~これまで の あらすじ~
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビルに興味を持ち始めたところです。
1.初めての生涯分のキャッシュフローを作成する
兎に角、見栄価格+▲百万円の物件を購入して生活出来るのかを確認する必要があります。ここでこれまで仕事で時々使っていたエクセルSkillをFullに発揮して、急いで生涯分のキャッシュフローを作成します。
ざっとこんな感じです。
- 上段:月毎の収入と支出を書きだせるだけ記載する。年に1度等、SPOTで発生するものは、下段に年間費用として記載。私と妻の収入も上段に記載します。
- 下段:上段で計算した結果を12倍して年間金額とする。
下段の欄外には、各年の家族5名の年齢を記載して、xx入学やRC4tani定年といったライフイベントを考慮し易くします。
2.不動産購入のためのキャッシュフローのチェックを繰り返す
表を作ってはチェックを繰り返して、抜けている支出項目を追記しては何度も再考しました。特に支出項目はかなりシビアに見なければなりません。光熱費は当然ながら、新聞代から携帯代金もしっかり毎月のところに記載します。スポットで発生する自動車税や車検費用は年間支出費用として記載します。
非常に面倒ですが、大きな買い物をするわけですから、後で住宅ローンが払えませんという事態だけは避ける必要があります。と、意気込んで考えていましたが、実はまだこの時、不動産取得税等、抜けている項目があったり、個別数値の見立てが甘い部分がありました。3日間必死に作業を続けた結果、どうにか「やり繰り可能」という結論が出来ました。
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3.やり繰り可能となった理由
「やり繰り可能」という結果に対し、「あれっ」と疑問に思いしばし考えました。ほどなくして、理由が分かりました。マンションに住んだ場合は、管理費(例:200円/m2・月x100m2=20,000円/年)があったり、駐車場代(40,000円/月)も発生するので、月6万円もの差が発生するのです。
この月額6万円の差は30年で計算すると、6万円/月x12ヵ月x30年=2,000万円もの差となります。 この時点で私の腹は決まりました。あとは妻に説明して同意を得るだけです。(続く。次ページ『(19)中古ビル購入の意思表明直前』へ)
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます