(193)エアコン取り付け場所(リノベーション編)

リンベーションビフォー・アフター間取り

中古事務所ビルをリノベーションして住んでいるRC4taniです。

リフォームやリノベーションをやっていると、慣れていないせいか細かいデッパリや引っ込みを気にしてしまいました(少なくとも私は)。
見栄えを気にし出すと、壁掛けエアコンを取り付けるだけで「様にならない」だとか「凄くおかしいのでは」と不安になってしまいます。しかし住宅とは不思議なもので住み始めてみるとそれ程、気にならないものです。

エアコンの取り付けで注意すべきなのは、見た目よりも取り付け場所なんです。
本日は、出っ張りの代表格であるエアコンの取り付け場所について説明したいと思います。


まず初めにエアコンの取り付けについての基礎知識を説明します。
但しこれらはあくまで原則であり、取り付け位置に制約がある場合はそこまで気にされなくて良いことも多く含まれています(当家も理想と現実は違いますので(^^)/)。

1.エアコンは部屋の短辺に取り付ける

エアコンは部屋の短辺に取り付ける
エアコンは部屋の短辺に取り付けた方が、風があたる面積が広くなる。

意外に知らない方が多いですが、可能な限りエアコンは部屋の短辺に取り付けます。エアコンの風の吹き出し範囲は限られていますので、絵の通り短辺にエアコンを取り付けした方が効率よく温度調整出来ます。

但し、これはあくまで理想の話です。当家は長辺に取付してしまっています(笑)。

2.室内機は配管穴よりも上に取り付ける

室内機は配管穴よりも上に取り付ける

自宅内にエアコンがあればすぐに分かりますが、エアコンは必ず配管穴よりも上に取り付けします。理由は水滴となったドレン水をスムースに重力に従って排出させるためです。途中で当家のように少々配管が平行となった場所があっても問題ありません。

3.リノベーション前のエアコンは天井カセットエアコン10台でした

リノベーション前の事務所の時に取り付けてあった天井カセットエアコン
リノベーション前の事務所の時に取り付けてあった天井カセットエアコン

中古購入した中古RCビルは事務所仕様でしたので各階(地下室~4階まで)に天井カセットエアコンが2台ずつ取り付けてありました。合計で10台!

私が中古物件を購入した時点で建物は築15年となっていたことと、天井カセットエアコンは電力消費が多いことから、全て撤去して2階~4階に新たに壁掛けエアコン計3台、地下室は天井カセットエアコン1台を取り付けることにしました。

4.エアコンの取り付け場所の検討、1階は無し、2階LDKは1台

梁にエアコン
梁に壁掛けエアコン  ⇒この2階のリノベーション前後説明写真記事へ移動する

まず1階は玄関、洗面所、トイレ、お風呂といった構成なのでエアコンは不要としました。
一方、2階は17帖のLDKなのでこちらは壁掛けエアコンを1台、取り付けました。

リノベーション前は天井カセットエアコンが付いていたわけですが、今回は壁掛けエアコンにした理由は次の2点です。

天井カセットエアコンでなく壁掛けエアコンにした理由
  1. 天井カセットエアコンがない分、天井高さを高く出来る
  2. 壁掛けエアコンの方が安い

 

事務所状態での天井高さは約240cmでした。
住宅の印象を決める重要な要素の一つに「天井の高さ」があります。
戸建てで建物の高さ制限が厳しい住宅地では、天井高さ235cmの住宅スもありますが、家族の多くが殆どの時間を過ごすリビング・ダイニング・キッチンの天井高さは高ければ高い程、開放感が出てきて良いです。

天井カセットエアコンを止めて、壁掛けエアコンにすることで天井高さを高く出来ました
天井カセットエアコンを止めて、壁掛けエアコンにすることで天井高さを高く出来ました

エアコンを天井カセットエアコンにした場合、当家の2階の天井高さは240cmとなってしまいます。そこで1cmでも高くするため天井カセットエアコンは止めて壁掛けエアコンにすることにしました。

上の図面で「黒色破線」の場所が既存天井ラインです。東京ガスリモデリングには天井高さは出来る限り高くしてくださいとお願いしました。結果、245cmの天井となりました(^^)/

実は、今にして思えば、飲食店のように二重天井無しとすれば更に天井高さを高くすることが出来たのですが、当時はそこまでの勇気がありませんでした(残念)。

【参考イメージ】天井無しの天井カセットエアコン
【参考イメージ】天井無しの天井カセットエアコン ↑↑
キッチンからみたエアコン取付予定位置(2階LDK)
キッチンからみたエアコン取付予定位置(2階LDK)

5.3階寝室のエアコン

3階 12帖の寝室に取り付けた壁掛けエアコン
3階 12帖の寝室に取り付けた壁掛けエアコン ⇒この3階のリノベーション前後説明ページへ移動する

さて次は3階の寝室に取り付けた壁掛けエアコンです。
実は場所の関係で12帖の部屋の隅に取り付けられていますが、問題なく利用出来ています。
取付方法は2階LDKと同じ、梁にエアコンを取り付けてダクトは壁から屋外に出しています。

3階寝室図面
3階寝室図面

上図の通り、3階の寝室は将来、二部屋に分割する予定なので、居室形状がややいびつな形となっています。コスト節約のため12帖の部屋ですがエアコンは1台です。
梁や窓を考慮するとどうしてもエアコンが部屋の隅っこに設置となりました。

風向は矢印の向きに固定して利用していますが、夏場も特に問題なく快適に過ごせています。

6.4階子供部屋のエアコン

4階の壁掛けエアコン
4階の壁掛けエアコン

4階も壁掛けエアコンにすることで天井高さを高く出来ました。
天井高さUp分が分かる写真を以下で掲載します。
約10cmの天井高さUPですが、この10cmが部屋の印象を大きく変えます。

4階/二重天井 リノベーション工事
4階/二重天井 リノベーション工事  ⇒ ふわふわフローリングの記事『(105)4階ふわふわフローリング工事 他(写真たくさん)/リノベーション工事36日目』へ移動する

尚、最上階となる4階は夏場は非常に暑いことを実感しています。
日差しが陸屋根タイプの屋上にあたりますが、その真下となる4階の暑さは2階や3階とは比較になりません。
天井には結構、厚めに断熱材を入れて頂いたのですが、「効果ないのでは?」と思ってしまう程です。

そういう意味では4階のエアコンは必須です。
現在、ここは洗濯物干し部屋として使われていますが、将来は娘2人の部屋になる予定です。夏の暑さに負けず勉強してくれると良いのですが。

 

7.地下室の天井カセットエアコン

リノベーション前の地下室。天井カセットエアコンが見えます。
リノベーション前の地下室。天井カセットエアコンが見えます。

さて次は一転して地下室の話です。
事務所1階から4階までと同様、地下室にも天井カセットエアコンがありました。
リノベーション前の地下室の天井高さは235cmです。本当は地下室も天井カセットエアコンを止めて壁掛けエアコンにしたかったのですが、天井カセットエアコンを採用しました。

理由は、総合的なリノベーション費用を抑えるためです。
どういうことかと言いますと、地下室は極力、リノベーションを行わず床と壁紙・天井壁紙の張り替えだけを行うことで費用を抑えることにしました。

風の吹き出し方向が1方向だけの天井カセットエアコン
風の吹き出し方向が1方向だけの天井カセットエアコン  ⇒この地下室のリノベーション記事へ移動する

実は天井カセットエアコンを取り外したりすると、野縁など天井廻りをあれこれと変更する必要があり結構なお金が発生してしまうのです。
そこで作業を簡潔にするため天井カセットエアコンを採用しました。但し、費用を抑えるため、風の吹き出し方向が1方向だけの一番安いタイプを採用しています。

8.エアコンダクト(配管)と室外機置き場

ここまで読まれてビルをリノベーションされようと考えている方は「排気ダクト」と「室外機」の場所に興味を持たれたかもしれませんので簡単に説明します。

地下室の天井カセットエアコンはリノベーション前のダクト、即ち、地下室から1階までつながっているものをそのまま使い室外機は1階に置いてあります。

2階・3階・4階に新設した壁掛けエアコンは、壁に穴を開けて排気ダクトを建物の外壁に沿わせて屋上まで持って行っています。つまり室外機は屋上に設置してあります。

ビル屋上の室外機
ビル屋上の室外機

9.おわりに

最後までお付き合いありがとうございました。
本日は「(193)リノベーションでのエアコン取り付け場所」という話でした。
(続く。次の記事『(194)窓のない「お風呂」のメリット・デメリット。住宅の理想、計画と現実』へ)

 

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