リノベーションブログを書いているRC4taniです。(→プロフィール)
いつの時代になっても変わらないと思うのですが、結婚すると欲しくなりますね、「マイホーム」。
私は33歳で結婚して40歳の時に子供が3人いる状態で中古ビルをリノベーションして人生初のマイホームを手に入れました。
東京に住んでいますが、山手線の内側に延床面積172m2の土地付き戸建て住宅を手に入れることが出来たのもすべてリノベーションのお蔭です。
「本来の用途とは違った用途で使用する」というリノベーションについて、私のリノベーションブログの目次もかねて『リノベーションとは』というテーマで書いたのが本ページです。
世の中には予め用意された「仕様」を組み合わせていくだけの大手ホームメーカーの「なんちゃって注文住宅」だったり、画一的な田の字型の間取りと、若干の設備仕様の違いだけでマイクロ差別化を図っている「既製品新築マンション」が数多くあります。
一言で言えば「画一的な住宅」が溢れているということです。
憧れのマイホームは、もっと自由に「自分らしさ」や「個性」を表現できると思っています。
私が現在住んでいる初めてのマイホームは、中古ビルをフルリノベーションした住宅です。
中古ビルの内装を全て取り払いスケルトン状態にした上で、住宅として住めるよう、浴槽、洗面所、トイレ、床材、天井、壁紙、照明、クローゼット、ニッチからドアノブ、巾木に至るまで、妻と二人の希望を詰め込んだ完全オーダーメードの住宅です(中古ビルですが)。
当家にブランドはありませんが「個性」があると思っています 笑)。
1.『リノベーション』とは、不動産の見方が変わる魔法の視点
私は事務所を住宅へリノベーションして住んでいます。
リノベーションで住宅を手に入れるキッカケは、建物を本来の用途と別の使い方をすることを自分で思いついたからです。
2.駅から徒歩9分のエレベータ無しの狭小事務所は、魅力的な中古戸建住宅
駅から徒歩9分のエレベーター無しの4階建て事務所と聞いて皆さんはどのような印象を持ちますか?
駅から歩くと汗ばむ距離にあってエレベーターがないような建物は、好んで入居するテナントさんは少ないですね。
しかし中古戸建て住宅として別の角度からこの物件を見ると違った見え方になります。
東京都内(私の場合は新宿区)において、JRと地下鉄が利用できるターミナル駅から徒歩9分という距離感は戸建て住宅としては御の字です。
エレベーターがなくとも172m2もの居室面積は戸建て住宅としては都内であることを考慮すれば贅沢な広さです。
1.新築マンションの購入、疑問を感じませんか?
初のマイホーム、憧れです。
首都圏に住む1部上場企業のサラリーマンは、資産性を意識して駅近物件に大勢が殺到しています。
しかしちょっと冷静に考えてみて下さい。
大した内装でもない75m2程度のマンションの値段が7,500万円もするなど普通ではありません。75m2で3LDKという間取りも無理があり過ぎます。
5帖や5.5帖を1部屋に数えて3LDKだなんて、地方の方が目の当たりにしたらこう思うはずです。
「俺(私)は地方に住んで居て良かった。東京の人ってバカじゃないの?」
2.サラリーマンが東京で新築物件を購入していては不幸になるだけ
私も新築マンションを購入しようと考えていた時期があるので、上のように言われると反感を持つ人も多いだろうなと理解出来ます。
それでも中古を購入してリノベーションして住むことで、安価に広くて個性のあるオンリーワンの住宅を都心に購入出来た体験を幸い出来ましたので、敢えて新築マンションを購入しようと考えている方々へお伝えしたいと思います。
新築マンションを購入するのはいつでもできます。その前にこのブログを2時間だけ読んでみて下さい! (おいおい、ブログの宣伝かよ 笑)
狙った立地に安価で広く、おしゃれな住宅を手に入れることが出来る住宅購入方法、それが「リノベーション」です。
(以下、書きかけです。すいません)
1)「自分らしさ」を安価に手に入れる手段

