中古ビルをリノベーションして住んでいるRC4taniです。
当家が中古物件を購入してリノベーションしようと思い立ったキッカケは『近居』を実現するためでした。
どことの『近居』かというと妻の実家との近居です。
当家と妻の実家までの距離は徒歩100歩(笑)。距離にして70mです。ダッシュだと15秒、徒歩は1分、自転車だとカバーを外すのに時間が掛かるので2分、車だと一方通行があるので5分。。。。
本日は徹底的に『近居』の魅力についてお話ししたいと思います。
目次
1.リノベーションを選択した理由は『近居』志望
当家が中古物件を購入してリノベーションしようと思い立ったキッカケは「近居」を実現するためでした。
理由は簡単、共働きなので3人の子供(5歳、3歳、0歳)の保育園のお迎えが出来ないためでした(現在は一番下の4歳児がまだ保育園に通っています)。
妻の勤務時間は19時まであり、私も夜遅くまでガンガン働きます。
よって保育園のお迎えが出来なかったのと、夜ごはんも子供達に与えてあげられないので、妻の実家の協力なくしては生活が回らないためです(私の実家は九州なので両親には頼れません)。
家探しをしていた時、私はマスオさん状態。妻の実家に居候です。
これはこれで、子供のお迎えは妻のご両親にお願いすることが出来て助かったのですが、私だけでなく妻も、親との同居は相互に気遣いして疲れないと言えば嘘になりました。
2.『近居』のメリット
妻も私も子供達も現在の「近居」には大満足です。妻のご両親も、孫3人の成長を嫌という程、見ることが出来ます(笑)。
様々なところで述べられている一般的な近居のメリットは次のようなものだそうです。
当家の感想を朱文字で添えてお伝えします。
- 孫の成長を見せられる (妻のご両親の献身的な世話に感謝していています)
- ご両親の緊急時にすぐかけつけられる (同意。幸いまだ発生していません)
- 子どもの緊急時に、対応してもらえる(急な発熱による保育園のお迎えなど)(何度も助けて頂きました)
- 不在時のサポートをお願いできる(同意ですが本当に困った時だけです)
- 世帯間の交流ができる(子供にとって親以外の大人との接点が増える)(同意)
- 共働きがしやすい(これが最大のメリット)
- 気軽に話し相手になってもらえる(妻の精神安定上、非常に良いことだと実感)
- 経済的に支援してもらえる(真逆です。時給換算でお礼をお渡ししています)
- 生活の知恵を教えてもらえる(料理、洗濯の工夫など)
- 家事の負担が減る(料理、洗濯、掃除、買い物など) (子供の夕飯を毎日作ってもらっています
- 防犯面で安心できる
- 車などを共用できる
- 自治体から助成を受けられる(?。知りません)
都心に家を買ったので住宅ローン返済で苦労しておりますので共働きは必須です。
これが出来ているのも妻のご両親の全面的な協力を頂けているおかげです。
3.近居を実現する最大のポイント
当家の場合はたまたま、妻のご両親が都心にお住まいでしたので、(高いですが)都心に住めれば、通勤、子育て、全てが便利になるという状況だったのは恵まれていました。
このブログを読まれている皆さんの条件はそれぞれ異なっているとは思いますが、近居が出来れば少なくとも子育ては格段に融通が利きます。
その素晴らしい近居も、「近居」というからには、とにかく、両親の家のそばに新たに住む家を見つける、シンプルですがこれを追求する必要があります。
4.近居の障害(当家の場合)
当家の近居の条件は「妻の実家から徒歩5分以内。しかも大通りを渡らないエリア限定」での家探しでしたが、家探しをしていた当時、この条件を満たした新築マンションは3物件のみでした(厳密には大通りを渡った場所にあったりしましたが)。
ただ3物件とも100万円/m2(333万円/坪)もするようなマンションしかなかったですし、私が探していた4LDKの間取りがある新築マンションは都心にはありませんでした。
都心でも4LDKの需要はあったのだと思いますが、そのような物件は専有面積が広くなり過ぎて購入出来る人が極端に減りますので、買い手を探すのが難しい4LDKの物件は都心ではありませんでした(70-75m2の3LDK物件が中心ですね)。
そこで辿り着いたのが中古物件というわけです。
まぁ、新築で安くて妻の実家からも近く、駅からも徒歩10分程度で・・のような物件はありません。家探しは条件に優先順位を付ける必要があります。
5.近居のままがいい
ちょっとここで、近居に踏み切れないという方のために、とある情報ソースから得たデータを披露します。
近居している人に今度、どのような場所に住みたいかという質問に対して、「近居のままがいい」と回答している人の比率は84%にもなっています。
上で述べたように近居のメリットというものは非常に大きく、「妻」の実家がそばにあるケースでは、嫁姑の関係もなく、大変満足度が高い生活を送ることができると考えています(旦那側では、嫁姑の問題が発生するかも。。)。
6.近居にもいろいろな距離感がありますが。。
「近居」には特段、距離に定義があるわけではないのですが、両親と50~100kmも離れて住んでいる状況の方からすれば、車で5分の距離は十分「近居」に該当すると思いますし、徒歩5分程度を近居と考えている方も多いかと思います。
当家の場合はダッシュ15秒(10軒となり)なのですが、徒歩圏内の近居は大きなメリットだと実感しています。
最大のメリットは車を運転できないお祖母ちゃんでも、当家まで歩いて孫を連れてこれる点です。徒歩1分ですから楽々です。
この距離に慣れてしまうと確かに、私も「今のままでいい」と強く感じてしまいます(笑)。
7.近居を手に入れるには中古に目を向けるのがポイント
さて、では皆さんの実家の周辺に満足のいく新築マンション、新築戸建て住宅はありますでしょうか?
見つかったという方は余程運が良い方です、なんとしてでもその物件を購入しましょう!
しかし実際は、殆どの方が新築物件があったとしても「金額面」で折り合いがつかないことが多いと思います。
そこで決めてとなるのが「中古物件のリノベーション(リフォーム)」です。
理由は2つ。
1)新築マンション・新築戸建てと比較して住宅購入費用総額が格段に安くなる
2)物件の選択肢が新築と比較して格段に広くなる
まぁ、当然と言えば当然です。
自分が家探ししている時に条件にあった新築物件が、都合の良いタイミングで出てくることなど殆どありませんから。
8.まずは近場で探してみましょう。
「近居」を希望する場合、まずは実家そばで徒歩5分圏内で中古物件探しをすることをお薦めします。理由は次の3点。
- 近居物件が見つかった場合の満足度が非常に高いため
- 探すのが疲れないため
- 意外に中古物件が多いことに気付くため
一つ目の理由である「満足度が高い」は当然です。近居は近ければ近いほど便利です。車を利用せず行き来出来る距離まで近づくと、本当に楽です(当方が実感)。
二つ目の理由である「探すのが楽」というのは、意気込んで中古物件を探すと言っても範囲を広げると、探すことで疲れてしまいます。まずは勝手知ったるご近所を散歩がてら、フレッシュな目で「中古住宅」探しの目で見てみると、簡単に面白そうな物件が見えてきます。
三つ目の理由ですが、実家から徒歩5分圏内でも十分、中古物件が見つかるのです。
新築願望が強いと気付かないことが多いのですが、毎日、自宅周辺の住宅の観察を開始してみると直ぐに「空き家」を見つけることが出来ます(ポストが封印されている、雨戸がいつも閉まっている等で分かります)。
9.狙い目物件
私が考える近居用、狙い目物件です。
- 隣り合う部屋通しが売りに出ている中古マンション
- 見た目は汚いがRC造の中古戸建て住宅
- 屋根が高い木造中古戸建
住宅って「安く買えた」ことに満足することは購入するまでであり、一旦、住んでしまいますと「こだわった箇所」がある物件であったり、通常より明らかに「広い」物件であったり、今回のテーマのように実家との「近居」が実現していることだったりと、少なくともお金以外のことが満たされないと満足できなくなってくるものなのです(体験談)。
そういう意味において、一つ目の狙い目物件ですが、中古を買ってリノベーション・リフォームする場合、新築より安価に物件を購入出来ます。予算が同じなら広い物件をリノベーション物件で手に入れる努力をしてみると面白いです。
例えば70m2の中古マンションなのですが、隣り合っている部屋が売りに出ているケースであれば、耐力壁でなければ隣接している壁を取り壊して、2戸を1戸にしてみると満足いく間取りが出来ると思います。
二つ目ですが、少しお金持ちの方が昔に建てた中古戸建て住宅ですね。RC造であれば60年は住めます。RCの中古戸建て住宅ってないようで、よく見ると多くの物件があります。チェックするのは構造ですね。見た目は一切関係ありません。とにかく、しっかりした作りであるか、メンテナンスがされているか。外壁補修工事をするのが面倒で売りに出されている物件なんか、見た目が汚いので案外、安く買えるかもしれません。
最後に屋根が高い木造中古戸建てですが、天井を外して屋根まで見える古民家風にリのベーションすると、どんな古いお家でもお洒落にまとまります。
中古木造戸建てであれば、いくらでも市場に出ていると思います。
10.おわりに
最後までお付き合いありがとうございました。
本日は「(192)リノベーションで実現させる「近居」」という話でした。(続く。次の記事『(193)エアコン取り付け場所(リノベーション編)』へ)
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★参考にさせてもらったページです(^^♪→リフォームのダンドリ徹底解剖【ホームプロ】
リノベーションブログ著者からのご挨拶/狭小中古ビルを『2割』値引きで購入後、住宅にコンバージョン(リノベーション)して住んでいます