リノベーション工事26日目(4月26日)
その3 工事道具、工事外の調整事項
【4月26日進展事項】
・3階のクローゼットやトイレ・洗面所用の壁作成
・4階のクローゼット造作開始
(雑感)いつも通り、新規来訪者のためにリノベーションしている建物図面を再掲させて頂きます。
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念。偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビルを購入することを決断。リフォーム会社7社へコンタクトの結果、「東京ガスリモデリング」を発注先に決定。C信託銀行と住宅ローン契約(リノベーション費用含む)を締結し中古ビルを購入しました。(82)よりリノベーション工事が開始され、解体工事が階段室を除き終わり、内装工事が開始されたところです。
1.リノベーションの工事現場/大工道具
4月26日(土)。リノベーション工事が始まって26日が経過しました。この日は土曜日なので、いつもの仕事帰りの夜22時や23時とは違い、昼間に現場見学をしたようで、時間も十分あったようです。ブログを書きながら記憶が戻ってきましたが、この日もいつも通り土曜日の夕刻に、妻に「現場に行ってくる」と伝え、妻の実家から100歩離れたリノベーション現場へ走って様子を見に行っていました。簡単に現場に行ける点こそが近居の醍醐味です。
さて、上の写真についてですが、私は全くの素人ですので、このような簡易組み立て式の作業台一つをとっても、「なるほど」と感心し写真に収めておりました(笑)。玄人からすると何が面白いの?と冷ややかに見られるかもしれませんが、このような簡易式の作業台を利用する知識・経験・常識こそが、「職人」と「素人」の差であり、仕事に対してお金が発生する根本的な仕組みだと思っています。
この頃以降、リノベーション工事は、3階を主な作業場として大工さんが木工作業を進められていくことになりました。段々と現場らしくなってきました。
2.着工後の施主側実務(インターネットとTV、雨漏り問題、天井高さ変更)
着工してしまった後は、施主はのんきに見学だけしていたと、皆さんは思われるかもしれません。しかし、実際には現場作業中にしか分からなかった事項・問題が出てきたり、作業途中で施主やリノベーション会社の方が思いついたNiceなアイデアを実行するために、現場確認をしたり打ち合わせをしたりと、意外と行うことはあるものです。
本日は、4月1日以降リノベーション工事が26日間(土日含む)経過する間に、施主が何をしていたかをお話しさせて頂きます。今後、ビルのリノベーションを行われる方のスケジューリングや心構えのお役に立てれば幸いでございます。
1)インターネットとTVの件
TVについては、場所柄、通常のTVアンテナではTVの映りが非常に悪い地域ということが分かっています。対策の方向性としては、「ひかりTV」と「フレッツTV」の2タイプの有料TVの導入検討を行いました。 と、偉そうに書きますが、実際には東京ガスリモデリング担当者の方が調べて下さいました。
ひかりTVはTV1台につきチューナー1台が必要で、1台あたり月額料金が決まっているものであり、各箇所にひかりケーブルの配線が必要となります。
一方、フレッツTVは、インターネット回線を使って、地デジ、BS、CSが観られるものです(室内配線は、通常のTVアンテナ配線を使用)。
皆さんは、なんでそんなことが自分で出来ないの?と思われるかもしれません。写真を3点ご用意しましたので、参照頂きたくお願いします。
リノベーション前には、屋上に大きなアンテナが鎮座しておりました。ただこれが何のアンテナなのか素人には良く分かりません。
4階の階段室付近には、「TV端子盤」なるものがあり、中を開けてみると結構複雑な構成となっていました、こちらも、建物内でどのような配線となっているかは、素人には理解しがたいものがございました。
東京ガスリモデリングの方に相談すると、「地下にTVアンテナを通したりもしますし、インターネットとも絡んでくる話なので、NTTや電気工事屋と相談します」と一手に引き受けて頂いた次第です。
また、インターネットについては、建物構造がRC(鉄筋コンクリート造)なので無線で飛ばせる範囲の確認も必要とのことでした。
こうなってくると、素人は自分がやりたいことを明確にするのが仕事であり、手段はプロにお任せした方が間違いありません(実際にそうでした)。
読者の方には、「分からないことは前オーナーに聞けば」と思われる方もいらっしゃると思います。しかし、前オーナーは、基本的には物件を売却して「すっきり」された状況ですから、買主から売買成立後にあれこれと技術的な質問をするのは、(当方としては)ナンセンスと考えましたので、自己解決を目指したものです。
(助言:一点、私から助言させて頂きます。事務所仕様の建物の場合、換気扇やポンプといったものが全て業務用Specとなります。そのためこれらをそのまま残しておくと、故障した際に修理や撤去・新設のために相応の費用が発生します。住み始めた後は、「極力ランニングコストを下げる」ことが鉄則であり、普通の住宅であれば利用する必要のないものは、リノベーションのタイミングで撤去してことが一番簡単な方法だと思います)
2)2点目は雨漏り問題
『(83)リノベーション工事/2日目 雨漏り報告受領』でお伝えしましたが、雨漏り箇所が特定できないという状況が継続していました。週末に数回、東京ガスリモデリング担当者の方が3階からホースを延ばして散水して原因箇所の特定を試みられていますが、原因場所の特定が出来ておりません。この報告を土曜日に現場(屋上)で説明を受けたりしていました。
3)3点目は、1階玄関の天井高さ変更の現場打ち合わせ
1階玄関の写真が残っておらず文章のみでの説明となりますが、1階天井を外したところ、換気扇や配管の場所が正確に分かり、結果、工夫次第では天井高さを高くすることが出来るようになるとの報告がありました。こちらも現場打ち合わせを行いました。
応用編で4階でも天井カセットエアコンと並行して導入されていた換気扇を無くすことで、天井高さが更にあげられるとの報告があり、現場打ち合わせを行いました。
3.結論
皆さんのリノベーションがどのように進んでいくのか存じませんが、少なくとも当方にはこの他にもやることが色々とありました。事務所ビル独特の法的な対応等もありましたので、そちらも順次、説明させて頂きます。
4.予告写真
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