中古住宅の中には、好立地の物件でもサラリーマンでも手の届く価格の物件が数多くあります。新築にこだわる必要はありません。中古マンションや中古住宅を安く購入して、浮いたお金で内装に力を入れたリノベーション物件は、新築では絶対に手に入れられないような立地、希望した場所に、素敵な「自分らしい」住宅を手に入れることが出来ます。
リノベーションとは、「自分らしさ」のある住宅を手に入れる手段です。
2)自分の感性やセンスの良さに気づく瞬間
リノベーションでは、自分の理想を具体的に「間取り」や「デザイン」に落とし込んでいく必要があります。しかし、自分には「デザインセンスがない」と不安に感じる必要はありません。
「こんなお家に住んでみたい」「こんな部屋だったら素敵」という希望は、事前に雑誌やインターネットの画面をスクラップ(ノートに貼りつける)しておきましょう。後日、リノベーション会社の設計士・建築士の方に相談した際、具体的なイメージを伝えることが出来るので、打ち合わせが弾みます。
リノベーション経験が豊富なリフォーム会社・リノベーション会社の担当者が、あなたが提示したスクラップ帳を参考に、過去の事例や各種建材サンプルを提示しながら、あなたの漠然とした理想を形にしてくれます。
その過程で、自分では意識していなかった自分の美的センスや感性を、形に表現できる喜びに気付くことが多々あります。
リノベーションとは、自分でも気づかなかった感性やセンスを表現する機会をあなたに与えてくれる素晴らしい手段です。
3)夫婦仲を深める協働作業
夫婦の協働作業は数多くありますが、自分達の「終のすみか」を1からデザインしていく作業ほど、夫婦間で密に言葉を交わすことはないでしょう。
結婚式の打ち合わせ作業のように1度だけのための打ち合わせではなく、今後、何十年と住んでいく住宅についての会話は自然と交わす言葉の数も増えます。
オープンキッチンがいい、タイルのある洗面所がいいなど、希望に胸を膨らませながら「夫婦だけの個性あるオンリーワンの家」を作る協働作業は、夫婦仲を自然といままで以上に良好なものへと変化させてくれます。
リノベーションとは、理想の住宅について意見を交わすことで、夫婦仲を深めてくれる協働作業なのです。
4)住みたい街、住みたい場所に住む手段
人口密度が高い日本では、良い立地の場所には既に何がしかの建物があるもの。
新築マンション、新築戸建てにこだわっていては住宅の選択肢は限られます。
しかしマイホームを考える場合、新築物件でなく、中古マンション・中古戸建に目を向けると、物件の選択肢は新築と比較すると格段に増えます。
「実家のそばに住みたい」「子供が6年間通う私立小学校のそばに住みたい」「都心にある会社のそばに住みたい」。そのような希望を叶える可能性を大きく高めることが出来ます。
つまり、リフォーム・リノベーションとは、中古物件に目を向けさせてくれて、「住みたい街、住みたい場所に住む」という、ごく自然な希望をかなえさせてくれるキッカケとなるものなのです。
5)ライフスタイルの変化の最先端を行く、住宅購入の方法
1970年代、多くの人が郊外に出来た団地生活に憧れていた時代もありました。
娯楽と言えば麻雀、デートと言えばスキーという時代もありました。
ところが時代は変わり、若者が車に見向きもしない、携帯でSNSを通じて会話するのが普通という世の中になりつつあります。
住宅購入においても、確実にライフスタイルは変化してきています。
信じられないかもしれませんが、「新築」に固執しない若者が増えています。
理由は高くて買えないということも勿論あるとは思いますが、「中古を買ってリノベーション」した方が、安くおしゃれで個性のある住宅を手に入れられ、生活の質が高まるということに気付き始めているのです。
気付きにくいかもしれませんが、リノベーションとは、ライフスタイル変化の最先端を行く住宅購入の方法なのです。
6)デザイナーや一部マニアックな人だけのためのものではなく、サラリーマン、公務員の方も挑戦しています。
リノベーションというと、雑誌でも個性ある住宅が多く紹介されていますので、どうしても、デザイナーだったり、一部、マニアックな方のための住宅購入方法と思われがちです。
しかし、リノベーション雑誌Livesでも言われていますが、リノベーションに興味を示されて実際に挑戦されているのがマニアックな方が中心だったのは昔の話です。
