~これまで の あらすじ~
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビルに興味を持ち始めたところです。
1.住宅購入について妻へ説明
さて、ライフイベントを可能な限り記載したCash Flow表を作成しましたので、いよいよ妻に説明をしました。全体の構成と織り込んだ項目、妻の収入をどこまで当てにしているのか等です。
結果は、意外ですが妻はエクセルにはそれ程興味は示さず、「そこまで計算して大丈夫というならいいんじゃない?」という程度の反応でした。
今、思えばこのあたりから妻と私の間で役割分担が始まりつつあったと考えています。基本的に私が手を動かす。妻は「コメントと承認」です。なんだか会社の「担当者」と「上司」の関係です。
その上司のタイプは、「口出しは最低限とし、部下の主体性に任せる」タイプの上司です。このような上司には、仕事の基本のホウレンソウ=「報告」「連絡」「相談」をしっかりやりつつ、責任感を持って仕事に取り組めば問題が発生する確率は低いと考えています。楽勝です。
2.再び不動産会社へコンタクトする
妻の「承認」も得られましたので、不動産会社へ連絡を行い、「話を前に進めさせて欲しい」とA課長へ伝えました。早速、翌日の平日20時に今度は自ら不動産会社へ出向いて行って、当方の決意表明をすることとしました。
3.翌日、不動産会社を往訪
仕事を定時後30分程で切り上げて電車で1時間かけて不動産会社の最寄り駅に到着しました。仕事では、重要な話をする時には、心を落ち着けるために時間にゆとりを持って目的地に到着するようにしています。今回は不動産取引という「プライベート」なことですが、非常に重要な会話をすることになります。仕事同様、約束の30分前に駅に到着します周辺で時間をつぶし、20時 の1分前に不動産会社の事務所1階に入りました。
初めて入った1階には20時だというのに、従業員の方々が多くいらっしゃいます。私が入ると皆さん、前回同様、一斉に「いらっしゃいませ」と声を掛けられます。私はこの不動産会社の社員教育の徹底ぶりにはいつも感心します。
さて、従業員の方から案内されて2階に上がりましたが、今回は前回((11)不動産会社の常套手段に引っかかり現地調査後、そのまま不動産会社事務所へ行く)とは異なり、やや大きめの部屋に通されました。
直ぐにいつものA課長が、B主任と一緒に部屋に入ってきました。 名刺を拝見すると「宅地建物取引主任者」とあります(2015年法改正があり現在は「宅地建物取引士」となっています。
A課長からの挨拶後、これよりB主任より重要事項の説明をさせて頂きます と話があり、A課長は退席されました。 さて、次回は 『初めての重要事項説明書』です。(続く。次ページ『(20)中古ビル購入の意思表明』へ)