中古物件をわざわざ買ってリノベーションして住もうと考えている人は、まだほんのわずかです。
一方、世の中には中古物件の資産価値を正しく評価出来ずに、中古マンション・中古戸建を安くてもいいから手放したいと考えている人が大勢います(特にご高齢者です)。
つまり、今がリノベーションのチャンスです!
というわけで、このリノベーションブログのテーマは中古を買ってリノベーション&リフォームでマイホームを手に入れようです。
このブログは私がロンドンから帰国して新築マンションのモデルルームを訪問するところから始まって現在も続いています。
素人が試行錯誤しながら、都内(都心)で170m2の住宅をリノベーションで手に入れた話しですが、興味を持っていただけましたら、お手間ですが連続ブログのスタートである『プロフィール』から訪問頂けましたら幸いです。
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます
本日はこのブログのキッカケとなった出来事の概略を説明させて頂きました。今後も引き続き宜しくお願いします。RC4tani
(続く。次のページ『(184)事務所(居宅以外)を購入しリノベーションするときに注意したいお金の話』へ)