現在はサラリーマンや公務員の方、若いOLさんなどが、積極的にリフォーム会社、リノベーション会社に相談されています。
リノベーションとは、デザイナーやマニアな方だけのものではなく、既にサラリーマンや公務員の方などが「普通」に住宅購入の方法として選択するものとなっているのです。
7)国も進める中古住宅(ストック)活用
先進国、とりわけ日本では、人口減少や高齢化が進み、空き家が急速に増加しています。背景には日本においては、新築信仰があり、これまでは耐久年数が短い住宅をどんどん作ってきました。結果、品質の低い中古住宅が溢れかえりはじめています。
国も、エコリフォームやエコ住宅に対する支援を発表して中古市場の活性化に本格的に取り組みはじめています。
リノベーションとは、国もサポートする中古住宅(ストック)活用の手段です。
8)資産構築の手段
不動産投資はマンションを購入して転売するだけではありません。
築100年を超える住宅が殆どの欧州では、外装はそのままに内装だけ徹底的にリフォーム・リノベーションして、外見からは想像も出来ない程、素晴らしい内装の家が殆どです。
最近では一部の方が『住宅購入⇒自ら住みながらDIYでリノベーション⇒住宅売却⇒利益⇒以前よりも大きな住宅購入』のサイクルを回され始めています。
つまり、リノベーションとは、住みながら住宅資産の価値を高める手段でもあるのです。
2.リフォーム・リノベーションで出来ること
それではリフォーム・リノベーションで出来ることをお伝えしたいと思います。
⇒リフォームとリノベーションの違い
1)閉鎖的なキッチンを開放的なオープンタイプ・キッチンに変更する手段
一昔前に流行った「ロの字型」のカウンター開口部のあるキッチン。いざ住んでみると、思ったより閉鎖的だと感じていませんか?
リフォーム・リノベーションすれば自然と会話が弾むオープンタイプのキッチンを手に入れることができます。
一度、オープンタイプのキッチンを使ってしまうと、一人黙々と料理を作ることになるキッチンが独立したタイプの家には戻れないと強く感じます。
リフォーム、リノベーションとは閉鎖的なキッチンを開放的なオープンタイプ・キッチンに変更する手段です。
3.リノベーション業界とは
1)やりがい、達成感が大きい仕事
リフォーム・リノベーション案件は全てオーダーメード。
「同じ部屋を売る」「画一化された同じ戸建住宅」を売るのではありません。
ハウスメーカーやマンション業界で仕事に対する変化がなくなってきた場合は、思い切ってリフォーム・リノベーション業界に飛び込むと、毎回、条件の異なる物件、内装を手掛けることが出来て刺激的な毎日を過ごせます。
リノベーション業界は、お客様の多種多様な要望に応えつつ、お客様の期待を上回る提案が出来た時の達成感は非常に大きなものがあります。
2)女性が生き生きと働ける職場
人類の半数は女性。女性の「きれいなもの」「かわいいもの」に対するセンス、感性は、住宅を扱うリノベーション業界において多くの活躍の場を提供してくれます。
【リノベーション会社の女性担当者のこだわりデザイン記事】
3)高いコミュニケーション能力が求められる業界
知識の乏しい顧客を相手にするリノベーション業界。
顧客との「言った、言わない」「思ったものと違った」というような行き違いが少なからず発生します。
そのため、リノベーションではお客様もリノベーション会社側も高いコミュニケーション能力が求められます。
言った言わないを避けるために、打合せ後には必ず議事録を残すことをお勧めします。
私がリノベーションを依頼した東京ガスリモデリングは、打合せ後、必ずその場で複写式の紙で議事録を作成し双方でサイン。もめ事なくリノベーションを行えました。
3.おわりに
このページは『中古ビルを購入&リノベーション』というブログの一部です。
リノベーションにご興味を持っていただけましたら、私が体験した「リノベーションの紹介ページ」を併せてご参照頂ければ幸いです。
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