中古ビルをリノベーションして住んでいるRC4taniです。
リノベーション工事は47日目となっています。本日はダブルボウル洗面所の木工工事について説明させて頂きます。
都心で4LDKを探したところ新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古ビルをリノベーションして住むことを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果(見積比較表)、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。三井住友信託銀行と中古住宅ローン(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、1ヵ月と20日が経過したところです。 ブログ概要⇒リノベーションブログのあらすじ
1. 脱衣所・洗面所の造作木工工事現場
まずは造作ダブルボウル洗面所の完成写真から説明致します。
こちらが事務所1階をリノベーションして造作したダブルボウル洗面所です。名古屋モザイクのガラスタイルを使用して、間接照明でお洒落に決めてきました。
この右側が浴室につながる、通路兼脱衣所となります。さて、1階の間取り図面は以下の通りとなります。
上の写真の左手が洗面所入口となります。
メジャーの先端がある場所に立っている柱は、造作するリネン庫の4隅の柱の一本であり、一番洗面所に近い側です。この日、この写真を撮影した理由は、洗面所とリネン庫間が68cmしかなかったためです。完成後の写真で説明すると、次の通りとなります。
昨昨日『(108)サザナ/ワイド浴槽とパネル色セイランにして良かった!』で説明させて頂いた通り、一番の大物であるユニットバスが最初に搬入・組み立てされました。その後、木工作業を行いつつ、リネン庫、洗面所、トイレを1階に造作しているのが現状です。
この後、洗面所やリネン庫が作られた後、私が洗濯機を購入することになるのですが、その洗濯機が搬入できるのかかなり不安に感じたのです。
リノベーションが進むと、1階の一番奥に洗濯機置き場とガス乾燥機が設置されます。次の写真が先に東京ガスのガス乾燥機「乾太くん」(東京ガスHP Link)が設置されています(お値段はこちら )。この下にPanasonic製の大型の斜めドラム式洗濯機が将来、搬入されるのです。結論を述べると「かなりの苦労」を伴って搬入されることになりました。東京ガスリモデリングの担当者も内心は結構焦っていたはずですが、「どうにか入りました」とやや苦笑いしながら説明をされました(笑)。
2.リノベーション現場チェックの必要性
この件では、結論としては洗濯機は無事に搬入されることになりました。施主側の余計な不安が「本当に大丈夫でしょうか」と東京ガスリモデリングの担当者に数回相談してお手を煩わせてしまいました。しかし、施主・施工者双方が頻繁に会話することで、事前に将来のトラブルの芽を潰していくことが出来るのです。
実はこの後、別のフロアで1箇所、結構な大物の工事のやり直しを依頼する場面が出てくることになります(後日、その写真が出てきたら説明しますのでご期待下さい)。東京に滞在していた日はほぼ毎日現場を施主自らが確認していたからこそ、完全に完成するはるか手前の工程で問題箇所の発見につながった良例となります。
3.適切な幅感覚の重要性
無地の紙に図面を描くような新築注文住宅の場合であったり、大きな平面のある中古マンションのリノベーションのケースで非常に重要な感覚というか知識の一つに、「幅の知識」があると思います。
例えば、椅子であれば幅60cmが標準サイズです。よって食卓テーブルの場合、150cm長さのテーブルには椅子2脚は入りますが、3脚は絶対に入りません。135cm幅のテーブルは椅子と椅子の間に15cmのスペースがありますが、150cmのテーブルであれば椅子通しのゆとりは30cmとなります。
同じような話として、当家のように洗面所が通路となっている場合、想定される行動としては、朝の身支度時、歯磨きしている人の後ろを人が通過します。当家の場合は計画時(図面)では1,000mmとゆとりを持たせていましたが、諸般事情で900mmになりました(上述写真)。
リフォームやリノベーションの場合、特に各部屋だったり通路に標準の寸法はありません。よって施主が自由に設定できますので、この1mm単位で可能な幅決めは醍醐味のひとつだと思います。事前に知識を蓄えておくほど、間取り決めが楽しくなりますので、ネット等で検索されては如何でしょうか。
4.明日の予告
3日前のブログ『(106)RC造(鉄筋コンクリート造)のリフォーム・リノベーションの魅力と維持費、将来性』で、私ならではの狙い目物件としてRC物件(狭小ビルとRC2階建て住宅)だと述べさせて頂きました。
当方の場合は、意図せずして初めての住宅購入が中古ビル購入&リノベーションになったわけですが、明日は皆さんに私が気付いた中古ビルや物件のネットでの探し方を2点程、披露させて頂きます。ネットで検索する際のコツなのですが、自分で気付いた際、「おー」と少し嬉しくなりました。実は1年前から継続して狭小事務所やテナントビルをWatchしています。お金はないくせに、「狙い目物件!」と勝手に自分で物件をマークして楽しんでおります。半年後にその物件が掲載されなくなると、「自分の方が先に目をつけていた」、「半年も売れなかったので自分だったら30%引きを吹っ掛けただろう」など、気楽に妄想しています。お楽しみに。
(明日に続きます。次の記事『(110)5分で見つかる「中古RC造ビル・住宅」検索方法と「購入交渉戦略」』へ)
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます