(208)お庭をイギリス風にリノベーション!

中古ビルを購入後、リノベーションして住んでいるRC4taniです。

本日もイギリスネタです(笑)。
イギリスに住んでいた時のお庭の写真を見るたびに、東京ではガーデニングが出来ないなーと残念な気持ちになります。

リノベーションに目をつけて都心にマイホームを手に入れたことについては達成感がありますが、やっぱりお庭も欲しいなーとは思い続けています。

イギリスの家の庭は日本ではあまり見られない造りでしたので、私なりの理解で紹介させて頂きます。題して「やったこともない素人が語る、お庭のイギリス風リノベーション」です。

 

1.リノベーションで実現したい『キッチンから続いたお庭』

前回披露しておりますが、イギリスで住んでいた家は築100年のテラスハウス(長屋)をリノベーションした中古物件でした。お庭は両サイドに花壇があり、キッチンの床石がそのままガーデンに続いていました。今思っても本当にオシャレなイギリスのお庭でした。

写真で見て頂くと分かりますが、まず大きさの違う平石をモザイク状に並べてあります。
うーん、素晴らしい。これだけでこの家のオーナーはセンスが良い人だと分かりますね(実際、何でも自分でDIYリフォームされる方でした)。

前回のブログで掲載したお庭側からキッチンを眺めた写真を改めて掲載します。

イギリスで住んでいたお庭とキッチンが続いている天窓のあるキッチン
イギリスで住んでいたお庭とキッチンが続いている天窓のあるキッチン

2.イギリス風のお庭(様々な草木を植える演出)


私の住んでいたイギリスの家は、テラスハウスと呼ばれる5軒長屋でしたので、両隣が隣接しています(私の家はちょうど真ん中でした)。隣地との境は、木製の塀で目隠しされていますが、上部の格子柄(欄間とはいいませんが)のデザインが素敵です。大人であればこの格子状になった場所からお隣さんを覗くことが出来て会話を交わすのにちょうど良い高さにしてありました。

さて、塀の手前は細い丸太を横にして縦に二本積んで仕切りとして草木が植えてあります。ぱっと見ただけで5種類の草木が植えてあります。私の写真では分かり辛いかもしれませんが、この草木の選び方のセンスが素晴らしいです。

3.イギリスのお庭は土が良いので面白いほど植物が育つ

イギリスのお庭
イギリスのお庭

子供がどーんと映っていますが私がお伝えしたいのは芝生と背景のライト(照明)です(笑)。

イギリスは本当に気候と土が良いところでした。
芝生は日本ではマット芝(野芝)を地面に貼りつけて養生しますが、イギリスでは種から芝生を育てます。私もホームセンターで芝(洋芝)の種を買ってきて、芝が薄い場所にパラパラと撒いただけで、1ヵ月後には素晴らしい状態の芝になった程です。洋芝の特徴ですが、日本では横に芝が伸びていきますが、イギリスでは稲のように真上に芝が伸びます。芝を刈ることで枝分かれして、横に展開していきます。

地面が芝でフカフカしていますと、天気の良い日のお菓子タイムは、「お庭で食べようかな」と自然となるものです。ちょっとしたものでも、自然の中で食べると、おいしさが増すので不思議なものです。

あと写真の左上の方にライトがあります。これは夜、庭木をライトアップするものでした。残念ながらライトアップされた写真はありませんが、夜の庭は素晴らしく綺麗で、恐らく両隣の住民も「綺麗だな」と思ってみていたはずです。

イギリスのお庭。芝生の緑がきれいです。
テーブルを出していると、子供達はアイスクリームを食べるだけでも、わざわざお庭まで移動して食べていました(笑)。

4.イギリスのお庭。平石の質感が素晴らしい

イギリスのお庭。平石の質感が素晴らしい
イギリスのお庭。平石の質感が素晴らしい

石の質感をお伝えしたくてUpの写真を掲載します。モザイク状に敷かれた石ですが、全て天然石です。下世話な話ですが、日本でこれだけのことをすると結構なお金が掛かると思います。

イギリスではホームセンター(当家のそばはHome Baseというホームセンターでした)でこのような石が大量に置いてありました。
お庭のリノベーションをする際、思い切って天然の石材を「どーん」と敷くとカッコいいものになるんだという好例だと思います。

イギリスのお庭。平石と芝生。
うーん、この平石の厚みと、端部の手作業での処理が非常にいい味を出していますね。

折角なので上段(キッチンから続く平石)と下段(芝生)の境目の納まりが分かる写真も掲載しておきます。

5.イギリスのお庭。小さな花壇

イギリスのお庭。小さな花壇。
イギリスのお庭。小さな花壇。

この写真で説明したいのは、小屋と小屋へのアプローチの石、それと右側の花壇です。
まずお庭の奥にはちょっとした小屋を建てて、芝刈り機や剪定ハサミなどが保管されていました。小屋への入口のアプローチも大きな平石で素敵でした。

花壇ですが、オランダに出張した際に1ユーロ(130円程度)で10個もチューリップの球根が購入出来たので、それをそのまま花壇に植えたら、簡単に全て芽が出てきてすべてのチューリップが咲きました!

日本ではチューリップを植えたことがなかったので良い経験でした。
なお、子供達は何をしているかというと、二人でチューリップの歌(咲いたー、咲いたー、チューリップの花が~)を熱唱しているところです。

6.花柄ワンピースはイギリスの文化

イギリスのお庭と子供とプランタ。
イギリスのお庭と子供とプランタ。

イギリスでは女の子は殆どがワンピースを着ていました。
アニメキャラ柄もなくはないですが、日本と比較すると写真のような花柄模様の比率は圧倒的に多かったですね。

花を鉢植えして育てていたら、子供のワンピースと同じような色合いになっていたので、思わず撮影したものが上の写真です。ほんと、イギリスは花の国でした。

7.イギリスのお庭。冬には雪も降ります

イギリスのお庭。冬には雪も積もります
イギリスのお庭。冬には雪も積もります

年に数回ですけどイギリスでは雪も降りました。朝起きたら一面雪化粧でしたので驚きました。
子供達はカッパを着て、元気にキッチンから飛び出して雪遊びです。

8.イギリスのお庭でバーベキュー

イギリスのお庭でバーベキュー
イギリスのお庭でバーベキュー

リノベーションで手に入れた都心での生活は快適です。
しかしイギリスでの生活と比較すると自然が足りなさ過ぎますね。
海外と比較してもしょうがないのは理解していますが、いつもお庭で食事をしていた頃は、精神的な豊かさというものが明らかに今よりありました。

大きなお庭を構えることが出来る立地(地方?)にお住まいの方は、最近はやってきているオープンタイプのリビング(すぐに庭に出られる)へのリノベーションに挑戦されては如何でしょうか? きっと素晴らしい生活を送ることが出来ると思います。

一生に一度きりの人生です。リノベーションで工夫して、満足感の高いお家に住みたいですね。本日は『(208)お庭をイギリス風にリノベーション!』というお話しでした。

(207)キッチンに住む

キッチンに住む
中古ビルを購入後、リノベーションして住んでいるRC4taniです。 快適な住まいについて考えてみました。 以前、駐在していたイギリスは緯度が高く日差しが弱い国でした。日照が特に不足する秋から冬の対策として、1階を拡張してつくられていたキッチンには天窓(トップライト)が4枚もあり、3階に設置された屋根裏部屋にも天窓が2枚ありました。 結果、家の中の生活においては、日差しが恵まれた天窓のない日本よりいつもどんよりとしていたイギリスの方が快適だったと感じています。 この経験から、もし自分がもう一度リノベーション住宅に住むことが出来るのでれば、次は『キッチンに住む』というコンセプトの家を作ってみたいと強く思っています。

(206)無垢材建具(天然木建具)のドア・フローリングって素晴らしい!

無垢材のドア
中古ビルを購入後、リノベーションして住んでいるRC4taniです。 東京では事務所ビルをリノベーションした住宅に住むことになりましたが、その前はイギリスに駐在していました。5軒の家が長屋風に連なっている築100年のテラスハウスと呼ばれる形態の家に住んでいました。 改めてイギリス駐在時の写真を見直してみると、リノベーションする際に当家に取り入れたかったなと思うイギリスの文化であったり雰囲気が沢山ありました。 今回は無垢材家具のドアと床材(フローリング)の魅力について説明します。


【ガーデニング用 平石】

 

 

 

 

ブログ管理人プロフィール

リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます

中古ビルをリノベーション
こんにちは、RC4taniです。 福岡県出身。 都内在住サラリーマンです(40代)。夫婦+子供3人。 100m2超の新築マンションは高過ぎて購入を断念。視野を広げ狭小中古事務所ビルを購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して東京・山手線内側に170m2の戸建てマイホームを手に入れました。