(48)東京ガスリノベーションへリフォーム・リノベーション発注内示

~これまで の あらすじ~
都心で4LDKを探したところ、新築マンションは高過ぎて断念偶然みつけた地下室付4階建中古事務所ビルを購入することを決断。売主から頂いたローン締結までの猶予期間は10月末から12月11日までの6週間。リフォーム会社7社に直接コンタクトして、5社よりリフォーム・リノベーション提案を受けたところです。

1.発注者と受注者の力関係

2016-05-22-1
昨日、12月1日(日)にリフォーム・リノベーション依頼先の評価をお伝えしました。夫婦では僅か2名ですが、満場一致で東京ガスリノベーションに依頼すると決めましたが、その旨をお伝えするまでの時間は有効に使う必要があります。

少し説明します。

現在の状況は相見積を取得して相場観を把握した上で意中の会社を決めたという段階です。現時点では、時間の制約があり、全てを完全に決めるには決めるべき項目があり過ぎます(例:発注前にドアのぶ一つの仕様まで決め切ることは不可能です)。

つまり、リノベーションをする場合は、私のように仕様が100%完全に決まっていない状況で仕事の依頼先を決断するケースが多くなります。

実際、東京ガスリノベーションの担当者の方からも、ある程度仕様を決めた段階で一旦、正式に契約書を締結した上で、契約締結以後は「追加変更契約」を随時締結しながら仕様変更⇒施工⇒完工へと実務を進めていく予定と説明がありました。

 

この点は非常に重要です。
私のビジネスの経験から言えば、発注時点が、発注者と受注者の立場が逆転するターニングポイントということです。

端的に申し上げれば、契約書を締結するまでは、圧倒的に発注者側が強いのですが、一旦、発注してしまうと余程のことがない限り、受注者優位(リノベーション会社が優位)となるということです。

勿論、東京ガスリノベーションのご担当者お二人は、発注後に豹変するようなお人柄ではないのですが、私としては少なくとも発注を確定するまでは、発注者側の優位な立場で極力交渉を進め“られる”立場にありますので、その権利を行使しない手はありません。

 2.内示連絡直前のコミュニケーション

では12月1日(日)と12月2日(月)に何をしていたかをお伝えします。

12月1日(日)は提案を受けると共に、我々側の要望や希望をあれこれとお伝えしました。東京ガスリノベーションには翌日12月2日(月)までに見積に反映するよう依頼しました。

その際、私からは「あと少しですが、まだ御社とは決めきれません。仕様変更なので金額がxx万円Upするとは簡単に言わずに、極力価格を維持して下さい」と依頼させて頂きました。

 

結果としては、ある程度の金額上昇のみに抑えられましたので、12月2日(月)の夜11時過ぎに正式に東京ガスリノベーションへ依頼させて頂くことをお伝えするに至った次第です。

3.当時のメールのやり取り

東京ガスリノベーション
東京ガスリノベーション

過去のメールを探してみましたら、当時のメールがありました。実際の交渉の雰囲気をご理解して頂くのに有効と考えますので、極力、原文そのままでコピペして本日のブログ更新とさせて頂きます。

【12月2日(月)のメールのやり取りです】

From: RC4tani
Sent: Monday, December 02, 2013 11:29 PM
To: 東京ガスリノベーション殿
Subject: RE: 東京ガスリノベーションでございます (地名。x丁目 RC4tani殿)

O担当 様、

お見積りありがとうございました。
遅くまで作業ありがとうございます。

架電の通りリフォームを御社へお願いさせて頂きたいと思います。
今後 宜しくお願いします。

折り返し 次回以降の打ち合わせ時間の候補と場所の指定をお願いします。
土曜日は10:30にxxで子供の用事が終わり次第、対応可能です。
12月14日(土)、15日(日)は都合が悪いですが、これ以外の日は対応可能です。

RC4tani

From: 東京ガスリノベーション
Sent: Monday, December 02, 2013 11:02 PM
To:RC4tani 様、

RC4tani様
お世話になっております。
大変お待たせいたしました。
お見積りを修正させていただきましたので送付させていただきます。
金額の変動が発生する主な修正点は以下の通りとなっております。

なお、床の踏み心地を昨日の最後にご確認いただいた際に、やはり固い踏み心地の床材がよろしいとの事でしたので、2・3Fも1F同様、床組を最小限で行った上でフローリングを張る内容に変更させていただきました。(各階入口に段差が発生いたします。10cm未満で抑える計画です。)

防音マットの話もさせて頂きましたが、ご満足いただけるまでの踏み心地に達しない可能性がございますので、上記の様な施工法とさせていただいております。

また、4Fはしばらくはお子様が遊ばれる空間かと思いますので、入口で段差が無い事、床が柔らかい事の方が宜しいかと思い直貼りフローリング(フカフカ)のままとさせていただいております。

<修正点>
◆1F
・玄関框はR型とする ※特注制作の為、結構費用が掛かります。

◆2F
・冷蔵庫上に吊り戸棚設置
・キッチンに食洗機を追加
・TV背面の窓に転落防止手すり設置
・TV背面の窓の外に物干し金物追加
・エアコンは同シリーズの16畳用に変更 ※ご指摘の通り、16畳用でも充分賄えそうです。

・床を直貼りフローリング(フカフカ)ではなく、床組をして1Fと同じフローリング(固い踏み感)を張る

◆3F
・ウォークインクローゼットを造作
・床を直貼りフローリング(フカフカ)ではなく、床組をして1Fと同じフローリング(固い踏み感)を張る

◆4F
・クローゼット造作(1ヵ所)

◆お値引きの件
今回の変更で実際は約40万円(税抜)増えておりますが、何とかその約半分をお値引させていただきます。見積り表紙の18項目をご確認下さいませ。
昨日のお話では、私共に大きなご期待をいただけておられるとの事でした。

機器等のお値引も昨日の段階で出来る限りさせていただいており、今回は私共の努力として約20万円のお値引をさせて頂きました。

この先は、ご契約までの更なる提案や施工品質の面でご満足いただき、『東京ガスリノベーションに依頼して良かった』と思って頂けるよう精一杯のサービスをさせて頂きます。昨日までのご期待をそのままに、前向きなご検討いただきますようお願い申し上げます。

ご連絡お待ちしております。
===メール終わり===

(次回に続きます。次ページ『(49)東京ガスリノベーション リヴィングモア東京西』へ)

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